JOSKASは、日本膝関節学会と関節鏡学会が合わさった学会で、参加者が3000人を超える大きな学会です。
今回はオーラル発表が1つで、医学部の学生さん(入来君)に手伝ってもらった研究を発表してきました。
SynaFlexerという機器を使った膝の単純X線の撮影法に関する研究です。
SynaFlexerは、写真のようなアクリル製のボードで(透明でわかりにくいと思いますが)
膝を軽度屈曲させた状態で単純X線正面像を撮影するための補助機器です。
通常の撮影法や、ローゼンバーグビューという撮影法よりも、
関節裂隙が正確に撮影でき、高い再現性があり、些細な工夫なんですが、非常に有用なツールです。
米国では臨床研究や治験などに採用されていますが、日本ではまだ使用されていません。
UCSFに留学している時に出会いまして、昨年、輸入しました。今後、その有用性を示していきたいと思っています。
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