講演会@東彼杵

東彼杵郡の医師会で講演をさせていただきました。いつものごとく、骨粗鬆症の治療について話してきました。

講演後の質問は、難しいものばかりでしたね、
1)歯科との良い連携方法は? → 私も模索中です。良い理解者を作ることだと思っています。
2)骨折既往のない骨粗鬆症患者の治療継続方法は? → これまた難しいです。続けやすい治療薬の選択と1年ごとのBMD変化で動機付ける、でしょうか。
3)テリパラチドの骨癒合促進効果 → 論文的にはコントラバーシャルですが、胸腰椎移行部のいかにも偽関節になりそうな椎体骨折の症例には私は積極的に使った方がいいと思っています。

懇親会では、現地の整形外科医療の状況についても、いろいろ聞くことができました。
東彼杵郡は、東彼杵町、川棚町、波佐見町の3町からなるのですが、整形外科は、川棚医療センターと4つのクリニック(山本整形外科、にいむら整形外科、実松整形外科、八並整形外科)があるそうです。
東には嬉野医療センター、北に佐世保総合、中央、労災病院、南に大村医療センター、貞松病院などあり、うまく連携をとって、地域医療を担っているとのことでした。
大学病院で研究と人工関節手術ばかりしている僕にとっては、頭の下がる思いでした。

私を呼んでいただいた山本整形外科の山本先生と、ご準備いただいた旭化成ファーマ黒田さまにお礼を申し上げます。


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— posted by 千葉恒 at 03:00 pm   commentComment [0] 

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