ASBMR@デンバー -3

3)デノスマブ(FREEDOM、FREEDOM Extension)

デノスマブの10年の結果について、新しい切り口の解析です。
非椎体骨折の発生率が、1~3年目は2~3%まで下がるのですが、4年目から1~2%に下がることが、2つの集団で確認されています。デノスマブではBMDが10年間上がり続けるのですが、4年目から何かの閾値を超えて、四肢骨折の抑制効果が上がるのだろうと。つまり長く継続する意味があるだろう、という報告でした。

もう1つは、腎機能が低下している患者での効果と安全性についてのサブ解析です。
骨折発生率はCKD stage 3とCKD stage 1、2に差なし、安全性も差なし、カルシウム低下の程度も差なし、つまり、CKD3に使ってもCKD1、2と同様に安全で効果も期待できる、という内容でした。実臨床では、CKD3でも普通に使ってますが、そのままで良い、ということですかね。

4)ゾレドロン酸

新しい効能の可能性です(ZoMARS study)。
BoneMarrowLesion(BML)の患者さん(日本語で骨髄浮腫症候群と言われてたものかと)に対するゾレドロン酸の効果を見るRCTが行われていたのですね。MRIでの骨髄浮腫の改善や、症状のスコアに有意差がついており、効果がある、という内容でした。やや珍しい病気ですので、よく参加者を収集できたなという感じです。

また、UCSF epidemiology のBlack教授のラボからの発表で、ゾレドロン酸治療後の3年間の休薬について、アレンドロネートとの比較の調査が発表されていました。大腿骨(全体)BMDの下がり幅が半分(-1.2%、-2.3%)という結果で、休薬しても効果が持続されやすいという内容でした。

Black教授とは長崎以来、再会できまして、後日、ご自宅にお招きいただく予定です。


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— posted by 千葉恒 at 03:01 pm   commentComment [0] 

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