アトランタ報告

無事にポスター発表が終わりました。
UCSFで行った男性骨粗鬆症では何人かの先生方と質疑応答をしました。
解析結果の解釈を修正した方がいいという内容でした。
 
現行)
①DXAで骨粗鬆症or骨量減少症のグループは皮質骨幅の有意な減少がみられた(橈骨)
②DXAの正常群では皮質多孔性の有意な増加がみられた(脛骨)
③①では脛骨、②では橈骨で同様の変化がみられなかったが、荷重骨/非荷重骨の違い、橈骨と脛骨のvolumeの違いなどが推測される
 
メンターのAndyと相談して、DXA正常群とDXA低値群を一元化して考え、それに当てはまらなかった③を補足的に説明というスタイルをとっていました。
しかし、ドイツのEngelke K.氏(千葉先生によるとご高名な方らしいです)のアドバイスではDXA低値群の橈骨で・・、DXA正常群の脛骨で・・というように解析結果をありのままに記載した方がいいということでした。
いま論文を作成しているところだと報告すると、Engelke氏は「その論文はおれが査読するだろうから、がんばれよ」と言ってくださいました(半分は冗談だと思いますが・・)。
 
野球肘に関してはあまり質疑応答などはなく、5人ぐらいの方がポスターの写真を撮っていました(男性骨粗鬆症よりもこちらに質問が殺到するかなと思っていたのですが・・)。
心の中で「まねしていいけど、ぼくが論文を書いてからにしてね」とつぶやいていました。
 
HR-pQCTの研究者が集まるScanco Meetingで千葉先生が野球肘の撮影についてプレゼンをされましたが、そちらの方は反応がよかったです。
撮影風景の写真は先生のプレゼンだけでなく、Andyのプレゼンでも使われ、さらにぼくのポスターにも入れていたので、顔は覚えてもらったのではと思います。
少なくともNagasakiは肘をやっているというのは多くの研究者に伝わったはずです。
 
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— posted by 佐田潔 at 11:55 pm   commentComment [2]  pingTrackBack [0]

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