貼り紙

先日、こんな貼り紙がエレベータの前にしてありました。

‘Interested in research? Skiing? A free DXA scan ?!’

‘bone mineral density (BMD)に関して、フリースタイルスキーの効果をリサーチするためにアスリート募集中’ とのこと。
 
一般的に測定されているように、DXAで骨密度を測定するみたいですが、その対象がアスリートを募集しています。

しかもその条件は、
18-35歳を満たしていて、かつ
ハイレベルなフリースタイルスキーやスノボ経験者
もしくはフリースタイルではないイベントでの、ハイレベルなスキーやスノボ経験者


ちなみに、フリースタイルスキーについて調べてみると、、、
スキーで滑走しながらエア等の曲芸を行ったりするスポーツである(Wikipediaより)。
テレビで見たことのあるモーグルはその内の一つらしく、だとすると、かなりハイレベルなアスリートが対象なのでは?
果たして、このレベルのアスリートがこのキャンパスにどれだけ存在するのでしょうか? (もちろん外部でも募集しているとは思いますが)
コロラドでは、ウインタースポーツも盛んで、冬期にはワールドカップが行われており、スキーリゾートもたくさんあります。
コロラドならではのstudyではありますが、どのくらいの人が集まったのか気になるところです。

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— posted by 白石和輝  at 06:12 pm   commentComment [0] 

連日の講演

先週は連日の講演でした。お昼に1時間程度の時間です。

火曜:University of California San FranciscoのResearch Assistantの方の講演。放射線科で専門は、MRIを使った血管のプラーク、大動脈瘤などを中心とした血管系の話。

水曜:整形外科研究グループからのお誘いでした。University of Rochester Medical centerの筋骨格系研究グループに所属するprofessorの講演で、テーマは、腱の修復について。解剖や全般的な修復の話から始まり、TGF-βが誘導するanti-fibrinolytic protein(PAI-1)が治療のターゲットになり、癒着防止や腱損傷の瘢痕のない修復につながるかもしれないといった研究の話。

木曜:University of California San Diegoのポスドクの方の講演。現在の所属は整形外科ですが、最近所属したばかり。火曜同様に、血管系に対するMRIを用いた評価でしたが、こちらは骨格筋における血流や酸素消費に関係する研究など、また少し違う色でした。

水曜の講演以外は、放射線科の身内のみが対象でした。整形外科なので、臨床においてMRI画像はもちろん見ますが、血管や血流をMRIで見る機会はありません。
そのため内容は難しかったですが、純粋に高解像度のMRIの鮮明な画像をみたり、ここまでの事ができるのかと新鮮でした。

後日、Julio先生との話の中で質問してわかったことなんですが、火曜、木曜のお二人は、当科への就職つまりassistant professorの枠を巡る候補者だそうです。どちらか1人のみの採用が決まるそうで、今回の講演以外にも他のスタッフ何人かとの面接を順番にやっていくそうです。

自己紹介の中で、2人とも第1著者としての論文や研究に関する実績は驚くくらい十分すぎるにも関わらず、どちらか1人しか採用されないというハイレベルな状況を少し垣間見て、いい経験になりました。

— posted by 白石和輝  at 04:20 pm   commentComment [0] 

生活のための手続き

忘れないうちに、主な手続きについて書いておこうと思います。
ぜひ、色んな情報をシェアしてくださいという有り難い意見もいただいたので、こういう情報もブログにのせていきたいと思います。
あくまで、私の場合です。参考までに。

・携帯電話
普段の旅行では、ポータブルWi-Fiを日本から持参しています。このため、不便に感じたことがありませんでしたが、今回はそういうわけにもいかず、渡米直後から携帯が使えない状態は不便だなと思っていました。そこで、渡米前に調べてみると、日本で使っている携帯のSIMカードを入れ替えるだけで、アメリカでも使えるようになることがわかり、日本で契約してきました。こちらに来てから,日本人留学生が同様にされているのを見て、みんな考える事は一緒だなと。ただ、通話は問題ないですが、Wi-Fiがない環境でのインターネット接続は少し弱い気がしてますが、皆さんどうなんでしょうか。こちらでも、日本と同様に、インターネットとセットで安いプランもあるため、乗り換えるかは今度要検討です。

・水道
Denver waterLink に直接電話する必要がありました。
電話って抵抗ありますよね。最初の難関でした。聞かれたのは名前、住所、電話番号、開始日。
一番心配だったのは、名前が上手く伝わるかでした。英会話の勉強で、アルファベットを伝えるときに、A for AppleやA as in Appleと言いながら伝えて行く場面がありますが、それと同様にしながら僕の長い名前を伝えていきました。後日、請求書が送られてきて、結果は・・・・きちんと伝わっていました。よかった。

・電気・ガス
XcelenergyLink に登録しました。こちらは、オンラインで登録できます。
不思議だったのは、家の電気も水道も手続き前から使えることです。空港に迎えに来てくれたJulio先生からも、鍵をもらったら今日からでも住めるのに、どうして今日はホテルなんだと言われましたが、本当にそのとおり、手続きは後からでも十分ということなのでしょうか。

・インターネット・ケーブルテレビ
インターネットとケーブルテレビはセットで、XfinityLink に登録しました。オンラインで登録できます。
インターネットでも不思議だったのが、町中にこの会社のWi-Fi spotが無数にあることです。契約後に登録すれば使えるようになるため、予約した工事日までは家でもしばらく使っていました。

・その他
 ●日本のクレジットカードが使えない事が多い。
  アメリカの5桁のZIPコードが必要で、紐付けされてないとダメ、もしくはその会社のセキュリティーの問題だと思います。
 ●請求書は、住居証明代わりになる。lease(賃貸契約書)と一緒に、もしくは代わりに住所の書いてある請求書の方を求められる場面もあります。


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通勤途中の風景。猛暑続いてます


— posted by 白石和輝  at 04:25 pm   commentComment [0] 

映画館

こちらに来たら見に行こうと思っていた、トイ・ストーリー4Link を見に行きました。
前回のトイ・ストーリー3は、完璧な終わり方と言われるくらい続編があるような終わり方ではなかったし、予告の段階から我が家では話題になっていました。

映画館はNorth fieldLink のシネマボックスに行きました。
割と大きなショッピングモールの一角にあり、目の前に噴水があって、なんかアメリカっぽい。

館内は、日本とあまり変わりありませんでしたが、お客さんが持っているポップコーンやジュースが大きい。ほんとに、すごいですよね。ずっと食べたり飲んだりしてないといけなくなりそう。
ただ値段は割と高く、節約生活の我が家には敵で、目をつぶりました。

内容は、これまで通りの面白さで、字幕なしでも理解できたし、十分楽しめました。自分の英語の能力を考えると、あまりハードル高くないほうがいいですね。
ただ、終わった後は前作と同様に寂しい感じが・・・。
あと、どこに行ってもそうなんですが、子供には寛容な国なので、子連れで見る人達には気が楽かもしれません。


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— posted by 白石和輝  at 04:09 pm   commentComment [0] 

研究室

こちらは猛暑日が続いております。日差しが痛いくらいで、日焼けしないようにすることを諦めました。
さて、私の所属する研究室の紹介です。

University of Coloradoには4つキャンパスがあるんですが、その中の1つ、Anschutz medial campusLink に通っています。
Anschutz medical campusは広すぎて、まだ全部を回ったことはありませんが、医学部、歯学部、薬学部、看護部、公衆衛生、大学院と主に6つから成り立っており、大学病院と小児病院を併設する大きなキャンパスです。

さらに、研究室の建物もいくつもあり、私の留学先は、放射線科(Department of Radiology)です。その放射線科の研究室もさらにたくさんあって、
私の所属はiQLabLink です。
私のボスは、Julio Carballido-Gamio先生で、メキシコ人。奥さんは日本人ですが、日本語は分かりません (おそらく)。この間気づきましたが、箸の使い方は上手。日本食も好き。非常に優しく親切で、プライベートでも家族ぐるみで仲良くさせてもらっています。

先生はもちろんご高名な方ですが、専門は、各イメージングモダリティを利用した画像レジストレーションです。画像レジストレーションとは、簡単に言えば、異なる2つの画像に対して、最適化された幾何学的位置合わせを行い、できる限り一致させるようにするプロセスのことです。その結果を基に、統計学的マッピング(statisitical parametric mapping: 下記画像) で形態計測を解析したり、2つの違う機器でとった画像を融合(fusion)させたりもできます。我々整形外科が手術で使うナビゲーションシステムも画像レジストレーションの応用です。
原理はやや複雑で、行列やら微積やら、懐かしの数学のオンパレードですが、コンピュータってすごいですね、もちろん先生のプログラミングがあってこそなんですが。

現在は、マンツーマンで先生の指示のもと、次のステップに移っています。やっていくことは、日本と同様にHR-pQCTやもしくはQCT関連です。また、報告します。

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— posted by 白石和輝  at 03:27 pm   commentComment [0] 

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