国勢調査

アメリカの国勢調査がスタートされており、各世帯にオンラインパスワードを記載した書類が届けられています。

この国勢調査は、アメリカ合衆国国税調査局によって、10年に1度実施されているみたいです。
10年に1度・・・・、これも貴重な経験??

提出は、法律で義務づけられてます。
提出しない家庭には、通知が何度も郵送されてくるようなので、早速オンラインで提出しました。

内容は、割とシンプルで、家族構成、名前、生年月日、人種、その住所に住んでいるか、他の住居人はいないか、などです。

日本語を選択しようと思えばできるし、分からなければ日本語でも問い合わせ可能というアメリカらしくないところがあって、
これに重きを置いてるんでしょうね。

印象的だったのは、配偶者や子供との関係性を選ぶ時の選択肢が多くて、多様性のある、この国ならではですね。

この結果は、冬頃に分かるみたいです。

ここに居た証が、刻まれました。


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— posted by 白石和輝  at 03:57 am   commentComment [0] 

どうなる??

ついに、コロラド州にStay at home order (外出禁止令)が出ました。
携帯に、わざわざ災害情報のように知らされ、アラートがうるさく鳴り響きました。
生活はこれまで通り、僕か妻のどちらかが買い物などの必要最低限の外出くらいで変わらないですけど、
改めて通知されると、暗い気分になりますね。
人と触れ合わないようにして遊ばせていた公園の遊具もその前に閉鎖され、子供も行くところもなくなりました。
その上、家にいる以上は、子供の勉強を見たり、世話をしなければいけません。
家で仕事や勉強しようにも時間が減ってしまい、みんな困っています。

大学の再開は、この法令にあわせるとなると、事実上の延期になります。
ただ、この法令が出る前から、閉鎖していたので、さらに再開のタイミングは難しくなったでしょうね。
今は、限られた留学期間が、一日一日過ぎていく悔しさと悲しい気持ちしかありません。


— posted by 白石和輝  at 02:14 pm   commentComment [4] 

グランドラウンド 2020年3月 

2週前になりますが、3月のグランドラウンドは、予定を変更して行われました。
日本も同じ状況だと思いますが、講演会は全てキャンセルになっています。
変更された内容は当日知ったのですが、大学の役職( Professor/Associate Professor/Assistant Professor)に関する事や、
研究助成金に対する説明や支援に関する事でした。

今回の内容で気になったのは、academic metricsについてです。
日本語訳したら、学術指標といったらいいのでしょうか??
役職にapplyするためには、こういうのを指標にしましょうということで、下記が示されていました。

・Number of PubMed papers (total)
・Number of PubMed papers (per/yr)
・Number of PubMed papers (1st or senior author)
・h-index
・RG percentile score
・Number of Grants (total)
・Number of Grants (Federal/DDD/NSF)
・Number of Grants (Society/Award)
・Number of Grants (Industry)

この中で何だろうと思ったのが、h-indexとRG percentile scoreでした。
研究者の中では、もしかしたら常識なのかもしれませんが、恥ずかしながら僕は知らなかったので、ここに残しておきたいと思います。

その時の説明は、
h-index: number of highly impactful publications a researcher has published.

・Assistant professor = 1-10
・Associate professor = 10-20
・Professor = >20

RG score: Measures scientific reputation based on how your work is received by your peers
でした。

この時は、何の事かさっぱり分かりませんでしたので、後で調べてみました。

h-indexに関してはココLink がわかりやすかったです。

つまり、ある研究者が、どれだけ被引用数の多い論文を、できるだけ多く発表しているかを表したものになるみたいですね。
単に発表が多いだけで、その多くの論文が引用される事が少ない価値の低い論文だった場合、評価を下げてしまいます。

一方で、RG scoreは、ココLinkココLink が参考になりました。

RGとは、ResearchGateの略で、2008年からサービスを開始している研究者のためのソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)です。
この中での活動、主に、他の研究者とのやりとりを行うことで評価され scoringされる仕組みみたいです。
登録していれば、自分の論文が読まれた数、web上でのCV登録、人気の論文の通知設定、論文のダウンロードなどのサービスもできるとのことでした。

なるほど、どういうものか分かったのですが、日本の一流研究者の間では、これらは浸透しているんでしょうか???
やってる人に、感想を聞いてみたいです。

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近くのスーパーの棚は、こんな事になってます・・・・


— posted by 白石和輝  at 12:22 pm   commentComment [0] 

とうとう

恐れていた事態になってしまいました。
大学から、自宅勤務の要請がでました。
今日から、大学でworkすることができなくなってしまいました。
コロラド州に患者第一号が出たのは、ついこの間だったのに、あっという間に事態は急転しました。

キャンパスの閉鎖は、とりあえず一時的ではあるようですが、状況次第では延長も考えるとのことです。
ただ、世界の流れを考えても、今の状況がすぐに改善するのは厳しいのではないかと思います。

ましてや、この国は、日本と比べると、予防の概念がないに等しく、不完全な医療制度を抱えています。
日本ですら、終息には、もう少し時間がかかりそうですよね?
アメリカでの終息には、さらに時間がかかる可能性があることを心の中では本人達が一番分かっています。

ちなみに、マスクは、病気の人の象徴らしいです。
ましてや、アジア人の我々が予防のためにマスクをしているとなると、、、想像の通りです。
文化の違いって、恐ろしいですね。

現状としては、若干のパニック状態に陥っています。
店内の陳列棚は空が目立ち、レストランやバー、ジム、映画館の閉鎖、公共施設の閉鎖、イベントの中止。
それに伴う失職や犯罪の増加の懸念と、自己防衛のための銃の購入の増加。
MLBやNBLといったスポーツ関係も、早くても夏頃に再開できればと想定しているようです。

なので、今、アメリカに来ると、非常につまらないと思います。
何もできないですし、行くところもないです。
今後は、州ごとの封鎖(lockdown)の可能性もあるとのことです。

こんな状況で、ここで取り組むはずの研究もできない、講演会もない、ミーティングもないとなると、留学の意義は・・・??
取り組んでいたプロジェクトは、終わってしまいましたしね。
自宅でといっても、家には元気が有り余った子供がいて、学校の再開も未定。

しばらく様子を見るしかないのが現状ですが、僕のような形態で留学している人にとっては、ここに居る意味を考えてしまいます。
最悪の場合、この状況が継続して先行きも不透明なら、留学の中止も考える必要があるのかなと思っています。


— posted by 白石和輝  at 03:22 pm   commentComment [2] 

さらには

大統領により、国家非常事態までも宣言されてしまいました。
それを前後して、来週から子供達の学校も休校が決まりました。
あわせて、公共の施設も閉館や人数制限を発表し、色々と制限が加わっています。

店の雰囲気も急に異常になってきました。
妻が行ったcostcoは開店前から長蛇の列で、中も警備員だらけ。

大衆心理としては、さらなるウイルス拡大に伴う物流のストップを想定しての行動のようです。
警備員は、店内のトラブルの増加を想定しているためだそう。

車に乗った状態での無料のスワブ検査も、時間と台数を制限して始まっています。

まさか留学中に、このような事態になるとは思ってもみませんでしたが、
大都市ではhate crimeのニュースLink も何件かあったり、なんだか凄い雰囲気になってきました。

今の住んでいる環境では、その辺は全然心配していませんが、
外出しても英語で話すことと、ここにずっと住んでるんだぜアピールは、いつもよりも心がけるようにしています。


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— posted by 白石和輝  at 12:24 pm   commentComment [0] 

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