リスニングの練習の内容が点字(Braille)についてのもので,日本の紙幣には点字が使われていて,これは世界的には珍しいことだと,そのテープは言うのです.
さすが,日本!
硬貨も触っただけでいくらかわかるし,日本のものは何かと褒められることが多いです.(味覚のところでUmami(旨味)は日本語がそのまま使われていると言われましたし)
でも待てよ.昔のお札には確かに丸いドーナッツ型のポッチがありました.でも,今はないような….
その日は日本人が僕だけだったので,日本の話題は当てられてしまう.
もしかしてあのホログラムのことか.でもホログラムって英語でもホログラムって言うのかとパニックに.旨味の時は,日本人が発見したと言ってうまくかわしたけど,これはやばい….
案の定,当てられてしまい,
「日本のお札に点字があったのは知ってた?今日,日本のお札持ってる?」と聞かれ,「残念ながら今日は持っていない.昔のお札にはあったけど,今の新しいお札にあるかわからない」と,しどろもどろで答えました.
すると,僕の斜め前に座っている人が,「どうして日本人なのに知らないのかしら?」とでかい声で言うのです.この人は,人の回答を毎回けなすことでクラスでは有名です.じゃあ,自分の国のお金のことをあなたは全部知っているのかと,言いたくなりましたが大人げないのでやめておきました.
悔しかったので,帰ってからネットで調べてみました.
新紙幣は
- 肖像画の右下に千円札は横線、五千円札は八角形、一万円札はカギ型の記号がある
- 肖像画の右側に縦の透かしがあり,千円札は1本,五千円札は2本,一万円札は3本ある
- お札の幅は一緒だが,長さが5mmずつ違う
- 左下のホログラムの形が違う
とのことでした.
知らないことばかりでした.でも,触っただけで判別するのはけっこう難しいかなと….
ちょうどこのブログを書いている時に,Yahooニュースで見たんですが,5月12日から発行される五千円札は,ホログラムを覆う透明シールが楕円形から長方形に大きくなるそうですね.
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