骨粗鬆症の新薬は相変わらず出る気配はありません。
その状況を受けた今、大きく2つの方向性があると感じました。
1)
その1つは、Rare Bone Disease(RBD:希少疾患)です。
RBDはそのほとんどが難病ですが、近年かなり効果のある新薬が開発されてきました。
具体的には、
低リン血症性くる病・骨軟化症(X-linked hypophosphatemia や tumor-induced osteomalacia)に対する
抗FGF23抗体 ブロスマブ Burosumab(クリースビータ Crysvita:協和キリン)や、
低フォスファターゼ血症に対する
アスフォターゼ アルファ Asfotase alfa(ストレンジック STRENSIQ:アレクシオン)、
他には、骨形成不全症(Osteogenesis imperfecta:OI)に対する新薬治験

骨粗鬆症の新薬開発が終焉を迎え、学会は財源を年々失って行っています。
一方で、RBDはその名の通り患者数は少ないですが、単価の高い治療薬が多く、
製薬会社の参入が残されている分野です。そこで、その分野の後押しをしている印象があります。
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