今年も私にとって大イベントである、日本骨粗鬆症学会 若手研究者育成委員会が主催する
「臨床研究サマーセミナー」を無事に終了することができました。
この達成感と燃え尽き感は、今後も毎年続くのかな。しんどそうな、楽しみなような。。
臨床研究サマーセミナーは、骨粗鬆症や骨代謝分野における「臨床研究」の実践的な「ノウハウ」を学ぶ
合宿スタイルの研修会で、今年は下記の内容でした。
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臨床研究サマーセミナー2024
ショートレクチャー:
臨床研究をこれから計画する人へ(臨床研究が働き方やキャリアにどう生きる?)
研究の新規性を探る(文献検索、読み方、整理)
臨床研究をデザインする(CQ/RQ、PECO/PICO、研究デザインの型)
研究費獲得のノウハウ(申請書の書き方:Grant writing)
臨床研究に関する規律・法律(倫理審査、AE報告、補償、COI、臨床研究法)
良質な臨床研究に必要なデータとその収集方法(A-TOP研究などから学ぶ)
臨床研究のチーム構築(CRCの活用)
論文の書き方(本文・図表)
論文の投稿から採択まで(雑誌選び、Response to Reviewers)
グループワーク:
臨床研究を一から立ち上げる
臨床研究ブラッシュアップ
実践形式:
臨床研究のための統計学(入門編、応用編)
実践!Figure作成
臨床研究に役に立つAIやWebsiteいろいろ
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今年から新しい取り組みとして、参加者が自身のPCを使って行う、実践形式の実習を始めました。
特に統計解析を重点的にしており(2時間)、参加者全員にフリーの統計ソフトであるEZ-Rをインストールしてもらい、
実際のデータをお渡しして、データの要約や、群検定、多変量解析まで、実際に作業してもらいました。
小さなトラブルは連発していましたが、大きなトラブルはなく、まぁ成功したかなと思っています。
来年はさらにブラッシュアップできると思っています。
講師陣は下記で、めちゃくちゃ仲よくて、恒例として初日の夜は「ちばチャン」というチェーン飲み屋で
みんなで集まって研究の話で盛り上がる、という、部活みたいな状態になっています。
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日本骨粗鬆症学会 若手研究者育成委員会
千葉 恒 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 整形外科学 講師 (画像評価、薬物治療)
坂本 優子 順天堂大学医学部附属練馬病院 整形外科 准教授 (小児整形外科全般 小児・若年者の骨代謝性疾患 ビタミン D)
蛯名 耕介 大阪大学大学院 医学系研究科 整形外科 准教授 (閉経後骨粗鬆症・グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症・関節リウマチなどの基礎・臨床研究)
野津 雅和 島根大学医学部内科学講座内科学第一 助教 (続発性骨粗鬆症、内分泌代謝疾患)
髙士 祐一 福岡大学医学部 内分泌・糖尿病内科学講座 准教授 (FGF23 関連低リン血症性くる病・骨軟化症、続発性骨粗鬆症、臨床遺伝)
金子 開知 東邦大学医学部内科学講座膠原病学講座(佐倉) 講師 (ステロイド性骨粗鬆症、関節リウマチと骨粗鬆症、ステロイド性大腿骨頭壊死)
北島百合子 長崎大学病院 産婦人科 講師 (婦人科内分泌、女性医学)
飯高 世子 東京大学医学部附属病院 22 世紀医療センター ロコモ予防学講座 特任助教 (疫学、コホート調査)
上村夕香理 国立国際医療研究センター臨床研究センターデータサイエンス部 生物統計研究室 室長 (生物統計学)
長尾 雅史 順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター / 整形外科・スポーツ診療科 特任准教授 (骨・軟骨代謝、スポーツ医学、疫学、臨床研究支援)
旭 竜馬 東京国際大学 医療健康学部 理学療法学科 准教授 (地域コホート研究、脊椎評価、動作解析)
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