ITEM 2026

ITEM 2026に参加してきました。

ITEMは、国際医用画像総合展のことで、何の略なのかな、、
The International Technical Exhibition of Medical Imaging だそうです。
Internationalと称していますが、日本のイベントです。

私は整形外科医ですが、以前より医用画像装置に興味があり、
留学先で、高解像度CTや7T-MRIに関与していた影響が大きいですかね、
ITEMには定期的に参加し、アップデートをしています。

実は昨年も参加したので、今年は行く予定はなかったのですが、
近年、注目のPhoton counting CTが、今までシーメンス1社のみだったのが、
今年のITEMで、キヤノンとGEからもリリースされると聞き、
思わず日帰り出張で、会場のパシフィコ横浜に行ってきました。

Photon counting CTについては、このブログで何回か解説しています。
2012Link2022Link2024Link

従来のCTは、検出機に入ってきたX線をシンチレータで光に変換し、
それをフォトダイオードにて電気信号に変換しています(エネルギー積分型検出器:EID)。

PCCTは、検出機に特殊な半導体を使用しており、X線を電気信号に直接変換することが可能です。
その結果、効率的にシグナルを検出することでき、高解像度、低ノイズ、低線量のCT画像を得ることができます。
加えて、各光子のエネルギーを個別にカウントすることで、X線エネルギー別の画像を作成することもできます(スペクトラルイメージ)。

キヤノンのPCCTLink (Ultimion)ですが、シーメンスのCdTeと異なり、
テルル化亜鉛カドミウム(CZT)を使用しているのが特徴です。
Znを添加することで、抵抗率が上がり、光子収集が良くなるようです。

GEのPCCTLink (Photonova™ Spectra)ですが、Deep Siliconを使用しています。
検出機の構造は、2社とはだいぶ異なり、その名の通り厚いシリコンで、シグナルの検出を底面でなく側面で行っています。
構造上、Z軸の分解能が犠牲にならないか疑問だったのですが、しっかりした回答はありませんでした。

CT以外には、DXAもチェックしてきましたが、
GEのDXAブースには、去年に引き続き、私によるDXA解説のパンフレットを置いてくれていました。

骨粗鬆症の患者数(1500万人)に対して、DXAの設置数や利用数は足りておらず、
今後もこの問題に取り組んでいきたいと思っています。

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— posted by 千葉恒 at 10:06 am   commentComment [0] 

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