HR-pQCT 9周年

HR-pQCTLink2015年に長崎に来てLink 、この夏でまる9年が経ちました。
来年は10周年か。。何かイベントしよう。

この間に立ち上げた研究は「61」
獲得した外部資金は「40」
英文論文Link は「27」
学位をとった大学院生は「11」

研究数に対して論文数が少ない状況は相変わらずです。

原因である千葉ボトルネック問題Link は、私が人工関節グループのチーフ、さらに医局長になり悪化しています。
医局長終了まであと1年10ヶ月! なが! カウントダウンするの早すぎた。

円熟期を迎えた研究グループ(RiBSLink )ですが、
専属の研究スタッフの看護師さん3名に加え、実は、念願の放射線技師さんに2024年4月より参加いただいています。

このように恵まれた研究環境は極めて稀で、
1)研究計画書の作成や倫理委員会の申請
2)研究資金の獲得や管理
3)研究参加者のコーディネートやリスト管理
4)HR-pQCTの撮影や解析 
と、臨床研究で必要な一連の流れの全てに、4名の専門スタッフがそれぞれサポートいただいています。

あとは私たち医師、大学院生がひらすら論文を書くのみですが、、みんな臨床が忙しすぎ!もったいないです。

ちなみに、昨年の8周年の記事Link を見ると、この1年間、全然、問題解決ができてないな。。 って毎年言ってんな!


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— posted by 千葉恒 at 08:33 pm   commentComment [0] 

臨床研究サマーセミナー2024

おわたー!(嬉)

今年も私にとって大イベントである、日本骨粗鬆症学会 若手研究者育成委員会が主催する
「臨床研究サマーセミナー」を無事に終了することができました。

この達成感と燃え尽き感は、今後も毎年続くのかな。しんどそうな、楽しみなような。。

臨床研究サマーセミナーは、骨粗鬆症や骨代謝分野における「臨床研究」の実践的な「ノウハウ」を学ぶ
合宿スタイルの研修会で、今年は下記の内容でした。

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臨床研究サマーセミナー2024

ショートレクチャー:
 臨床研究をこれから計画する人へ(臨床研究が働き方やキャリアにどう生きる?)
 研究の新規性を探る(文献検索、読み方、整理)
 臨床研究をデザインする(CQ/RQ、PECO/PICO、研究デザインの型)
 研究費獲得のノウハウ(申請書の書き方:Grant writing)
 臨床研究に関する規律・法律(倫理審査、AE報告、補償、COI、臨床研究法)
 良質な臨床研究に必要なデータとその収集方法(A-TOP研究などから学ぶ)
 臨床研究のチーム構築(CRCの活用)
 論文の書き方(本文・図表)
 論文の投稿から採択まで(雑誌選び、Response to Reviewers)

グループワーク:
 臨床研究を一から立ち上げる
 臨床研究ブラッシュアップ

実践形式:
 臨床研究のための統計学(入門編、応用編)
 実践!Figure作成
 臨床研究に役に立つAIやWebsiteいろいろ

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今年から新しい取り組みとして、参加者が自身のPCを使って行う、実践形式の実習を始めました。
特に統計解析を重点的にしており(2時間)、参加者全員にフリーの統計ソフトであるEZ-Rをインストールしてもらい、
実際のデータをお渡しして、データの要約や、群検定、多変量解析まで、実際に作業してもらいました。

小さなトラブルは連発していましたが、大きなトラブルはなく、まぁ成功したかなと思っています。
来年はさらにブラッシュアップできると思っています。

講師陣は下記で、めちゃくちゃ仲よくて、恒例として初日の夜は「ちばチャン」というチェーン飲み屋で
みんなで集まって研究の話で盛り上がる、という、部活みたいな状態になっています。

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日本骨粗鬆症学会 若手研究者育成委員会

千葉 恒  長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 整形外科学 講師  (画像評価、薬物治療)
坂本 優子 順天堂大学医学部附属練馬病院 整形外科 准教授 (小児整形外科全般 小児・若年者の骨代謝性疾患 ビタミン D)
蛯名 耕介 大阪大学大学院 医学系研究科 整形外科 准教授 (閉経後骨粗鬆症・グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症・関節リウマチなどの基礎・臨床研究)
野津 雅和 島根大学医学部内科学講座内科学第一 助教 (続発性骨粗鬆症、内分泌代謝疾患)
髙士 祐一 福岡大学医学部 内分泌・糖尿病内科学講座 准教授 (FGF23 関連低リン血症性くる病・骨軟化症、続発性骨粗鬆症、臨床遺伝)
金子 開知 東邦大学医学部内科学講座膠原病学講座(佐倉) 講師 (ステロイド性骨粗鬆症、関節リウマチと骨粗鬆症、ステロイド性大腿骨頭壊死)
北島百合子 長崎大学病院 産婦人科 講師 (婦人科内分泌、女性医学)
飯高 世子 東京大学医学部附属病院 22 世紀医療センター ロコモ予防学講座 特任助教 (疫学、コホート調査)
上村夕香理 国立国際医療研究センター臨床研究センターデータサイエンス部 生物統計研究室 室長 (生物統計学)
長尾 雅史 順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター / 整形外科・スポーツ診療科 特任准教授 (骨・軟骨代謝、スポーツ医学、疫学、臨床研究支援)
旭 竜馬  東京国際大学 医療健康学部 理学療法学科 准教授 (地域コホート研究、脊椎評価、動作解析)

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— posted by 千葉恒 at 03:41 pm   commentComment [0] 

大三東

月1の手術応援、島原病院へは島原鉄道で行っています。

鉄道ファンの間では有名な、大三東(おおみさき)駅。

いつも小旅行気分です。

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— posted by 千葉恒 at 09:10 pm   commentComment [0] 

スネーク

玄関でたらヘビがいました。こんなことある?

住宅街に住んでいるんですが。山から降りてきたのかな。

こわいもんなしの我が娘、Aちゃんと捕まえて(捕まえる時パパより前に立つな!)、
こーゆー時の相棒、息子Kくんと車で山に行って、自然に返しときました。

神様のつかいよね。

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— posted by 千葉恒 at 08:56 pm   commentComment [0] 

ヒルデブランド先生訪問

骨微細構造解析のアルゴリズム開発の巨匠、Hildebrand 先生が長崎に来られました。
私にとっては大きな出会いとなりました。

先日の日本骨代謝学会@沖縄で、骨微細構造解析の新しいアルゴリズムの発表があって、
そのポスターを眺めていたら、演者に声をかけていただいて、
解析をやっている人しかわからないようなディープな議論をしていたら、ん?ところで、お名前は? Hildebrand 先生?? 

Hildebrand 先生は、1990年代にETH Zürich(チューリッヒ工科大学)で、
骨梁構造解析の最もコアとなる trabecular thickness のdirect measurement(sphere fitting method)や
structure model index(SMI)のアルゴリズムを開発した、私にとっては超絶に有名人でした。
こんなところで会えるなんて!

私は Ko Chibaだと言ったところ、君か、君の論文は知っているよ、と。
私がUCSFでやった仕事を印象深く思っていてくれたようです。

沖縄での学会の後は東京大学でミーティングがあって、その後、数日間、観光してスウェーデンに帰るとのことで、
その間はフレキシブルなので、長崎でミーティングをしないか?と、お誘いがありました。

嬉しいご提案で、昨日の土曜日に長崎に来ていただきました。

私のラボで2時間ほどミーティングをしましたが、衝撃のシステムを開発していました。
詳細はここでは割愛しますが、うーん、、私が今までやってきた解析のあり方が、将来大きく変わるかもしれません。

ミーティングのあとは、ランチや長崎観光をして、プライベートや仕事の話の続きもして、
空港では今後の再会とコラボレーションを誓って、本当に良い出会いとなりました。

しかし、その日は7月初旬でしたが、めちゃ暑で、すっかり夏でした。
Hildebrand先生らには、日本の夏らしい風景と、地獄の暑さを味わっていただきました。

今回のミーティングとアテンドに付き合ってくれた池永先生には、
ドライバーなどをしてもらってほんと助かりました。ありがとう。1人ではきびしかった。


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— posted by 千葉恒 at 06:41 am   commentComment [0] 

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