[ カテゴリー » 研究 ]

生みの苦しみ

締め切りに追われる日が続いています.
4月下旬に開催されるOARSILink のポスター発表と,9月のASBMRLink の抄録作成です.

生みの苦しみってありますよね.

昔,学生時代に,尊敬する皮膚科の先生から試験前に言われたことを思い出します.
「試験というのは研究に比べれば簡単ですよ.教科書に書いてあること,先人が発見したことを覚えればいいんですから.自分で何かを発見しろと言っているわけではないんです.研究して発表するというのは試験に比べればはるかに難しいですよ」

学生時代は試験に通ることで精一杯だったし,皮膚科って難しい漢字ばっかりで,特に覚えるのが大変でした.
当時は研究なんてしたことないし,確かに先生が言っている意味はわかるけど試験も十分きついよと思っていました.


今,スプレッドシートを見て,悩んでいます.

抄録を書いたり,発表のスライドを作ったりする前に,もう一度教科書を読み直したり,文献を読んだりするわけですが,最近この時間が好きになりました(自分の好きな分野限定ですよ).今までの知識が整理されたり,新しい知識が入ってきたり.
特に文献のintroductionを読むのが好きということに最近気づきました.

楽しい時間は終わり,今度は自分のデータを前にして,これから考えられることを考える…
予想と違う結果だったり,有意差が出なかったり...
苦しい...
現実逃避したくなる...
意識が朦朧としてきた時,先ほどの皮膚科の先生の言葉の意味を知ることになるんです.

確かに,研究発表って試験よりもつらいかもしれませんね.
かと言って,試験はもう受けたくないので,試験よりはマシだと思うようにします.

そろそろ現実逃避を終了にして,抄録作りに戻ります.
それではまた〜



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— posted by 岡崎成弘 at 09:12 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

尾崎教授 SF訪問

尾崎教授がサンフランシスコ入りされました.

到着したばかりのお疲れの中,SFGHで,僕の研究の中間報告と,千葉先生の帰国後の近況報告を行いました.長尾先生と兵庫医大の島崎先生も一緒に聞いていただきました.

私はこの「中間報告」という響きにものすごいプレッシャーを勝手に感じてしまい,また,学位論文のリバイスの締め切りとも重なったことで,ここ2週間くらい精神状態がおかしかったように思います.ちょっと頬がこけたかも...

発表の後,温かいお言葉を皆様からいただき,ほっとしました.
今回の発表で自分の知識を整理することができましたし,鋭い質問(ホント皆さん鋭い!)のおかげで,今後の課題も見えました.

AAOSが開催されているニューオリンズに行くために,滞在期間は短かったですが,私にとって大変有意義な2日間でした.
正直なところ,現状を打破できずに路頭に迷っていたのですが,今回の尾崎教授,千葉先生の訪問で救われたと思います.やっぱり積極的に行かないといけないなと痛感しました.新たな気持ちで臨みたいと思います.

お土産をたくさんいただき,ありがとうございました.家で妻と開けてみてびっくりしました.どうしてこんなに欲しい物がわかるのかと...
重くてかさばるものをお土産に選ぶ基準にしているそうで,先生のスーツケースの大きさからすると,お土産で大部分を占めていたのではないかと思います.本当に感謝感謝です.


4月のOARSI(パリ)でまたお会いできることを楽しみにしております.


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— posted by 岡崎成弘 at 09:28 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

修練医研修 6人目

今年度,最後の修練医SF研修は滝田先生です.
ロサンゼルス空港での乗り継ぎに時間がかかったそうで,一便遅れて到着しました.昼に到着予定だったのが夕方になりました.一人旅だったので,かなりドキドキしたと思いますが,これもいい経験かもしれませんね.

翌朝,OTIのカンファ見学の後,SFGHを長尾先生に案内していただき,Mission bayの僕のラボを見学.尾崎教授をお迎えするために一緒に空港まで移動し,その後,一緒にランチ.夕方は再びSFGHで僕と千葉先生の近況報告をしました.
時差ボケで眠かったそうですが,眠い顔を見せずに偉かったですね.

AAOSに行くので,SFは短い滞在期間となりましたが,今回は尾崎教授と千葉先生がいらっしゃったので,かなり内容の濃いお話が聞けたのではないかと思います.


来年度もたくさんの修練医の先生がサンフランシスコに研修に来てくれる予定です.
若い頃にアメリカの病院,研究室を見学できるのは本当にうらやましいですね.私が研修医だったころは考えられないことで,当時は想像すらしませんでした.SF研修で何かを持って帰ってもらえたら,私もすごくうれしいです.来年度もお待ちしております.


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— posted by 岡崎成弘 at 10:07 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

千葉先生 おかえりなさい

3月8日,千葉先生がSFに到着しました.約半年ぶりの再会です.
ニューオリンズで開催されるAAOSの前に,SFに来てくれました.

千葉先生とはスカイプでミーティングをしたり,メールのやりとりをしょっちゅうしていますが,やはり直接顔を見るとほっとします.
SFの留学生仲間,ラボの同僚との再会も楽しんでおられました.研究の打ち合わせなど,みっちりスケジュールを入れていて相変わらずお忙しいですね.

今の研究のこと,留学生活のことで相談したいことがあったので,ちょうどいいタイミングでした.千葉先生の帰国後の計画も着々と進んでいて,本当に頼もしい先輩です.背中が一回り大きく見えました.


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— posted by 岡崎成弘 at 09:57 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

修練医研修 5人目

2月24日から,長崎大学修練医の小林先生がサンフランシスコに研修に来ました.
千葉先生の頃から数えると今回が5人目になります.

長尾先生にSFGHの案内をしていただき,Stanford大学の磯部先生,UCSFのS先生にラボ見学をさせていただきました.僕のMQIRのラボ見学だけでは伝えきれないことが多いので,先生方には大変感謝しています.小林先生は大学院を卒業後に整形外科に入局したのですが,基礎研究をしていた頃を懐かしがっていました.

SFGHのOrthopedic Trauma Instituteのカンファ,UCSFグランドラウンドは朝早いので大変ですが,超朝型の生活を送っているアメリカの医師の生活が垣間見れてよかったかなと思います.

明日は一緒にナパに行ってきます.今週は天気が悪い日が多いので,明日は晴れるといいですが.


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— posted by 岡崎成弘 at 03:24 am   commentComment [2]  pingTrackBack [0]

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