過去に、このブログに書いてきた、論文の参考書 、英語添削ライト版 に引き続いて、
これから英文を書く後輩の先生方にとって、少しでも参考になればと思います。
〇ライフサイエンス辞書
生命科学領域のデータベースで構築されている電子辞書です。
詳しくは、こちらの記事 に載っていますが、僕は、この中でコーパスを一番使います。
この機能は、気になる単語やフレーズの使い方の指標を示してくれます。
例えば、~のアルゴリズムという英語に対して、algorithm for ~なのか、algorithm of ~ のどちらを使おうか迷ったとします。
その時に、ライフサイエンス辞書にアクセスして、
コーパスをクリック→algorithmを入力、検索。
すると、直前でソート、直後でソートのどちらかを選択しておいたかで、たくさんの例文がでてきます。
ただ、ここで知りたいことは、上述したことなので、次に、集計値をクリックします(最初に選択しておいてもいいです)。
すると集計値で表示された単語が表示され、一語後には、for:28、to:19、in:13と表示され、of:4となっています。
つまり、forが使えるのであれば、それが一番自然な英単語の選択となり、algorithm for ~がこの場合はベターというわけです。
同じようなツールで、Hyper Collocation というサイトも存在します。
〇THESAURUS(シソーラス)
こちらは、類義語を探す辞書です。
論文作成中に、同じ単語が繰り返しになりそうで、それを避けたい時に役立つかもしれません。
英単語だけでなく、句動詞も調べることができます。
実際に、英単語を適当に入れてみると、たくさんの類義語が関連の高い順に出てきます。
ただし、知っている単語が見つかって、それで終わればいいですが、その使い方や、意味の微妙な違いに自信がなかったりする時は、最終的に、英和や英英辞書を使って確認した方がいいと思います。
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