連日の講演

先週は連日の講演でした。お昼に1時間程度の時間です。

火曜:University of California San FranciscoのResearch Assistantの方の講演。放射線科で専門は、MRIを使った血管のプラーク、大動脈瘤などを中心とした血管系の話。

水曜:整形外科研究グループからのお誘いでした。University of Rochester Medical centerの筋骨格系研究グループに所属するprofessorの講演で、テーマは、腱の修復について。解剖や全般的な修復の話から始まり、TGF-βが誘導するanti-fibrinolytic protein(PAI-1)が治療のターゲットになり、癒着防止や腱損傷の瘢痕のない修復につながるかもしれないといった研究の話。

木曜:University of California San Diegoのポスドクの方の講演。現在の所属は整形外科ですが、最近所属したばかり。火曜同様に、血管系に対するMRIを用いた評価でしたが、こちらは骨格筋における血流や酸素消費に関係する研究など、また少し違う色でした。

水曜の講演以外は、放射線科の身内のみが対象でした。整形外科なので、臨床においてMRI画像はもちろん見ますが、血管や血流をMRIで見る機会はありません。
そのため内容は難しかったですが、純粋に高解像度のMRIの鮮明な画像をみたり、ここまでの事ができるのかと新鮮でした。

後日、Julio先生との話の中で質問してわかったことなんですが、火曜、木曜のお二人は、当科への就職つまりassistant professorの枠を巡る候補者だそうです。どちらか1人のみの採用が決まるそうで、今回の講演以外にも他のスタッフ何人かとの面接を順番にやっていくそうです。

自己紹介の中で、2人とも第1著者としての論文や研究に関する実績は驚くくらい十分すぎるにも関わらず、どちらか1人しか採用されないというハイレベルな状況を少し垣間見て、いい経験になりました。

— posted by 白石和輝  at 04:20 pm   commentComment [0] 

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