Zoo

今年は暖冬のようで、先週の日曜は、珍しく20度を超えました。
ですが、その反動か、今週は大雪weekでした。
ただ、トータルで見ると、今冬は雪が少なくて、ラッキーです。

ということで、久しぶりに動物園に出かけました。
Denver Zooは、1986年に開園して以来、ダウンタウンにも割と近くて、人気スポットです。
年間パスポートを購入すれば、夏休みなどにも気軽に行けます。

アメリカの動物園のいいところは、
歩き疲れる程広い、バッファローのような珍しい動物がいる、種類も多いところですかね。
一通りの動物がいる上に、入り口からいきなりライオンがいたり、出し惜しみしないですし。象のショーも面白いです。

ちなみに、こちらの子供達には、Wild KrattsLink とういうアニメ番組が人気です。
内容は、まず、懐かしのむつごろうさんを彷彿とさせるようなKratts兄弟の動物や虫との触れ合う実写で始まります。
その後アニメになり、その兄弟がCreature powerを使い、その動物の特徴を取り入れて問題を解決していく感じです。
Youtubeでも一部見れます。お菓子とコラボしたりいますし、こちらの親達もいい番組だと言っています。
その番組の影響で、動物園に連れて行ってと言われますが、その番組で得た知識を教えてくれるので、こちらも勉強になります。

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— posted by 白石和輝  at 02:39 pm   commentComment [0] 

ノーベル賞公演

2019年のノーベル生理・医学賞を受賞された米ジョンズ・ホプキンズ大学のセメンザ(Gregg L. Semenza)教授の特別公演がありました。

セメンザ教授は、低酸素状態で腎臓がエリスロポエチンを分泌して赤血球を増やし,酸素の運搬能力を上げようとする際に、この反応を活性化するタンパク質を発見。
これをHIF-1(低酸素誘導因子,hypoxia-inducible factor 1)と名付けたのが最初で、後に遺伝子同定されています。

この低酸素反応の研究が評価され、後に、酸素が十分な状態では逆にHIF-1αを減らす仕組みを研究した2人の研究者との共同受賞となったようです。

実は、昨年末に知り合いの家でテレビを見ていると、サイエンスzeroという日本の番組で、偶然この特集をしていました。
麻酔科領域など、低酸素に絡む分野の研究では有名な遺伝子で、虚血の研究をしていた妻とその話をしたばかりでしたが、まさか本人の公演があるとは。
(余談ですが、テレビジャパンというチャンネルでは、日本の番組を放送しています。
永住組のご家庭では、契約されているところもあります。)

公演では、これまでの研究が順を追って説明されていきました。
最近では、低酸素感知以外にも、血管新生促進の働きなどにも着目されており、
腎性貧血改善の薬だけなく、がんや目の疾患に対する治療の研究も進んでいるようです。
最後には、超低酸素環境のチベット族の、この領域の遺伝子変異の研究のお話まであり、内容は多岐に及びました。

発見はもちろんすごいことなんですが、その発見が世の中の役に立つようになるまでの、一つ一つの研究の積み重ねと、
そこに関わってきた多くの研究者の存在が印象的でした。


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— posted by 白石和輝  at 02:15 pm   commentComment [0] 

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