とうとう

恐れていた事態になってしまいました。
大学から、自宅勤務の要請がでました。
今日から、大学でworkすることができなくなってしまいました。
コロラド州に患者第一号が出たのは、ついこの間だったのに、あっという間に事態は急転しました。

キャンパスの閉鎖は、とりあえず一時的ではあるようですが、状況次第では延長も考えるとのことです。
ただ、世界の流れを考えても、今の状況がすぐに改善するのは厳しいのではないかと思います。

ましてや、この国は、日本と比べると、予防の概念がないに等しく、不完全な医療制度を抱えています。
日本ですら、終息には、もう少し時間がかかりそうですよね?
アメリカでの終息には、さらに時間がかかる可能性があることを心の中では本人達が一番分かっています。

ちなみに、マスクは、病気の人の象徴らしいです。
ましてや、アジア人の我々が予防のためにマスクをしているとなると、、、想像の通りです。
文化の違いって、恐ろしいですね。

現状としては、若干のパニック状態に陥っています。
店内の陳列棚は空が目立ち、レストランやバー、ジム、映画館の閉鎖、公共施設の閉鎖、イベントの中止。
それに伴う失職や犯罪の増加の懸念と、自己防衛のための銃の購入の増加。
MLBやNBLといったスポーツ関係も、早くても夏頃に再開できればと想定しているようです。

なので、今、アメリカに来ると、非常につまらないと思います。
何もできないですし、行くところもないです。
今後は、州ごとの封鎖(lockdown)の可能性もあるとのことです。

こんな状況で、ここで取り組むはずの研究もできない、講演会もない、ミーティングもないとなると、留学の意義は・・・??
取り組んでいたプロジェクトは、終わってしまいましたしね。
自宅でといっても、家には元気が有り余った子供がいて、学校の再開も未定。

しばらく様子を見るしかないのが現状ですが、僕のような形態で留学している人にとっては、ここに居る意味を考えてしまいます。
最悪の場合、この状況が継続して先行きも不透明なら、留学の中止も考える必要があるのかなと思っています。


— posted by 白石和輝  at 03:22 pm   commentComment [2] 

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