祖母の死

昨年の夏、母方の祖母が亡くなりました。
コロナ禍の状況からも、日本に帰国して葬式に参加という選択は難しかったです。
結局、留学直前に会ったのが最後になってしまいました。

祖母は、生前、関節リウマチ(RA)を患っていました。
しかし、私が医学部時代には、すでにある程度進行しており、呼吸器の合併症も抱えていたため、強い治療はできずにいました。
そして、田舎に住んでいたので、大学病院の一内科とニ内科の先生の外勤先であり、多くの先生によく声をかけてもらいました。
これもあってか、研修医時代の内科のローテートでこれらを研修させてもらったのも、少なからず祖母の影響があったように思います。
内科なんて10ヶ月しか回ってないのに、5回学会発表して、当時は独身で時間使いたい放題だったし、今でもよく指導してもらったなと思います。

それから、3年目に私自身は整形外科になったものの、祖母も随分と高齢にもなり、何か積極的にできることはありませんでした。
会ったときに、たまに話を聞いてあげるだけだったなあ。
その一方で、今は縁があって、リウマチの研究に大きく携わっており、かれこれ3年くらい経ちます。
学会継続すら悩んでいた時期があったのに、本当に不思議ですね。

昨年は、コロナ禍でモチベーションが下がる時期もありましたが、なんだか尻をたたかれたような気分になりました。
もうすぐ完成するRAの研究論文を提出して、アクセプトされたら、必ず仏前に添えたいと思っています。

— posted by 白石和輝  at 07:11 pm   commentComment [0] 

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