帰国

無事に日本に帰国しています。
最後の最後まで、バタバタでした。
というのも、1週間前の突然のフライトキャンセル、その後の観測史上4番目の大雪と、全く予測不能の事態が続きまして・・・。
最後の最後に、見たこともないくらいの大雪を経験しました。

それでも、出発2日前には、フライトに必要となるCOVID-19の陰性証明のテストのため、病院にどうしても行かねばなりません。
しかし、車も大通りに出るまでに何度もスタックしている状態でした。
すると、事情を知った近所の人が立て続けに出てきて、10人近くで雪かきをして、送り出してくれました。
近所の人達には、今までもたくさん助けられてきたけど、最後の最後まで助けてもらいました。
本当に、いいところに住んだなと感じました。
そして、この雪の影響で、荷物をソルトレークシティのヤマトに送るためのFedExが来なくて、不安にさせられましたが、最終日の朝にようやく持っていきました。
いやー、本当に最後までドタバタで、最後は現地の日本人お友達やアメリカ人が手伝いにきてくれて、なんとかフライトに間に合いました。

そして、国内線に乗ったわけですが、なんと2時間近く遅延しまして。
国際線に乗るために、余裕を持って時間を取っていたにもかかわらず、最終的には、案内されながらjust in time。
ヒヤヒヤしたなー。

福岡国際空港についてからは、再度COVID-19のテストをしました。
私達以外の便は全て欠航で、人も全くおらず、閑散としていました。
この状況では、まだまだ国際学会への参加は厳しいですな。

実に、久しぶりの日本の率直の感想は・・・
平地が少ない、山に家が多い、車が小さい、サクラがきれい、きっちりしている(時間通り、サービス)、建物も密だけど、意外と人が集団でアメリカよりも密だなあ、花粉症が既に心配・・・です。
ソーシャルディスタンスは、アメリカの方が厳しい印象です。
今は、時差ボケと連日の睡眠不足で、片付けしながら、気づいたら寝てます。

こうして、留学生活が終わりましたが、何より家族みんな健康で、なんとか帰ってこれたことはよかったです。
妻や子供達に感謝したいです、ありがとう。

最後に、留学に送り出していただいた尾﨑教授、千葉先生をはじめとする長崎大学整形外科の皆様、同門の皆様、日本人の留学生とそのご家族、現地で出会った日本人家族やアメリカ人家族の皆さん、日本の家族や兄弟の皆様、本当にありがとうございました。
そして、留学を受け入れてくださった、Julio先生やそのご家族に感謝したいです。

今後は、書き残したことを少しアップさせてもらって、帰国後も学会などで特記事項があれば、少しでもアップしていければと思っています。
今後とも、よろしくお願いいたします。


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— posted by 白石和輝  at 12:19 am   commentComment [2] 

祖母の死

昨年の夏、母方の祖母が亡くなりました。
コロナ禍の状況からも、日本に帰国して葬式に参加という選択は難しかったです。
結局、留学直前に会ったのが最後になってしまいました。

祖母は、生前、関節リウマチ(RA)を患っていました。
しかし、私が医学部時代には、すでにある程度進行しており、呼吸器の合併症も抱えていたため、強い治療はできずにいました。
そして、田舎に住んでいたので、大学病院の一内科とニ内科の先生の外勤先であり、多くの先生によく声をかけてもらいました。
これもあってか、研修医時代の内科のローテートでこれらを研修させてもらったのも、少なからず祖母の影響があったように思います。
内科なんて10ヶ月しか回ってないのに、5回学会発表して、当時は独身で時間使いたい放題だったし、今でもよく指導してもらったなと思います。

それから、3年目に私自身は整形外科になったものの、祖母も随分と高齢にもなり、何か積極的にできることはありませんでした。
会ったときに、たまに話を聞いてあげるだけだったなあ。
その一方で、今は縁があって、リウマチの研究に大きく携わっており、かれこれ3年くらい経ちます。
学会継続すら悩んでいた時期があったのに、本当に不思議ですね。

昨年は、コロナ禍でモチベーションが下がる時期もありましたが、なんだか尻をたたかれたような気分になりました。
もうすぐ完成するRAの研究論文を提出して、アクセプトされたら、必ず仏前に添えたいと思っています。

— posted by 白石和輝  at 07:11 pm   commentComment [0] 

別の留学生の会に参加して

今回のベイエリア日本人整形外科の会への参加を通じて、西海岸以外の留学生の参加も多かった点や、研究の結果発表にこだわらない形式、OB参加可能など、印象に残りました。
特にこの状況ですので、全米全体として留学生の人数は減少しているはずで、それは会の人数も減少することに繋がります。
現実として、コロラドの日本人留学生の会(CJRG)も、昨年は20名弱いたはずですが、4月からは6人となります。
ベイエリアの方も同じような背景があると愚考しておりますが、オンラインならではの工夫や試行錯誤をされておりました。

そして、私も違う会に参加させていただき、依頼されたフィードバックをさせていただくことで、会そのものを考えるきっかけになりました。
その過程で、森岡和仁先生からも助言、提案をいただいて、CJRGの幹事である山内さん(Dermatology)と別の会に参加したことをお話させていただくとともに、お二人をご紹介させていただきました。
森岡先生はUnited Japanese researchers Around world (UJA)という留学生団体にも関わっておられ、ここを通して、今後は色んな可能性が広がっていくのではないかと思います。

森岡先生が以前書かれた、医師が留学に対する意義についての和文は コチラLink
すばらしいレビューで、ご一読ください。

UJAはこちらLink  たくさんのコミュニティが紹介されています
宇都宮先生が、ベイエリア日本人整形外科の会をご紹介された記事は、コチラLink

これは留学生の多くに共感してもらえる事だと思うのですが、留学するにあたって、誰か一人でも現地に在住する方に連絡できる事ほど、心強いと思ったことはありませんでした。
そして、昨今の現状を鑑みて、また今回色々と考えさせていただく中で、会の存続や窓口を設ける事は、そういった面にも関わってくるのではないかと感じました。
振り返ってみると、私自身は、ただただ毎回CJRGに参加するのみで、何の役にも立てませんでしたが、
有り難いことに、このブログも色んな方に見てもらっていただけるようなので、帰国後も、何かありましたら、少しでもお力になれればと思います。


— posted by 白石和輝  at 05:14 pm   commentComment [2] 

ベイエリア日本人整形外科の会

ベイエリア日本人整形外科の会で、発表をさせていただける機会を得ました。

ベイエリア日本人整形外科の会Link は、University of California, San Francisco(UCSF)およびStanford Universityの留学生が主に参加されている会です。
この会は2012年に発足し、その起源は、発起人の1人である千葉先生のブログを参照Link していただければと思います。
僕自身とベイエリアの関わりを短く紹介させていただきますと、(リンクは、ほとんど千葉先生のブログを使用させていただきますが)

2013年6月 千葉先生の留学先であるUCSFを訪問Link  
その時に同じ整形外科である、長尾正人Link 教授や森岡和仁Link 先生には、施設見学で大変お世話になりました。
今でも、写真を見るとその時の様子が思い出されます。

2017年9月 Dennis M. Black教授訪問Link
その旅中に、森岡先生とも再開し、留学の本格的な話をしたことが印象に残っています。

2018年7月 長尾正人教授 長崎訪問Link
食事会では、当時、私の留学の話もあったので、激励の言葉を頂きました。

そして、今回、お二人より発表の話をいただいたのが、きっかけです。

発表の内容は、短い時間でしたので、研究の事以外にも、ベイエリアとのつながりやデンバーでの思い出を、手短にスライドにしました。
僕のボスであるJulio先生も、独立される前は、長い間UCSFの放射線科に所属されておられましたし、そこでもベイエリアとの繋がりがありました。
そして、スライドにしてみると、ベイエリアでの交流をはじめ、留学前からたくさんの外国の先生方と交流する機会(T. John Matin教授LinkSteven Boyd教授Link )をいただいており、留学前から恵まれていたなと実感しました。
特に、Boyd先生の長崎観光案内は、一人(少しだけ妻も参加)で緊張しましたが、2019年に学会で再開したときは、留学中にカルガリーに来たら、今度は僕が案内してあげるよと言ってもらえて嬉しかったなあ。
そして、最後の留学後の思い出に関しては、本当に色々あったなあと、僕としても振り返るいい機会となりました。

そして、スライドを作り終えたときに、そうか、留学生活が終わるのかという気持ちが沸きました。
今回は、発表時間が短かったので、改めて記憶に残るような形にしたいですね。

また、幹事であったStanfordに留学中の宇都宮健先生Link (九州大学整形外科、長崎大学出身)とも、新たに交流する機会を得ました。長崎大学整形外科の先生方をはじめ、共通の知り合いがたくさんいるようですし、お兄様もColorado州のvailに留学されていたりと、何かと繋がりがたくさんありそうです。お互い帰国となりますが、またゆっくりお話させていただく機会があればと思っています。

何より、発表後の懇親会では、長尾教授や森岡先生とも、久しぶりにお話できて嬉しかったです。今後とも、よろしくお願いいたします。

このような機会を与えていただき、ありがとうございました。


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— posted by 白石和輝  at 06:23 pm   commentComment [3] 

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