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久しぶりの学会

先月、神戸で行われた第95回日本整形外科学会に参加してきました。
1年ぶりの飛行機すら少し緊張、口演発表もいつもより緊張し、久しぶりって恐ろしいですね。
現地参加者は、このご時世になる以前と比べると少ないとは思いますが、思ってたより多い印象をうけました。
その分、討論や雰囲気を味わえていい刺激になったので、行ってよかったなあと。
ただ、学会の現地参加には、当分は体が慣れなさそうです。

そして、嬉しいサプライズが。
神戸についた当日に、コロラド大学に留学が重なった、新潟大学整形外科のO先生に会うことができました。
しかも、学会会場ではなく、夜の町中の人混みで、お互いを発見。
偶然すぎて、とにかくびっくり。
現地参加することすら知らなかった我々ですが、やはり同じ釜の飯とかいうやつですかね。
翌日のお互いの発表の合間に、近況報告をしたり、なつかし話をしたり、楽しいひとときでした。

それから、千葉先生のブログにもありましたように、
留学中にも取り組んでいた関節リウマチに対する骨びらんの解析法の確立を目的とした論文がpublishされました。
http://blog.nagasaki-seikei.com/kohchiba/index.php?UID=1650746789Link
振り返ると、随分長い間取り組んでいたテーマでしたが、一段落です。

また、近況報告します。


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— posted by 白石和輝  at 10:52 pm   commentComment [0] 

別の留学生の会に参加して

今回のベイエリア日本人整形外科の会への参加を通じて、西海岸以外の留学生の参加も多かった点や、研究の結果発表にこだわらない形式、OB参加可能など、印象に残りました。
特にこの状況ですので、全米全体として留学生の人数は減少しているはずで、それは会の人数も減少することに繋がります。
現実として、コロラドの日本人留学生の会(CJRG)も、昨年は20名弱いたはずですが、4月からは6人となります。
ベイエリアの方も同じような背景があると愚考しておりますが、オンラインならではの工夫や試行錯誤をされておりました。

そして、私も違う会に参加させていただき、依頼されたフィードバックをさせていただくことで、会そのものを考えるきっかけになりました。
その過程で、森岡和仁先生からも助言、提案をいただいて、CJRGの幹事である山内さん(Dermatology)と別の会に参加したことをお話させていただくとともに、お二人をご紹介させていただきました。
森岡先生はUnited Japanese researchers Around world (UJA)という留学生団体にも関わっておられ、ここを通して、今後は色んな可能性が広がっていくのではないかと思います。

森岡先生が以前書かれた、医師が留学に対する意義についての和文は コチラLink
すばらしいレビューで、ご一読ください。

UJAはこちらLink  たくさんのコミュニティが紹介されています
宇都宮先生が、ベイエリア日本人整形外科の会をご紹介された記事は、コチラLink

これは留学生の多くに共感してもらえる事だと思うのですが、留学するにあたって、誰か一人でも現地に在住する方に連絡できる事ほど、心強いと思ったことはありませんでした。
そして、昨今の現状を鑑みて、また今回色々と考えさせていただく中で、会の存続や窓口を設ける事は、そういった面にも関わってくるのではないかと感じました。
振り返ってみると、私自身は、ただただ毎回CJRGに参加するのみで、何の役にも立てませんでしたが、
有り難いことに、このブログも色んな方に見てもらっていただけるようなので、帰国後も、何かありましたら、少しでもお力になれればと思います。


— posted by 白石和輝  at 05:14 pm   commentComment [2] 

ベイエリア日本人整形外科の会

ベイエリア日本人整形外科の会で、発表をさせていただける機会を得ました。

ベイエリア日本人整形外科の会Link は、University of California, San Francisco(UCSF)およびStanford Universityの留学生が主に参加されている会です。
この会は2012年に発足し、その起源は、発起人の1人である千葉先生のブログを参照Link していただければと思います。
僕自身とベイエリアの関わりを短く紹介させていただきますと、(リンクは、ほとんど千葉先生のブログを使用させていただきますが)

2013年6月 千葉先生の留学先であるUCSFを訪問Link  
その時に同じ整形外科である、長尾正人Link 教授や森岡和仁Link 先生には、施設見学で大変お世話になりました。
今でも、写真を見るとその時の様子が思い出されます。

2017年9月 Dennis M. Black教授訪問Link
その旅中に、森岡先生とも再開し、留学の本格的な話をしたことが印象に残っています。

2018年7月 長尾正人教授 長崎訪問Link
食事会では、当時、私の留学の話もあったので、激励の言葉を頂きました。

そして、今回、お二人より発表の話をいただいたのが、きっかけです。

発表の内容は、短い時間でしたので、研究の事以外にも、ベイエリアとのつながりやデンバーでの思い出を、手短にスライドにしました。
僕のボスであるJulio先生も、独立される前は、長い間UCSFの放射線科に所属されておられましたし、そこでもベイエリアとの繋がりがありました。
そして、スライドにしてみると、ベイエリアでの交流をはじめ、留学前からたくさんの外国の先生方と交流する機会(T. John Matin教授LinkSteven Boyd教授Link )をいただいており、留学前から恵まれていたなと実感しました。
特に、Boyd先生の長崎観光案内は、一人(少しだけ妻も参加)で緊張しましたが、2019年に学会で再開したときは、留学中にカルガリーに来たら、今度は僕が案内してあげるよと言ってもらえて嬉しかったなあ。
そして、最後の留学後の思い出に関しては、本当に色々あったなあと、僕としても振り返るいい機会となりました。

そして、スライドを作り終えたときに、そうか、留学生活が終わるのかという気持ちが沸きました。
今回は、発表時間が短かったので、改めて記憶に残るような形にしたいですね。

また、幹事であったStanfordに留学中の宇都宮健先生Link (九州大学整形外科、長崎大学出身)とも、新たに交流する機会を得ました。長崎大学整形外科の先生方をはじめ、共通の知り合いがたくさんいるようですし、お兄様もColorado州のvailに留学されていたりと、何かと繋がりがたくさんありそうです。お互い帰国となりますが、またゆっくりお話させていただく機会があればと思っています。

何より、発表後の懇親会では、長尾教授や森岡先生とも、久しぶりにお話できて嬉しかったです。今後とも、よろしくお願いいたします。

このような機会を与えていただき、ありがとうございました。


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— posted by 白石和輝  at 06:23 pm   commentComment [3] 

論文作成の補助ツール

現在、論文投稿前の英文校正中ですが、今回も使用した論文作成に使えそうな補助ツールを書きます。
過去に、このブログに書いてきた、論文の参考書Link英語添削ライト版Link に引き続いて、
これから英文を書く後輩の先生方にとって、少しでも参考になればと思います。

ライフサイエンス辞書Link  

生命科学領域のデータベースで構築されている電子辞書です。
詳しくは、こちらの記事Link に載っていますが、僕は、この中でコーパスを一番使います。
この機能は、気になる単語やフレーズの使い方の指標を示してくれます。

例えば、~のアルゴリズムという英語に対して、algorithm for ~なのか、algorithm of ~ のどちらを使おうか迷ったとします。

その時に、ライフサイエンス辞書にアクセスして、
コーパスをクリック→algorithmを入力、検索。
すると、直前でソート、直後でソートのどちらかを選択しておいたかで、たくさんの例文がでてきます。

ただ、ここで知りたいことは、上述したことなので、次に、集計値をクリックします(最初に選択しておいてもいいです)。
すると集計値で表示された単語が表示され、一語後には、for:28、to:19、in:13と表示され、of:4となっています。
つまり、forが使えるのであれば、それが一番自然な英単語の選択となり、algorithm for ~がこの場合はベターというわけです。

同じようなツールで、Hyper CollocationLink というサイトも存在します。


THESAURUS(シソーラス)Link

こちらは、類義語を探す辞書です。
論文作成中に、同じ単語が繰り返しになりそうで、それを避けたい時に役立つかもしれません。
英単語だけでなく、句動詞も調べることができます。

実際に、英単語を適当に入れてみると、たくさんの類義語が関連の高い順に出てきます。

ただし、知っている単語が見つかって、それで終わればいいですが、その使い方や、意味の微妙な違いに自信がなかったりする時は、最終的に、英和や英英辞書を使って確認した方がいいと思います。


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— posted by 白石和輝  at 01:05 am   commentComment [0] 

骨びらんの評価

先週、「AI技術が切り拓く新たなリウマチ学に向けた教育シンポジウム」をZoomで視聴しました。
AIによる骨びらん評価法の開発の話があったからです。

臨床では、関節リウマチの評価の一つにレントゲン画像を用いたmodified total sharp scoreLink があります。
(van der Heijde scoreなど、言い方がいくつかあります。)
その内容は、骨びらんと関節裂隙狭小化によるスコアリングです。
今回は、レントゲン画像を重ね合わせて、骨輪郭の比較を行い、縦断における骨びらん進行をAIで判定されていました。

2次元画像ということもあり、ローテーションの問題や骨破壊の進行で輪郭がはっきりしないなど、
色々と苦労されているんだろうなという印象で、何だかその解析の苦労を勝手に共有したい気分になりました。
将来的には、補助的診断として役に立つかもしれませんね。
私の3次元の解析でも、解析過程にかなりの労力と時間を要していて、骨びらんの評価は、なかなか一筋縄ではいかないです。
ただ、時間をかけた分、経験値が段々とあがって、なんとかコツコツやっています。

それから、Sharp scoreに関することですが、
・ローテーションがあまりにも違う場合は、やはり取り直し。
・正面像のため、橈側、尺側の評価→今回のAIによる骨輪郭の比較に納得。 (下図参照)
(ちなみに3次元では、背側、掌側、橈側、尺側の4象限に分けて評価しており、骨びらんは、橈側が多いです)
など、偶然にも読影トレーニングを受けたばかりの、長崎大学膠原病内科の清水先生にメールで質問して、色々と教えてもらいました。

清水先生は、同学年、同じ部活(医学部陸上部)で、医学部6年間で一番一緒に勉強した人です。
まさか、医者になってからも、こんな話題を共有するとは思ってもみませんでしたが、それはそれで嬉しい限りです。
そういえば、留学の出国の日も、学会に行く彼と同じ長崎-羽田便で、空港でばったり会ったついでに、お見送りしてもらいました。
それまでも、論文をいただいたりしていたのに、それは本当に偶然で、お互いにびっくりしてしまいました。
今回も、多くの論文で引用されているSharp scoreに関する論文を、自分ではダウンロードできなかったのですが、わざわざ送ってくれて感謝です。


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Van der Heijde D. How to read radiographs according to the Sharp/van der Heijde method. J Rheumatol. 2000 . Fig 1. examples of scoring of erosions


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— posted by 白石和輝  at 04:25 pm   commentComment [0] 

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