ASBMR 2019-2

2つ目は、関節リウマチの研究に関するポスター発表でした。
リウマチ研究におけるメインの一つは、びらん(erosion)の評価です。
しかしながら、HR-pQCTで撮影した画像におけるびらんの評価は、いまだに十分な方法が確立されていません。
そこでまず、健常人で、びらん検出のアルゴリズムを確立した上で、偽陽性となるピットフォールに注意しましょうというのが、今回の発表の内容でした。
ただ、これがなかなかリウマチに適応しても上手くいかずに、千葉先生と何度も何度も試行錯誤を繰り返しました。
今はようやく、リウマチ患者研究にも適用できていますが、まだ変更や改良する可能性が残されてるのか、どうなのか・・・。

個人的には、渡米後に行っているレジストレーションの技術を応用して、びらんの縦断評価とか面白そうだなと思っていましたが、
それはそれで、難しそうですね。

今回、この研究のポスター展示は、ものすごく広い会場の本当に一番端の方でした。
指定された時間にあわせて、しばらくポスターの前に立っていましたが、あまり人も来ず、
寂しくなって、ずいぶん早く離れて他のポスターを見て回りました。
よくよく考えると、本学会は、骨代謝の学会にも関わらず、一番メインの骨粗鬆症(osteoporosis)ではなく、
変形性膝関節症(knee osteoarthritis)と関節リウマチ(rheumatoid arthritis)に関する研究を発表した僕は、
おそらくかなりのマイノリティーにあたるからだろうと、後になって気づいたわけですが・・・。


まだまだまだ、ボスとの話し合いは続く・・・。

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— posted by 白石和輝  at 11:48 pm   commentComment [0] 

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