愛のムチ

いま成田空港です。
あっという間の一時帰国でした。
ほぼ毎日大学に行って研究をして、あまりゆっくりとはできませんでしたが、両親と話をしたりしてリフレッシュできました。
 
今回の一時帰国で一番よかったのは愛のムチをいただいたことです。
久しぶりにある先生にきびしいお言葉をいただきました。
UCSFでは比較的時間があるのに、臨床の勉強を怠っていることなどを指摘されました。
臨床から離れていても、勉強会やアメリカでの学会に参加したり、やる気があればいくらでもチャンスはあるのに、それをやっていませんでした。
 
先生には入局1年目にも厳しいご指導をいただいていました。
夜勤のNsに患者さんの手術部のガーゼが汚染していると言われ、朝からそのNsと2人で包交をしました。
その後、先生から包交時間以外でやるのは効率が悪いということで、Nsが朝のミーティングをやっている横で10分ぐらいずっと指導を受けました。
社会人になってから怒られることが少なくなったこともあり、精神的なダメージが大きくしばらく落ち込みました。
そしてNsが集まっているすぐそばで厳しい言葉をかけられ、恥ずかしいのと情けない気持ちでいっぱいでした。
 
今回の愛のムチはそれ以来6年ぶりだと思います。
前回と同様しばらく落ち込みましたが、実際自分に対して甘かったと思うし、期待されいる証拠だとプラスに捉えるようにしました。
 
留学生活もあと10か月程度ですが、これからはもう一度初心に戻ってやりたいと思います。
先生からもかっこよくやろうとしすぎとアドバイスをいただきました。
確かに失敗を恐れて無難にやっていた感が強いです。
英語がわからなくて恥をかいても、どうせ留学が終わればSan Franciscoにはいないし、どんなに失敗してもそれを覚えている人はまずいないと思います。
 
厳しい言葉をかけてくださった先生、本当にありがとうございました。
新たな気持ちで泥臭くやっていきたいと思います。

— posted by 佐田潔 at 03:58 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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