ボーダー・パトロール

今回のロングドライブで、面倒くさいトラブルに巻き込まれました。
ホワイトサンズの近くにある、US ボーダー・パトロール・チェックポイントという関門です。
そこを通過する際は、強制的に車を誘導されます。

最近は、パスポートを持ち歩くことはなく、運転免許証が身分証明かわりになっています。
お酒を買うときも、ホテルのチェックインも、その他、運転免許証を出せば、問題ないからです。
国内線の飛行機に乗るときも、パスポートを一応持参しますが、運転免許証を提示すれば、それ以上何も言われることはありません。

普段そんな感じなので、当然、今回もパスポートを持っておらず。
運転免許証を提示すると、US citizenでなければ、運転免許は証明にならないとしつこく追求をうけました。
こういうことに関しては、几帳面に電子化しているんですが、それも今回は持参していないパソコンの中。
悩んだ末に、確かDS-2019の書類が添付してあったはずとeメールから探しだし、なんとかそれで難を逃れました。
その時間30分、無駄な時間でしたね。
ホワイトサンズで会った日本人留学生もパスポート持参しておらず、同じ目にあったとのことで、この話題になりました。

僕個人のデータは、コピーした運転免許からデータを引き出しているはずです。
問題は、おそらく子供でして、移民に関してでしょうが、特に子供の証明をやたら追求されました。
子供に市民権が与えられることは非常にメリットがあります。
出産旅行を抑止するために、妊婦へのビザ発給を厳格化するというニュースも最近ありましたしね。

後で、グーグルマップで調べてみると、ただ知らなかっただけで、意外と関門の数は多いです。
西のカリフォルニア、サンディエゴ付近から始まり、アリゾナ、ニューメキシコ、テキサスまで。
それも、今回のように国境の近くとは限りません。
関門の近辺にもし行く可能性がある時は、パスポートを持参するのがいいのかなと思いました。

後日談ですが、ショッキングな話もあったりしたので、さらっと書こうと思います。
この関門の事を人と話たりすると、人によって考え方や意見に違いがあって、僕の中ではそちらの方が衝撃でした。
そこは、多民族国家(人種)や現政権が一番大きな要因かなと思います。
普段、コロラドに住んでいると全然感じたこともなく気にもしない事が、今回の体験談を人と話してみることで、
現実問題として暗い部分が存在していることを実感させらた気がしました。

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— posted by 白石和輝  at 05:09 am   commentComment [0] 

グアダルーペ山脈国立公園、カールズバッド洞窟群国立公園

続きです。

・グアダルーペ山脈国立公園

標高2667mの山を擁するこの国立公園は、ネットの写真でみると、すごく地味です。
立ち寄った理由は、一応テキサス州になるのと、後述する公園と同じ山脈に位置して近いから。
ただ行ってみると、すごくきれいに整備されていて、いい印象を持ちました。
あまり期待せずにいったのが、よかったかもです。
中は、トレイルコースが難易度に応じて、いくつか用意されており、本格的にトレイルする人、キャンプする人もいます。
我々は楽チンコースでしたが、きれいな光景で、鳥もいたり自然を楽しむことができました。
地質学的にも、大昔は海だったとかで、非常に貴重だそうです。

・カールズバッド洞窟群国立公園

こちらが本命でして、石灰岩が溶けて形成された洞窟が続いています。
その行程は整備された歩道をグルグル、全部で歩くのに2時間半くらいかかる程です。
完全に探検感覚。
肝心の洞窟内の光景は圧巻で、つららや石柱などの無数の生成物が洞窟を装飾しています。
中は暗いので、写真ではなかなか伝わらない光景です。
夕方は入り口のところから、無数のコウモリが飛翔するらしく、それを見にくる人もいるとか。
自然のすごさを感じることができました。

余談ですが、
アメリカの国立公園は年間パスが存在しまして、1年間有効で80ドル。
しかも1台の車につきなので、3箇所以上行く予定のある家族や団体には、マストアイテムです。
注意点としては、国立公園と思っていたがそうでない場所(先住民族の自治区など)には使えないことくらいで、非常にお得です。

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グアダルーペ山脈国立公園

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洞窟の入り口

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— posted by 白石和輝  at 11:03 am   commentComment [0] 

ホワイトサンズ国定記念物

こちらは、祝日で3連休でした。
実はアメリカの方が、日本より祝日が少なく年間10日です。
イメージでは多そうなのに、意外と少ないですよね。
というわけで大事な休みを充実させるべく、今回もロングドライブへ。

ホワイトサンズ国定記念物(White Sands National Monument)は、ニューメキシコ州の南部にあります。
石膏の結晶でできた、サラサラの白い広大な砂丘が広がっています。
Youtubeで見た時から、遠いけど絶対に行っておきたかった場所です。

ビジターセンターが近づくにつれて、雪山かなと思うくらいの真っ白な丘が見えてきて、テンションが上がります。
エントランスから続くDunes driveでは、砂丘内を8kmにわたってドライブ可能です。
砂丘の中は、砂を持ち帰ったり、植物や動物に危害を与えなければ、ある程度自由で、みんな自由に歩き回っていました。
定番のそり滑りのために、そりを持参。よく滑って、子供はエンドレス、大人も楽しいくらいでした。

どこまでも白くて、最高の景色でした。

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— posted by 白石和輝  at 04:58 am   commentComment [0] 

プログラミング教育

2020年4月から、日本の小学校で、プログラミングが必修化されるらしいですね。
全然知らなかったのですが、年が明けて、この類のニュースが増えたような気がします。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200112-00000510-fsi-bus_allLink
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200112-00000007-nagasaki-l42Link

記事を見ると、教育のいい面として、人間性育成や自己解決能力が期待されています。
その一方で、授業内容は、県や学校の裁量に任せられているとの記事が多く、人員不備なところもまだあるとか。
指導するのは教師であり、負担も増えるのではないかと懸念もされているようです。
もちろん、子供の教育なので、そんなに難しい事はしないとは思いますが、
解決できない事項があった場合のサポートは、将来的に必要になってくるのかなと思います。
自分で解決できない事って、絶対に出てくる可能性がありますからね。
プログラミングの場合、そこから先には絶対に進めませんし。

今の時代、テクノロジーの発達で、 IT機器を使いこなす重要性は高まっているように思います。
パソコンを使えるかなんて、そのうちの一つで、諸に仕事の効率化に直結しますからね。
限られた時間の中で、無駄な時間を省く事は、その分、他に使える時間を生み出すことにつながります。
その一方で、親としては子供に与える影響も悩ましいところです。
放っておいたら、年長児はおろか、もうすぐ2歳児もipadを上手にスワイプして、勝手にゲームしたり動画を見たりしてるくらいですしね。
その反面、どの家庭でも子守りや外出に便利と考えているところは多いはずです。
時代の流れを考えると、どこまで制限かけていいのやら。

今後も発展していくであろう時代の流れにあわせて、将来的に、この教育がどうなっていくのか。
プログラミングを現在進行形で取り組んでいる僕としては、自分が子供の頃からすると考えられないなあと感じてしまいました。

— posted by 白石和輝  at 10:54 am   commentComment [0] 

論文の参考書

変形性膝関節症の論文ですが、ようやくproofsも終わりまして、最終版となりました。
In vivo analysis of subchondral trabecular bone in patients with osteoarthritis of the knee using second-generation high-resolution peripheral quantitative computed tomography (HR-pQCT)Link

この論文に携わっていただいた医局の先生方や研究グループの皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、ありがとうございました。

一段落しましたが、僕はまだバリバリの大学院生です。
思い出してみると、確かそろそろ大学院の入学テストの時期ではなかったかと思います。
ということで、今回は、医学論文を書くにあたって、読んだ本をあげてみたいと思います。
今後、入学する後輩の先生方にとって少しでも参考になれば幸いです。

●千葉先生が以前書かれている’論文の書き方’に関するブログはこちら

http://blog.nagasaki-seikei.com/kohchiba/index.php?mode=show&date=20130206Link
http://blog.nagasaki-seikei.com/kohchiba/index.php?mode=show&date=20130208Link

〇雑誌編集長が欲しがる!! 医学論文の書き方 (Dr.あさいのこっそりマスターシリーズ)

一番最初に読んだ本で、統計に関する本もある、このシリーズ。
前半に初心者向けに論文や医学雑誌を中心に研究世界のバックグラウンドを書いてあり、
全く未知の世界を知るにはちょうどよかったです。
内容は、論文の書き方が徹底して書いてあるわけではないですが、最後の方は、レターの書き方や採択率を上げ方の考察もしてあります。

〇必ずアクセプトされる医学英語論文 完全攻略50の鉄則

必ずと豪語するなんてと思っていましたが、ヒントを与えてくれるいい本だと思います。
東大メソッドで、東大整形外科教授推薦の辞から始まります。ノウハウ多数。
医学論文執筆で、どういったことを書いたらいいのか考えるくらいなら、この本を読んだ方がいいです。

〇査読者が教える 採用される医学論文の書き方

これは、他の本と少し毛色が違いまして、査読者の視点で展開されており、説得力があります。
もっとこうすれば論文が改善される、これはやってはいけないなど。
書く順番は、千葉先生と同じで、図、表からスタートを推奨。
当時悩んでいた事で、ヒントがあったので思わず購入してしまったのですが、一番最初に読む本ではないかもです。

〇アクセプトされる英語医学論文を書こう! −ワークショップ方式による英語の弱点克服法

人から借りて一番よかった本は、この本でした。
英語表現が盛りだくさんで、論文を書く英語力をあげるには手っ取り早いです。
最初は、初版が古いのが気になっていましたが、読むと十分お腹いっぱいになります。

以上がメインで読んだ本です。
この他にも似たような本があり、当時他にもないかと、ジュンク堂で3時間ほど立ち読みしてみましたが、医学論文に絞った方が読みやすく書くときに参考になると思います。
書く前と書き始めた後に読むと、全然印象が違ってくるので、まずは先輩に借りてみるのもいいかもしれません。
僕もまだまだペーペーなので、今後も何回も読んでいきたいと思っています。
ただ最近は、その研究に関する分野の論文を読み漁る事が、一番役立つかなと思っています。

— posted by 白石和輝  at 02:43 pm   commentComment [0] 

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