1年経過

留学開始から1年が経過しました。
時間が経つのは本当に早いと感じています。
 
去年の6月3日、両親に諫早の高速バス乗り場まで送ってもらったときのことを思い出してしまいます。
小雨がぱらつく中、重いスーツケースを抱え、長崎(日本)を離れて新たな環境でやっていけるのか不安と絶望でいっぱいでした。
 
最初の2週間はとにかく精神的にきつくて、仮住まいのホテルで夜の8時には寝ていました。
少しでも現実から離れたくて、寝ることが一番の幸せだったように思います。
 
4か月から半年程度でこっちでの生活に慣れ、精神的に追い込まれるような状況はほとんどなくなりました。
日本人整形外科の先生方、そして同じ野球チームに入っていてUCSFに留学している小林さんとの出会いが大きかったです。
小林家には本当にお世話になっていて、英会話のミートアップ、飲み会、そしてSan Francisco Giantsの観戦などいろいろ誘ってもらっています。
週末のイベントなどでリフレッシュできていて、研究の方にも間違いなくプラスになっています。
 
留学生活もあと1年を切った今は、少し焦りを感じつつあります。
早く男性骨粗鬆症の研究を論文にして、次の研究に取り掛かりたい・・。
そして日本でやった研究3つを論文にできていません。
留学が終わり帰国したら、仕事でいっぱいいっぱいになり、論文を書く時間や精神的な余裕はないのかもしれないと思っています。
こっちで書けなければ「御蔵入り」となる可能性が高いです。
特にHR-pQCTで撮影した野球選手の肘は必ず近いうちに誰かが論文を出してくるはずです。
撮影は終わったのに、論文を書くのが遅くて2番になったでは悔やみきれないと思います。
 
時間を大切にして、残り1年もSan Francisco生活を楽しんでいければと思います。

— posted by 佐田潔 at 11:13 pm   commentComment [2]  pingTrackBack [0]

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