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ASBMR@シアトル-1

ASBMR@シアトルに来ています。

皆の予測通り、寒いです。海風が冷たい。そして雨!

どうでもいいことですが、日本の出国時に、以前から気になっていた、
出国審査のゲートの右端にある「自動化ゲート」に登録してみました。

登録はその場でできます。
登録すればその後は、自動ゲートの機械で、パスポートと指紋の認証をピッとするだけで通れます。
混んでいる時は早くて良いのですが、スタンプを押してもらえないのがちょっと寂しいのと、
小児には適応されないので家族の時は意味がないのと、
パスポートの更新をしたら登録のし直しが必要なのが欠点みたいです。


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— posted by 千葉恒 at 12:57 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

講演-6

9月25日、諫早医師会の講演会で骨粗鬆症の話をさせていただきました。

タイトルは「骨粗鬆症の診断と治療:基礎から最前線まで」です。

地元諫早での講演とあって、知っている方に多く来ていただきました。
僕の親戚の先生や、幼い時に遊んでもらった先生まで。

今回は、とにかくゆっくり話すことにつとめました。
滑舌が悪く、変なスイッチが入ると早口でたたみかける悪癖がありますからね。

最近は、講演後にいただく質問を、とても楽しみにしています。
興味深いフィードバックは、そのまま新たな調査のテーマとなりますからね。

宇賀先生からは、短期間(3ヶ月以内)または断続的なステロイド治療における、骨粗鬆症治療の適応について質問がありました。

ガイドライン(ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療 ガイドライン:2014 年改訂版)には
「GC 使用期間については,経口 GC を 3 ヵ月以上 使用中あるいは使用予定の患者とした。海外の疫学的究では経口 GC 開始後,3 ~ 6 ヵ月で椎体骨折リスクがピークに達することが報告されており, さらに IOF と ECTS の GIO の管理ガイドラインの 基本骨格でも GC を 3 ヵ月以上投与中あるいは投与予定の患者を対象としていることから,改訂版ガイドラインの対象も GC 使用期間は 3 ヵ月以上とした。」とあります。

上記の質問は、個々の患者の状態に応じて判断する、としか言いようがありませんが、
私は、ステロイドの用量や、患者の年齢、骨の状態によっては、予防的な骨粗鬆症治療を積極的に行うべきだと思っています。
産業大学がかつて行っていた調査でも、ステロイドによる骨量減少は、投与後の相当な早期から始まっていることがわかっています。

今回も、会の準備に尽力いただいた第一三共株式会社の坂井さまに御礼申し上げます。
いつも的確なアドバイスをいただき、成長させてもらっています。


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— posted by 千葉恒 at 12:18 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

骨粗鬆症学会@広島

日本骨粗鬆症学会@広島に参加してきました。

毎年、増大傾向のこの学会。今年は初日から1000人越えの参加者でした。

今回はシンポジストで発表させてもらいました。
シンポジウムのテーマは「骨密度と構造を年齢・性差から考える」で
僕に与えられたテーマは「皮質骨構造の加齢変化と性差」でした。

骨の加齢による変化は、性別によっても大きく異なり、そして皮質骨と海綿骨では異なる動きを示します。

僕の結論としては、
1)男性より女性が、変化がダイナミック(もちろん、閉経というイベントがあるので)
そして
2)海綿骨より皮質骨の方が、実は変化がダイナミック

女性は閉経後にCortical Porosityが増加し、骨強度が著しく低下します。
これはHR-pQCTでしか評価できませんので、私達の今後の研究は、とても重要なものになると思っています。

今回、僕を選出していただいた、伊東昌子先生に感謝いたします。


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— posted by 千葉恒 at 10:05 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

HR-pQCT 解説-3

HR-pQCT:
- High Resolution  高解像度の
- peripheral     末梢骨用の(四肢用の)
- Quantitative CT  定量的CT

3) quantitative

最後にquantitativeですが、これは「定量的」を意味します。

CTで見える白黒の濃淡は、X線の減衰値を反映しており、CT値で表されます。
CT値は、空気を-1000、水を0とした値ですが、CT値では骨密度を表現することは不可能です。
なぜならば、CT値は、全ての施設の全てのCTで、同じように値が出るものではないからです。

CT値は、CTの機種によっても異なりますし、撮影条件にも大きな影響を受けますし、
被験者の体格にも影響を受けます。

例えば、
A病院のCTで、Bの撮影条件で撮った、Cさんの第1腰椎のCT値と、
D病院のCTで、Eの撮影条件で撮った、Fさんの第1腰椎のCT値を比較して、
こちらの骨密度が高いとか低いとか言う事はできませんし、してはいけません。

HR-pQCTでは、骨画像の白黒の濃淡(X線の減衰値)は、常に正確に骨密度値に変換されて表示されます。
これはファントムによって作成されたX線減衰値と骨密度値の検量線により算出されており、
さらに、正しい骨密度値が計測できているかを、毎日のファントム撮影により常に管理されています。

ややこしい話をしましたが、とにかく
骨密度値を定量化できるCT、ということで、quantitativeという言葉がついています。


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— posted by 千葉恒 at 08:21 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

HR-pQCT 解説-2

HR-pQCT:
- High Resolution  高解像度の
- peripheral     末梢骨用の(四肢用の)
- Quantitative CT  定量的CT

2) peripheral
つぎにperipheralですが、これは「末梢骨」つまり「手や前腕、足や下腿の骨」
専用であることを意味します。

このCTは、一辺が1.5m程度の直方体の小さいCTで、
写真のように、椅子に座って、手や足をCTのガントリにつっこんで撮影します。

手や足しか撮影できない、というのは、このCTの最大の弱みでして、
もちろんみなさん、骨粗鬆症の主要部位である脊椎や大腿骨を見たいわけですが、
それらの撮影はこのCTでは不可能です。

体幹部が撮影できない(捨てた)代わりに得たかったものが、低被曝線量です。

図のように、HR-pQCTの被曝線量は、通常のCTと比べると、圧倒的に少ないです。
直径の小さい臓器を、直径の小さなCTで撮影する、という条件がなければ、この低被曝線量は実現しません。

その結果、繰り返しCTを撮影することが倫理的に許される、という大きな利点を得ました。
100回撮影しても、通常のCTの1回分よりも、被曝線量が少ないわけですから。

繰り返し撮影ができるということは、骨の微細な構造が、計時的にどのように変化するかを
観察できる、ということを意味します。

加齢や病気による変化、治療や手術による変化を縦断的に解析できる、
これは患者さんを対象とした臨床研究においては大きな強みです。

今までわかっていなかった多くの事が、このCTで解明されるのではないかと期待されています。


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— posted by 千葉恒 at 05:12 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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