04NOR

長崎大学HR-pQCT研究グループ(RiBSLink )から、第10弾の論文がアクセプトされました。

Deterioration of bone microstructure by aging and menopause in Japanese healthy women: analysis by HR-pQCTLink
Journal of Bone and Mineral Metabolism(JBMM)Link (IF: 2.31)
横田先生、おめでとうございます!

04NORとコードされたこの研究は、健常人520名に参加していただいたコホート調査で、日本人の骨微細構造の基準値やT-scoreの作成、加齢変化の特徴に関する調査、他の研究のコントロールなど、多くの役割を果たす私たちのコア研究です。(Japanese study of bone miCrostructure and minerAl density in a noRmAtive cohorT measured by HR-pQCT:J-CaraT study)

今回の論文は、J-CaraT studyの初期のデータで、女性61名において(30、40、50、60代:16、20、16、11名)、加齢や閉経にともなう骨微細構造の変化の特徴を調査しています。
その結果、閉経の影響を最もうける骨微細構造は「皮質骨の厚み(Ct.Th)」であり、それを契機に、骨強度が低下することが観察されました。
下図は、左が若年女性(42歳)、右が閉経後女性(68歳)のHR-pQCT画像です。海綿骨の消失や、皮質骨の菲薄化がよくわかります。

今年は、このJ-CaraT studyからあと2つの論文を出せたらなと思っています。

2020-07-0161546



— posted by 千葉恒 at 05:59 am   commentComment [0] 

ウェビナーの時代

ウェビナーの時代に突入してしまいましたね。これはもう元に戻ることはないのでしょうか。

日整会総会は現在ウェブで絶賛開催中で、秋のASBMR(北米骨代謝学会)も完全にウェビナーで行われることになりました。

移動時間がなくて楽でいいのですが、問題もありまして、
学会はただ講演を聞きに行っているわけではなく、社交の場ですので、他の研究グループと情報を交換しあったり、企業と重要なミーティングをしたり、同志を見つけて友達になったり。そういった場がなくなるのは長期的には影響が出てくると思います。

あとウェブ開催では、学会休暇をとらずに通常勤務しているわけなので、目の前には仕事の山があり、今回、単位の足りている私は、正直、全く聴講してないですね。
「図書館で勉強」の原理で、学会場に行ったからには何か得て帰らなきゃ、という強制力がないです。

私は古い人間で、連絡はメール(たまにLINE)、メモはメモ帳(かiCal)、発信はブログ、とひと時代前で止まっており、Facebookは死んでますし、Twitterは暇人同士が時間を奪い合うツールなんだと思っています。

Web講演なんかも、もともとはアンチの方で、PCで講演を聴くぐらいなら、PCの横にあるこの宿題をやっつけた方が、
今の時間の使い方としてプライオリティ高いでしょ、と考えてしまう方です。

ただ、現状ではそうも言えなくなってきており、順応していかなくちゃいけないのかなと。
ウェビナーの特徴、利点でもあり欠点もあるのは「ながら聴講」だと思います。
正直、ウェビナーでめちゃくちゃメモとって真剣に聴いたことはありません。どちらかというと、食べたり、飲んだり、眠ったり、別のことしがちです。

今後は、今まで断ってきた、ウェビナーをする側になっていくのですが、その特徴を理解して、徐々にノウハウを確立していかねばです。

ウェビナーやウェブミーティングが増えて、マスクとからまるイヤホンのコードが我慢ならなくなり(あるある)、いよいよ Air pods pro 買いました。
初代 Air pods はカッコ悪くて「耳からうどん」とネット民がすばらしい悪口を言っていましたが、Air pods pro は良いですね。ただ、この季節、耳栓が暑いね。

— posted by 千葉恒 at 05:28 am   commentComment [0] 

若手講師 おすすめ度ランキング

昨年は私の人生史上、最も多く、講演会の演者をさせていただきましたが、

先日、製薬会社のMRさんから連絡が来まして、医薬業界紙(ミクスLink )がやっている
若手講師 おすすめ度ランキングLink 」の整形外科部門で、なんと私が1位を獲得したLink 、という報告をいただきました!

かなりマニアックな業界での話ではありますが、「1位」とか自分の人生でなかったので、すなおに嬉しい!!
しかし、いろんな業界紙、いろんなランキングがあるんだなぁ、

よくよく見ると、回答数が32とめちゃ少なくて、偶然の産物だな、と冷静に思ってしまう性格ですが。
でも、光栄だな。。これからも精進します。

(下記スクショは、ミクスonlineLink より)

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— posted by 千葉恒 at 12:59 pm   commentComment [4] 

疑問ありまくりの

疑問ありまくりのコロナ生活ですね。どうしてこうなったんでしょうか?

私たち医師は、そのキャリアの初期に、「患者さんに最大リスクを説明する」ことを、必ず教わります。
例えば、手術説明書の半分は「術後合併症」の文章です。「こんな合併症も、こんな合併症も起こりうる、最悪、死亡するかも、、」と。
医療の不確実性は、避けられない本質であるのと同時に、承認してもらうこと自体が、最大の自己防衛でもあるからです。

今回は目に見えないウイルスのため全国民がその対象となり、専門家たちは全力でその最大リスクを説明しています。
その最たるものが「40万人死亡するLink ので、家から出るな」という脅しでした。

医師としては「いつものやり方」なんでしょうが(しかし多くの医師は「40万人脅しはやりすぎだ」と思っています)、今回の場合、素人の人たちにウイルスを正しく恐れてもらうよう、「好い加減で」情報を伝えることに失敗し、なんだかおかしなことになっている気がします。

「フェイスシールド」で授業再開 福岡・粕屋町の小中学校Link 「コロナに負けないように頑張っていきたいです」って、せつなくないですか?
・私の母校の高校は、現在、「食堂での食事中の会話が禁止」されており、寮生は会話が何回か見つかると退寮の対象となっているそうです。
・大分では、感染避ける飲み方検証Link ってのも。県庁の人たちが自分で考えたのかな。

最大リスクに対応しておくことで責任を回避する行動は、管理者としては合理的で、教育現場や会社でも同様ですよね。
子供の頃の思い出の写真ってありますよね。今後は「みんなマスクしている写真」が普通になるのかな、、なんか嫌ですね。

おそらく日本中で、このような謎ルールが大量発生していると思われますが、この事態は世界の感染症医の敗北のように思います。
多くの医師は、やりすぎだと思っていますし、コロナよりも死亡者が多い疾患、治療法のない疾患が山ほどあるのに、1つの感染症が、日本中で大量の倒産や解雇者を引き起こしている現状に、疑問を抱きます。
良い落としどころが見つかるといいですが。。

追記)佐賀Link福井Link三重Link 、ふぅ、、

2020-06-09211638



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— posted by 千葉恒 at 09:07 pm   commentComment [2] 

08Fx

HR-pQCTによる骨折治癒の研究の第2弾の論文がアクセプトされました。
長崎大学からのHR-pQCTの研究では、9個目の論文となります。

Analysis of fracture healing process by HR-pQCT in patients with distal radius fractureLink
JBMM(Journal of Bone and Mineral Metabolism、IF: 2.31)

西野先生、おめでとうございます! 

08Fxと名付けられたこの研究は、橈骨遠位端骨折の患者さんの術後の骨折治癒過程を、HR-pQCTを用いて縦断的に観察しており、
昨年、江良先生が、その解析手法の基盤となる論文Link を出していました。

今回の西野先生の研究では、実際の症例における、骨折治癒過程を観察しており、
「骨折が治癒する(皮質骨のギャップが埋まる)には、骨折部の内膜面側における骨形成が必須である」ということが、示されています。
一方、「外膜面の骨形成、つまり外仮骨は必須ではない」という結果でした。

下図は、欠損した皮質骨徐々にが回復していく過程を示したHR-pQCT画像です。
骨芽細胞はどのようにして、ここに皮質骨に作ることを認識しているのでしょうか?骨は不思議ですね。

2020-04-30131429



— posted by 千葉恒 at 09:45 pm   commentComment [0] 

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