危機管理

コネティカット州の小学校の銃乱射事件は大きな話題になっています。

アメリカは自由で広大で楽しい国、治安は気を付ければそんな怖いことはない、アメリカに住みたくならない?と言われることもありますが、あまりそう思ったことはありません。
日本も完璧に安全なわけじゃありませんが、頻度としては、アメリカは殺人事件が約7倍、交通事故死は約3倍だそうです(1Link2Link )。
もし自分の子供が事件に巻き込まれたらと考えると、日本の閉塞感がどうのこうのと言われようとも、少しでも安全な国や地域に住むことは、幸せのひとつの要素だと思ってます。
治安の良さや、国民皆保険、美味しい日本食、これらが当たり前になりすぎて、これがいかに幸せなことか今まで気づいていませんでしたね。

UCSFには専属の警察Link がおり、大学敷地内も警官がウロウロしてくれます。
週1−2回ほどUCSFで犯罪が発生するので(ほとんどが携帯ひったくりなどの軽犯罪)、そのレポートと安全指導のメールがよく送られてきます。

先日、僕の住んでいるUCSFのアパートに、不審者がウロウロしていて、そいつが前科持ちで、
まだ何もしてないので警察は逮捕はできませんが、顔写真を住民全員にメールして、気を付けるように勧告していました。
彼にもプライバシーがあるわけですが、この国では、プライバシーと防犯では防犯が完全に上です。
ベネフィットとリスクを比べて、ベネフィットが上なら、必ずそれを優先します。

UCSF Police の主導で、アパートや職場の避難訓練もあります。全員参加で、建物の外に出ないといけません。
暴風雨の前には、悪気候の通告もしてくれます。
あらゆる面で、危機管理の意識が日本とはだいぶ違うと感じますね。

— posted by 千葉恒 at 04:31 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0120 sec.

prev
2012.12
next
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31