先週末は千葉グループのSkypeミーティングの日でした。
月に1回、日本の土曜朝(San Franciscoの金曜午後)の時間帯で1時間ほどやっています。
内容は主にぼくの研究の進捗状況の報告や長崎のHR-pQCTの研究状況などの情報交換です。
簡単なスライドを準備しておき、千葉先生、岡崎先生から具体的なアドバイスをもらえるようにしています。
また月1度のミーティングがペースメーカーの役割も果たしていて、1か月でなにをしたのかを報告しないといけないということがいい意味でプレッシャーになっています。
男性骨粗鬆症の研究は、HR-pQCTの解析で必要な皮質骨と海綿骨をわける作業が終わりました(オートメーションでもこのsegmentationの作業は可能ですが、やはりマニュアルでやる方が正確です)。
現在は大量のデータを収集しているところで、1年前のBaselineと比較しどんな変化があるのか(または変化がないのか)、結果が楽しみです。
この縦断研究で問題点として挙ったのが、験者間での誤差の出現です。
BaselineとFollow-upの験者が異なることで、同じ被験者のほぼ同一のスライスなのに、明らかにsegmentationのラインが異なるという状況が生じていました。
千葉先生、岡崎先生と話し合い以下の対策を行うようにしました。
・BaselineとFollow-upで同一のスライスを探す(これに時間がかかりました)。
・同一スライスのBaselineを参考にして、担当しているFollow-upのsegmentationを行う(皮質骨なのか海綿骨なのか判断に迷うことが多々あります)。
下の写真はほぼ同一スライスの脛骨です。
BaselineとFollow-upの同一スライスを見比べながら作業を行いました。
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