[ カテゴリー » 研究 ]

スカイプ会議

アメリカに来てからも、長崎の同僚とは共同研究を続けています。
便利な世の中で、以下のツールを使うと、円滑にミーティングをすることができます。

1)SkypeLink

皆さんご存知、スカイプは無料のインターネットテレビ電話です。
月に数回、サンフランシスコと長崎で時間を合わせて、スカイプミーティングしています。

クリアな音声や映像を求めるならば、外付けのカメラやヘッドセットも必要かもしれません。
しかし最近のパソコンは、内蔵マイクはもちろん、内蔵カメラも付いているので、
付属品を何も買わなくても始めることができます。
僕は外付けカメラもヘッドセットも持ってましたが、面倒なので、最近は使わなくなりました。

「画面の共有」という機能使えば、片方のデスクトップを相手に見せることができます。
PowerPointプレゼンテーションを一緒に見ながら、意見を交換することもできます。

また、 3人以上の同時会話も可能です。
ただし、無料でできるのは音声のみで、映像も加えるならば有料になります。

2)DropboxLink

Dropboxは、オフラインでも使用可能なデータストレージサービスです。
インターネットを介し、自分のデータをサーバに保存することができます。
2GBまでは無料で、それ以上は有料です。
もちろん異なる場所や端末でもアクセスできますし、
オフラインで変更した書類も、オンラインになった時点で自動同期されます。

他者との共有フォルダを作成することも可能で、
長崎とのファイルのやり取りは、すべてDropboxで交換しあってます。
画像データを扱っているので、メールで添付して送ると大変な作業になるので。

3)Google DocumentLink

Google Documentは、インターネット上で開いたワードなどの書類を、
複数の人間が同時に編集を行えるサービスです。
グーグルアカウントを持っていれば、誰でも無料で使用できます。

ある書類の、作成と添削を同時に行いたい時、1人が文章を書きながら、
もう1人がその文章のチェックや訂正をすることができます。

例えば、ある書類を10人ぐらいで分担して一気に書き上げれば、
つらい書類も一気に終わらせることができるかもしれませんね。

問題点は、一文字ごとに逐一保存を行っているので、タイピングの反応が若干遅いです。
それと、書類に罫線などがあると、アップロードした後に、多いにずれるので腹立たしいです。

— posted by 千葉恒 at 12:54 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

トランスレーショナル

僕の所属するラボは、30人ほどの大所帯で、
画像・バイオメカ技術を用いた骨関節疾患のTranslational Researchをしています。

「トランスレーショナルリサーチ」とは、基礎研究で開発された新技術を、
臨床現場で患者さんに応用することを目的とした研究です。
日本語では「橋渡し研究」という、何ともダサい感じで訳されています。

僕のラボは、工学系の基礎研究者(PhD)が7割、医師(MD)が3割
ぐらいで構成されていて、今朝の定例の全体ミーティングでは、
PhDのMRIシークエンスプログラマーが、新しい研究の発表をしていました。

いつも感じることですが、日本との大きな違いは、

1)PhDが主体となってTranslational Researchをしている。

想像しにくいかもしれませんが、例えば、整形外科教室に100人のMDがいて、
それに加えて、同じ教室内に、計100人ほどの、PhD(生物系、工学系、
理学療法系など)とコーディネーターやアシスタントが所属している感じです。

彼らPhDが、新技術を臨床の患者さんに応用して、
データを集めて論文を書く、ということをしています。
MDは、TranslationalよりClinical Researchを主にやっている印象です。

ミーティングでPhDが最もわかっていないと感じることは、
この研究が、臨床的にどんな意味があるのか?役に立つのか?ということです。
PhDの人達は、ビックリするぐらい臨床のことを知りません。

MRIのスペシャリストと、臨床の腰椎MRI像を一緒に見たことがあるのですが、
彼は解剖も知らなければ、所見も読めず、僕が全部教えてあげました。
MRIの難しいことをこんなに知っているのに、ヘルニア一つ読影できないわけです。

この土壌は時として、臨床的価値のないTranslational Researchを生み出します。
基礎研究は、臨床的に無意味でもいいのです。種ですから。
しかし、臨床的価値のないTranslational Researchほど、たちの悪いものはありません。

日本では、製薬会社や医療機器企業と共同開発した新技術を、
MDが主体となって、Translational Researchをすることが主流です。
MDの負担は大きいけれど、MDは臨床的意義を追求する傾向があるので、
僕は、このやり方にもいい面があると思っています。

2)研究費がおりないと、研究を始めれない。

ミーティングの後半は、財源、つまりグラントをどう取るかの議論でした。

アメリカでは、MRIやCTの使用料、整形外科医、PT、コーディネーターなどの
スタッフに払う費用、参加する患者への謝礼金など、すべてにお金がかかるので、
財源もなく、とりあえず始める、ということができません。

よって、新しい研究を始めるまでに時間がかかりますし、
面白い研究であっても、グラントが通らなければスタートすらできません。

日本だったら、上記の費用は不要なので、とりあえずデータ収集を開始できます。
これも、実は日本の方がいいと思われる点です。

基礎研究や、新薬・インプラントの治験などにおいては、
色んな面でアメリカの環境が優れているように見えます。
しかし、僕のやっている、画像やバイオメカのTranslational Research
においては、日本の方が有利かもしれないなと、最近、感じています。

— posted by 千葉恒 at 02:06 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

撮影費

最近、UCSF Radiology のホームページで興味深いページを見つけました。
UCSFが所有している研究用のCTやMRIの使用料金表Link です。

- Micro CT $155/h
- HR-pQCT $200/h
- 1.5T MRI $400/h
- 3T MRI $510/h
- 7T MRI $510/h

以前もこのブログでLink 触れましたが、アメリカの大学では、
CTやMRIを研究のために使用するのにも、お金がかかります。

日本では、臨床用のCTやMRIであれば、放射線部から許可をもらえれば、
夜や週末に無料で使わせてもらうことができます。
研究用のマイクロCTであっても、大学の共用のものであれば無料で使えますし、
特定の研究室が購入したものであれば、共同研究などの形で使わせてもらう手もあります。

この表によると、UCSFで僕が使っているHR-pQCTの場合、
1時間につき200ドル(1万7千円)を支払わなくてはなりません。
今までに50時間以上は撮影しているので、1万ドル以上か。

実際は、この値段は、他科に使わせるときの値段であって、
僕らが支払ってるのは、おそらく、その半額程度だったと思います。
逆に、企業に使わせるときは、もっと取るようです。

しかもこの表によると、研究の受託やデータ管理にまで費用がかかります。
- Study Design and Development $5500/1study
- Advanced Technical Analysis $110/h
- Research Data Management Backups $285/1TB

おもしろいですねー。
日本に置き換えると、例えば、ある科で高価な実験道具を買ったとして、
その元手を取るために、他科や企業にも有料で使ってもらう。
実験を丸々依頼された場合は、デザインと管理料で
1件につき100万円ほど支払ってもらう、って感じでしょうか。

— posted by 千葉恒 at 03:34 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

悩める英語の勉強法-4

もはやいくらでも書けそうな気がします。悩める勉強法-10 ぐらいまで。
今回で終わりにします。

4)グループレッスン

渡米当初は、知人の紹介で英会話の先生に来てもらい、妻と一緒にレッスンを受けてました。
お互いいろいろ用事があるので、だんだん予定が合わなくなり、自然消滅しました。

その後また新しい先生を見つけましたが、遠くまで通うのが面倒で自然消滅しました

現在は、知人たちと一緒にグループレッスンを受けています。
週末の夜なので、参加できないことも多く、実質的には月に2回程度です。
英語に苦労している仲間どうし集まって、なんとか会話をするのも楽しいものです。

5)英文メールをちゃんと読む

学内メールが毎日5〜10通ぐらいあり、読むのはかなり面倒なんですが、
時々大事なメールが潜んでいることがあり、極力内容の半分ぐらいまでは
辞書ひきながらちゃんと読むことにしています。

実は先月の一時帰国が、TOEICの開催日と重なっていたので受けてみました。
渡米前から100点以上アップし800越えをしており、リーディング力アップ
だけは実感できました。今のところ会話はうまくいってませんが、
せめて読み書きのレベルアップだけはして帰れそうです。

6)続かなかったものたち

- 市民大学のESL
市民大学(CCSF)が無料の英会話を提供しており、土曜のクラスに行ってみました。
が、土曜はいろいろイベントがあるので、その一回で終わってしまいました。

- 日本のアニメの英語版
一時期、日本のアニメの英語版を、Youtubeで見ていましたが、
やはりもう大人なので、内容がつまらなくて、海外ドラマがそれにとって変わりました。

- 聞き流し系
通勤時間が3分と短すぎるので、なかなか聴き終わりません。

- 単語帳
中学生時代を思い出して、単語帳を書いたりしたこともありました。
急にアナログなことをしたかっただけのようで。10冊位で終わってしまいました。

最大の問題は、自分の性格にあるような気がしてます。
飽きやすくて、気分屋で、努力家なんだか、そうじゃないんだか。
自信がなくて、間違いが怖くて、声が小さくて、会話をさけて。
まぁ、相手は確実にどうも思ってないので、気にせず臆せずしゃべっていこうと思います。


— posted by 千葉恒 at 04:35 pm   commentComment [3]  pingTrackBack [0]

悩める英語の勉強法-3

3)海外ドラマ

これは英語学習の王道ですね。
問題は、どのようなコンテンツをどんな媒体で、どのように見るかです。

- コンテンツ
渡米した後、一時はまって見ていたのは、15年ほど前に流行った
Ally McBeal(邦題 アリーマイラブ)というドラマです。
法律事務所を舞台に弁護士たちが繰り広げる人間ドラマです。
意味なく法律用語に詳しくなれます。

今、見てるのは、Lost(ロスト)です。
太平洋の島に墜落した航空機の生存者たちが、
島の中で不思議な体験をしていく、かなり難解なドラマです。
torture(拷問する)など、非日常的な単語を覚えることに。。

医療系のドラマなんかいいんでしょうが、見たことはないですね。

- 媒体
以前は、DVDを人に借りたり、レンタルしたりして見てましたが、
最近は、ネット上で直接見る方が楽なので、そうしています。
僕が利用してるのは、Hulu PlusLink (フルプラス)というサイトで、
日本にも日本版があるようです

月額7.99ドルで(650円) 、海外ドラマ見放題です。
英語字幕も出せます(もちろんこちらでは日本語字幕はありませんが) 。
フルは安い代わりに、スキップできないCMが入り込むので少々煩わしいです。

- 音声・字幕をどうするか
問題はこれなんですが、音声(英語・日本語)と字幕(なし、英語、日本語)を
どういうコンビネーションで何回(どんな順番)見るかで、
勉強になるか、継続できるかが、変わってくると思います。

日本語音声は使わないと思います。英語音声に何を加えるかですが、
英語+字幕なし:これだけでわかれば苦労しません。
英語+英語字幕:気がつくと、英語を聞かずに単に英語速読をしています。
英語+日本語字幕:これは普通にドラマを楽しんでるだけです。

以前は、何かにそう書いてあったので、
1 日本語字幕、2 英語字幕、3 字幕なし の順で見てました。
1 内容を理解して 2 言い回しを理解して 3 聞きとる練習をするというものです。
これははっきりいってツラいです。
まず1時間ドラマを見るのに3時間かかる。しかも3回目を見る時は全く楽しくない。
1シーズン(24エピソード)を見るのに、数ヶ月間かかる。

逆も試したことがあります:1 字幕なし、2 英語字幕、3 日本語字幕
2回目3回目でだんだん内容が分かるので、気持ち的には少し楽です。

最近は、字幕なしで見て、内容がわからない時だけ巻き戻して、
英語字幕で見直しています(結果、ほとんど英語字幕で見ている)。
何がベストなんだか未だにわかりません。

聞き取れないって、ほんとツラいんですよね。
学生時代からずっと英語が苦手科目で、常に足を引っ張ってきました。

今は、英会話の先生が言ってることはわかるんですが、
職場の人達との会話となると、僕には難易度が高いんです。
ボキャブラリーとアクセントがかなり障害になってます。
知らない固有名詞や、アメリカ、インド、欧州アクセントが飛び交ってます。

どうやったらリスニング力が上がるのかが、全くわかりませんね。
あと1年でどうにかしたいなぁ。。


NONALNUM-44K544Kv44Oq44O844Oz44K344On44OD44OIMjAxMi0wOC0xMjIwLjMwLjI1-E



— posted by 千葉恒 at 11:26 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0425 sec.

prev
2026.10
next
日月火水木金土
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31