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祝4年!HR-pQCT

HR-pQCTが長崎に(日本に)やってきてLink 、4年が経ちました 。

もう「忙しさMAX」ですね。人生最大。
現在までに「36」の研究を立ち上げています。やり過ぎです。
4年も経つと、初期の研究は終了してるので、論文化と、解析と、立ち上げが混在しています。

1つの研究から最低1つの論文は出す予定ですが、英文の論文にできたのはまだ3つです。

・英文論文化:PRE(精度研究:千葉)、CAD(spine:山田)、ELB(肘:佐田)
・投稿中:  QUS(超音波骨密度測定器:千葉)、Fx(骨折治癒:江良)、KOA(変形性膝関節症:白石)
・投稿目前: NOR(健常人:横田)、Fx(骨折治癒:西野)
・論文作成中:NGO(3Dregistration:千葉)、ATH(女性アスリート:北島)、ARX(やせ症:松林)
・最終解析中:PTH(テリパラチド:千葉)、RA(関節リウマチ:渡邉、大木、白石)、CKD(北村、横田)、KB(キーンベック:辻本)、IBN(イバンドロネート:千葉)、LC(肝硬変:末廣)、QUS2(超音波骨密度測定器:近藤)

きっと死ぬ前に「あぁ、42歳のころ、マックス忙しかったなぁ」と思い出すことでしょう。

かわいいHR-pQCTの写真はこちらLink (海外向けホームページ:作成中)。
とっても小さい部屋に入ってます。HR-pQCTの会社の人(スイス)によると、世界で2番目に小さい部屋に入ったHR-pQCTだそうです。


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— posted by 千葉恒 at 09:06 pm   commentComment [0] 

英語スピーチ

TOYOTA社長の母校での英語スピーチLink 、すばらしいですね!
ネット上でも大反響で、ググると、スピーチの専門家たちが、いろんな解説Link をしています。

私自身、秋の学会で、英語で座長や発表をすることになっていて、今からすでに、ドキドキしています。

最近の私は多忙すぎて、いつも締め切りに追われ、宿題だらけ、机の上ごっちゃごちゃ、
デスクトップもごっちゃごちゃ、返信してないメール、、

この生活で、本当は英語のレッスンもしたいのですが、時間がなくてできていません。

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— posted by 千葉恒 at 06:56 pm   commentComment [0] 

骨形態計測学会@北九州

私の愛する学会です。
参加数が300人程度の小さい学会ですが、いつも新しい発見や研究のヒントをもらいます。
地方開催が多いのも魅力の1つです。
今年は、産業医科大学 整形外科の酒井昭典 教授が会長で北九州市で開催されました(ウェブサイトLink )。

今年は長崎大学整形外科からは5演題。
千葉 恒 ランチョンセミナー 骨粗鬆症の病態と治療を骨微細構造から考える
千葉 恒 シンポジウム HR-pQCT による骨関節疾患の病態解析
千葉 恒 一般演題 HR-pQCT による足関節微細構造の解析:脛骨・距骨側における骨梁構造の相違
岡崎 成弘 一般演題 ヒト生体内における人工骨の吸収、骨置換の調査:HR-pQCT による骨微細構造解析
磯部 優作 一般演題 肝硬変患者における骨脆弱性の病態解析 ― HR-pQCTによる骨微細構造計測 ―

ランチョンがとんでもないプレッシャーだったので、今はかなり解放された気分です。

医学部6年生の磯部くんは、北九州市が地元ということもあって、発表してもらいましたが、
これまでに何度も発表していますので、スライド作りはもう慣れたもので、発表も安定感があります。

岡崎先生は、完全に世界初の研究をしていますので、今後の展開が非常に楽しみです。

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— posted by 千葉恒 at 08:58 pm   commentComment [0] 

医師が海外留学する意義-3

間が空いちゃいました。
この2週ほど、締め切りラッシュで、13個の締め切りに追われていました。あとちょっと、、

森岡和仁先生の総説「グローバル時代に医師が海外留学する意義Link 」ですが、
ラストは、「英語が話せる」本質を知る、です。

留学に行く前は、まさに下記の状態。
「国際学会での発表や質疑応答に対する不安,気が進まないレセプションパーティー,憂鬱な英語論文の作成や査読への返答など,英語に関するストレスは尽きない」
→ 留学後にこれが解消されたかというと、、そうではないですが、留学前と比べると、だんぜんマシになりました。

留学の初期は、
「発音が悪いので発言を躊躇ったり,(相手の)発表を中断してまで発言すべきか戸惑うが,」
→ 私の場合、言いたいことが全く英語にできず、そのままラボでは殻に閉じこもってしまい、ミーティングでは決して発言しないキャラ、存在すら消していました。それは2年間続きましたよ。

森岡先生の場合、下記のような考えを実行し、、
「米国人は日本人よりも失敗に寛容であるため,間違えることを恥じることなく,意図さえ伝わればよいと開き直ることが大事である」
「その場で謝りを指摘したり意見することによってむしろ会話を弾ませ,結果的に黙って聞くよりも相手のためになる
「同時に、何かしらの発言をすることによって、存在感を周囲へ再認識させる機会にもなり」
→ これが実行できるって、言うは易しで大変なんことなんです!トライしたことは何度かありましたが、続かなかったな。

最終的には下記のような境地に至っています。
「コミュニケーションは発音が悪くても的確かつセンスのある発言の方が尤もらしい会話よりも共感を得やすい」
「言語の壁を越えた共感の蓄積はやがて信頼関係へと発展する.結果として,たとえ聞き直されても決して動じず,言いたいことがある時には会話を遮る勇気を持つ」
「渡米前に抱く語学への不安は「英語が話せる」本質のごく一部にすぎず,英語圏に浸ることによって万事を心得て,日本では成し得ないスキルの体得により語学に対する不安の克服に至る」
「英語を単なる世界共通のコミュニケーションツールとして考えれば,改善の余地があるにもかかわらず,自信がないことを理由に一期一会を無駄にすることはあまりに勿体ないと言える.」
→ ペラペラなんて目標にしなくていいんですね。それよりも伝えること、その中身が大事。

紹介は以上です。
すばらしいレビューで、留学を計画されている医師の方には、是非とも読んでいただきたいです。


— posted by 千葉恒 at 06:32 am   commentComment [4] 

医師が海外留学する意義-2

つづきです。

これも完全に同意ですが、まるっとコピペすると

「社会人が人生で海外を経験できる機会は非常に少なく,その中でも医師は既に留学する根拠を持ち,実現できる権利を有する境遇にある」
「留学後に帰国する場合には,どのような形であっても医師としてのキャリアを再開することができ」
「低リスクでまだ見ぬ世界への挑戦ができ,高リターンも期待できる恵まれた立場にいる」

正直、医師免許というライセンスは、大きな保証です。しかし、だからこそ、MDは、PhD(医学研究のため留学している研究者は、理学部、農学部卒のPhDと、医学部卒のMDに大きく分かれます)と比較して、逃げ場があって、なんちゃって研究者が多いと思われます。留学先で、本当の研究者(PhD)と接する機会を持てることも、1つの大きな経験だと思っています。

近年のキーワードである多様性についてですが、

「言語・文化・社会的背景が異なる相手とコミュニケーションを図ることが容易でないことは自明であり,単一民族国家として独自の言語と文化を確立した日本にとっては大きな試練」
「留学生は必ずこの問題に直面するが,自己解決して環境に適応し,同僚と協力しながら普通に働けている」
「多様性は個性として理解し,受容は自分の幅を広げることに気づき,謙虚になってうまく適応できるようになる」

最後の文章は秀逸ですね。留学先では、日本にいるとぜっっったい出会わないような、強烈なキャラの人間と一緒に働くことになります。そして徐々に、これはこの国では個性の範疇だな、と解釈できるようになり、相手は変えようがないので、仕方なく自分のキャパが大きくなり、帰国後も、少々の個性派に対して動じなくなります。結果として、自分自身も、少々枠から外れても気にならなくなります。良くも悪くも。

— posted by 千葉恒 at 08:13 pm   commentComment [0] 

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