僕が日本を離れていたこの９ヶ月の間に、大学ではいろいろな変化が起きていました。

まず、昨年の秋に、当教室の尾崎誠 先生が新教授に選任され、教室の体制が
診療グループから回診に至るまでいろいろ変わっていました。
今後もこれまでと同様に僕の留学を人事の面でも金銭面でも支持支援して頂けるので助かります。
今回の一時帰省で、僕たち研究班とのミーティングの場も作っていただき、有益なディスカッションができました。

研究で以前よりめちゃくちゃお世話になっている放射線科准教授の伊東昌子 先生は、
この春より「メディカル・ワークライフバランスセンター」を立ち上げていました。
伊東先生は、骨粗鬆症の画像解析で世界的に有名な人で、今後も骨の研究は継続し両立させるようです。

早速、新しい職場を訪問させてもらいましたが、途中までの道のりが院内改装中のため、
暗くて散らかり放題で不安になるほどですが、室内はキレイでいい感じでした。
ここは仮の部屋で、近い将来に新しい部屋に移る予定とのことです。
ホームページ が素敵です。サポーター を募っていたのでなってみました。

留学の際にいろいろアドバイスをいただいた当教室の宮本俊之 先生は、
かつてより構想していた「外傷センター」を遂に立ち上げていました。
リンクにもあるように、救命センターとは別物で、外傷治療（多発、開放骨折など）のエキスパート集団です。
国立大学では日本で初めて開設されたとのことです。

宮本先生は６年前に世界トップレベルの外傷センターであるアメリカのキャンベルクリニックで研鑽 を
積んでおり、そこで学んだことを長崎で実現させたことになります。僕も見習いたいですね。

医局を訪問させてもらいましたが、ワークライフよりもっと奥の物置状態の建物の一画にあり、
これも仮の住まいと思われますが、逆に素敵でした。また余計なこと書いてますね。。
実際の仕事場に関しては、救急/外傷センター専門の病床を約20床確保しており、
手術もこれまで以上にガンガンしています。スタッフの国内外の研修、留学も非常に活発です。

僕が帰国する来年の夏頃には、もっといろいろな変化がおきていることでしょう。。

今、成田です。

お土産をいっぱい引っさげてます。
ふくさやのキューブカステラ ×多数。長崎のカステラで、今、一番のおすすめです。
美味しくて、量がちょうど良くて、パッケージもかわいくて。
僕の朝食、カロリーメート×30個。アメリカでも売ってますが値段が二倍なので、
ついついマツキヨで買い占めてしまいました。
ほか、ちゃんぽん、五島うどん、かまぼこ、明太子、焼酎、かんころもち、などなど。。

今回の帰国で、今更ながら思ったこと。やっぱり会話ですね。

医局での世間話が、なんと簡単なことか。例えば、新入局員の高橋先生とのささいな会話。
（高橋）「いつまで留学されるんですか？うんぬん、、」
（千葉）「昔、お父さんの留学でイギリスにいたでしょ？たしか軟骨の研究。うんぬん、、」

１）相手の言葉が聞き取れる。２）自分の言いたいことが言える。３）共通の話題がある。
このすべてが、UCSFの職場ではイマイチできてないんだなー。

レストランでの注文も、なんと簡単なことか。
メニューに写真がいっぱいあって、わかりやすいなぁ。当たり前のことに感動。

しかし、久しぶり見た日本のテレビは幼稚だなと感じました。ワイドショーとかCMとか。
AKBの引退とか、ケータイゲームとか、カードが当たるとか、、ほんとどうでもいい。

時代劇版101回目のプロポーズが気になる気になる。。

今週は毎日、医局で研究です。
せっかくの一時帰国なのに、何してるの？とよく言われますが、
ここでしかできない作業がいくつかありまして、それらは今の僕の大事な仕事なので。

毎日夜遅くまで、実験用の骨を加工したり、パソコンで解析をカチャカチャしたり、、
あっという間に、日本の仕事スタイルに戻ってしまい、
やっぱり、カリフォルニアの9時5時な生活は、夢の中の出来事なんだー、と再認識しました。

西諫早病院 で手術の手伝いもしています。人工骨頭置換術、手根管解放術、腱鞘切開術など。
ブランクが不安でしたが、一旦手術が始まるとそれを感じることはなく、手が覚えていたので安心しました。

ほかは、一時帰国時の恒例の、歯医者 や、髪切り など。

そして、日本食を堪能！
刺身（いろは寿司 ）：うちわエビ最高です。寿司（銀寿司 ）：きすの季節です。鉄板焼き（てんてこまい ）。
中華（かたおか ）：SFはチャイナタウンが有名ですが、僕は日本の中華料理の方が好きですね。
熊本で家族で行った日本料理（泉里 ）：ここはレベル高かったです。

3日後にはサンフランシスコに戻っています。
日本食は恋しいですが、正直今は、アメリカ生活の方が楽しいので待ち遠しいです。。

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先週末は、兄の結婚式に出席してきました。

兄は熊本のSONYで、デジカメのCMOSセンサーの仕事をしており、
新婦も熊本の人で、結婚式、披露宴とも熊本で行われることになりました。
長崎からクルマで約3時間、まぁまぁ遠いです。

結婚式は加藤神社 という、加藤清正公を祀っている神社で行われました。
長崎の神社婚と所々で流儀が違って、興味深かったです。
新婦側の席に座っていた新婦が、三三九度と宣誓の後に、新郎側の席に座ります。
新婦の両親の横の椅子がぽっかり空いてしまった時の、悲しげな顔が何とも忘れられません。

僕は自分の結婚式で、三三九度を勘違いして、27回してしまい、奥さんも僕に合わせたので、
二人で54回してしまったことを思い出して、二人で笑いをこらえていました。

披露宴も良かったですね。
兄の人望の厚さとマイペースさを感じさせる、兄らしい披露宴でした。
親戚やお世話になった知り合い達にたくさん会えたのも良かったです。

会場は市街地から少し北にある「四季の丘 」というところで。
雰囲気が開放的で明るくて、食事もおいしかったです。

宿泊したホテル は熊本城の目の前に立地し、部屋からの熊本城が眺めが良かったです。
少し熊本城を散策する時間がありましたが、桜が満開で美しく、日本の桜と、
日本の春の何というか肌寒くて澄んだ感じを味わえて良かったです。

ところで、前回の帰国と全く同じパターンなんですが、帰国後より喉を痛めて苦しんでます。
原因は、飛行機やホテルの乾燥＋タバコ煙です。

アメリカの、特にカリフォルニアの喫煙規制は非常に厳しく、
外食した後に服がタバコ臭くなる、ってことは一切ありません。
カリフォルニア州は1998年に壁で囲まれた場所（レストランやショップ、オフィスなどすべて）
における喫煙を完全に禁止する法律を成立させています。

日本にいたときはタバコ臭って全く気にならなかったんですが、
今はアメリカに慣れちゃって、だいぶ喉が弱くなってるようです。
あー、のどが痛い。。

昨晩、日本に帰国しました！何という暴風雨！そしてゲキ寒！

この暴風のために、昨日は多くのフライトが欠航になってました。
僕たちは、ビザの一件で大阪経由にしていたため、奇跡的なすり抜けで、
長崎に帰省することができました。ケガの功名です。

今回は学会出張ではないので補助が出ないため、マイルを使って航空券を買うことにしました。
使用マイルは国際線と国内線を合わせて、１人６万マイルでした。
マイルを使った航空券の購入は仕組みが複雑で 、よくわかってませんが、
サンフランシスコ往復は、4/1〜26はローシーズンで４万マイルで、これに国内線を加えればこんなもんでしょうか。
ところで、燃油サーチャージってマイルでカバーできないんですね。１人５万７千円はでかい。

複雑なのは接続ですが、長崎に帰るまでに、最大８区間の便を組み合わせても使用マイルは変わらないので、
加えて、接続が同日であれば途中降機 にはならないので、深夜便を使って早朝に着けば、
中継地で半日過ごすことができます。もし間違ってたら訂正してくださいね。

よって僕らの往路は、大阪で時間を過ごすために、SF→ロス、ロス→羽田、羽田→関空（朝）、伊丹（同日夜）→長崎　
という超複雑なルートになりました。復路は普通に、長崎→羽田、成田→SFです。
６区間、途中降機１回です。おそらく普通の４区間の取り方と、消費マイルはさほど変わらない？

ちなみに、今回の国際線（ロスー羽田）はかなり熟睡できました。
深夜便＋窓側席＋お気に入りのブランケットで首ぐるぐる巻き＋レンドルミン の効果だと思われます。
今後も、この手で眠れればいいですが。。

関空は初でしたが、うわさ通り閑散としてましたね。レストラン街もあまり魅力なし。
しかも、乗り換えのため伊丹に移動後、暴風のため関空への橋が通行禁止に。弱い！

大阪では、ビザを更新できなかった腹いせに、美味しいランチを食べてきました。
約１年ぶりの串カツ。この店 お勧めです。お高い店ですが、ランチならOK。
その後、伊丹空港で、久しぶりのモスバーガー。日本のハンバーガーは小さいな。

医局長より、魔のメール。ではなく、愛のメール。
海外留学生安全対策協議会から長崎大学へのメールを転送してくれました。

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1.【米国】CAの大学で銃乱射、7人死亡

報道によると、4月2日午前、カリフォルニア州オークランドのオイコス大学（キリスト教系）で銃の乱射事件が発生し、7人が死亡、3人が負傷した。
犯人は身柄を拘束されているが、同大学の看護学を学んだ元学生で40才の韓国系という。
犯人は教室内で至近距離から1人を撃った後、乱射をはじめたという。

ワンポイント・アドバイス

銃社会である米国では、銃の乱射事件が平穏であるべき大学内でも発生する。
このことを念頭に置き、銃声が聞こえたら直ぐに床に伏せる、
その後状況を確認して、犯人から距離があれば銃声のした方向と反対の方角へ避難することを実行されたい。
乱射は人に向かってされるので、人のいない方向で犯人から見て障害物のある方向へ逃げることは有効である。
犯人が近い場合には犯人の目を見ずに抵抗しないよう留意されたい。
いずれにしても不審な兆候に感覚を研ぎ澄まし、気が付いたらキャンパスポリスや警察に届けるように、同時にその場から離れるようにされたい。
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このアドバイス、何とも言えませんね。

オークランドは隣町で、治安が悪いので、日本人留学生はあまり近づかない町です。
僕がSFを脱出した翌日の出来事で、SFのみんなは、きっとこの話題をしていることでしょう。