9ヶ月経ちました

SFに暮らし始めて9ヶ月が経ちました!

英語の方は、、、イマイチですねー。もちろん、来た時よりはいいですが。
1年間くらいの留学でペラペラになれる人って、あんまりいないんじゃないかな、、と思います。

リスニングは「何か特殊な才能でもいるんじゃないか?」と、思うぐらいで、進歩がないです。
もちろんそれは相手次第で、英会話の先生や、職場の1対1のミーティングでは会話は成立します。
自分のリスニングのレベルがなかなか上がらない以上、こうなったら、
いかにして相手の話すレベルを下げさせるか、何かそういう技を開発しようかと思うぐらいです。

ボキャブラリーは大事だと思ってて、増やそうとしてます。
洋楽の歌詞のように、たとえ聞き取れたとしても、知らない単語は何度聞いても知らないままですからね。
話せなくてもいいから、何となくいろんな単語の意味を知っておきたいなと。
ただ、単語って無限にあるんですよねー。

リスニングが相手次第で、自分ではどうしようもできないことに比べて(速い、訛り、難しい単語を使うなど)
スピーキングは自分次第なので、練習すれば報われそうな気もします。
外人っぽく話そうとすると、単なる「滑舌悪い人」になることに気付いたので、
今は、ゆっくり、はっきり、簡単な単語で話そうと心がけてます。

もうちょっと上達したら、こんな勉強法が良かった、とか報告したいのですが、未だ長いトンネルの中。
「1年後の今も、アメリカにいるんだな」と思うと、まだまだ時間があるような気になれるので、
今後もペラペラを目指してがんばりたいと思います。

ちなみに、ラボのボスである S. MajumdarLink には、3ヶ月おきに1対1で実験経過のプレゼンをしてます。
ビッグラボすぎて、あまりにもボスと話す機会が少なく、このままではヤバいと思い、お願いしてます。
つい昨日、9ヶ月報告をやってきたところでしたが、いいディスカッションができました。
この人はとにかく、結論を導き出すのが早い!超合目的な人です。科学者として尊敬してます。

話は変わりますが、今、かなり苦しんでいるのが、日本の米国領事館Link へのビザ更新の申請です。
ウェブサイトのシステム変更のため、3月はビザ申請が中断されていました。
3/23に再開されたので申請を試みましたが、ウェブサイトのシステム異常が半端なく、
コールセンターに電話しましたが、日本語が達者でない中国人が毎回でてきて、
話は伝わらないし、明日かけ直せとか、こちらからメールしますとか言って(メールは結局来ない)、
問題を先延ばしされ、先週の金曜から、ほぼ毎晩、その中国人たちとケンカしてます。

僕に関する問題は、何とか予約を取ろうと、何回もトライしたため、制限回数を越えたことにあるようです。
しかしこれは、システムエラーに加え、最終的にコールセンターの人に言われるままに電話口で操作してたら
制限を越えてしまったので、そこで論争してます。これを書きながら怒りがこみ上げてきた。

しかも、この状態に対する解決策もないらしく、4月の申請はもうできそうにありません。
4月に更新するために、DS-2019の準備や航空券の予約など、いろいろやってきましたが、
このままでは無駄に大阪に寄って観光して、長崎に帰郷することになりそうです。。

ところが、日本のとある研究施設に申請していた、わりと大がかりな実験が採用され、
6月にも再度、一時帰国することになりました。これはここ数年の念願の実験だったので、嬉しいです。
その時に、ビザの更新をしたいと思ってます。不幸中の幸い。。


— posted by 千葉恒 at 02:35 pm   commentComment [2]  pingTrackBack [0]

パブリックアート

UCSFの日本人研究者O氏より、興味深いことを聞きました。
かねてより気になっていた、キャンパス内のオシャレなオブジェ達Link ですが、
カッコいいな、予算の余裕があるな〜、と関心していましたが、
これらは、学長の意向による「UCSFの建築費の1%をアートに使用するLink 」という決まり事だったそうです。

ちなみに僕のお気に入りは、これLinkこれLink で、ここLink に行きたいのですが、どこにあるか不明。
僕らが住んでいるハウジングには、KOTA EZAWALink というドイツ系日本人のかっこいい作品Link があります。

しかし、この発想はおもしろいですねー。
ただ「大学をオシャレにしろ」だけじゃこうはならない。1%のルールを課した訳ですね。

UCSFの見学に来た学生達は必ず「オシャレだ、カッコいい、こんな所で研究したい」と言って帰ります。
僕が勝手に思う所、アメリカは移民の国なので、教育もさることながら、
世界中から優秀な人材を集めることで、世界のトップであり続けました。
よって常に、世界中の人が住みたくなるような魅力的な国であろうとしているのかもしれませんね。

UCSFでは、実験動物の世話や、実験材料の準備、器具の整備の大部分を、アシスタントがしてくれるそうで、
これは日本との大きな違いで、研究の環境としては圧倒的にアメリカが良いとのことです。
僕の研究分野でも、患者のリクルートはコーディネーターがしてくれて楽です。

こうやって、優秀な研究者が日本から移ってしまうのはもったいないですね。
ノーベル賞を受賞した日本人が、アメリカの大学教授、って何回かありましたよね。
「労働環境への投資は、そのまま人材確保につながる。」当たり前と言えば当たり前です。

日本の大学の狭さ、天井の低さ、地味さを思い出して、ちょっとだけ帰りたくなくなりますが
、、いや、帰ります。長崎のおいしいお刺身が待っている。。(それだけじゃないですが)

IMG_5205



IMG_5197



IMG_2976



IMG_3171



— posted by 千葉恒 at 12:07 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

見学+見学

先週の金曜日は、午前中に、兵庫医大整形外科のM先生、
午後より、京都大学の大学院生3人が、UCSF Mission Bay の見学にきました。
見学を案内するのは、南郷氏、長大整形、伊東先生、佐賀県に続き、5、6組目となります。

M先生は、兵庫医大整形外科Link で脊椎外科をされている先生で、昨年7月より UCSF Medical Center に臨床留学しています。
主に、手術の見学と、臨床研究をされており「脊椎サジタルアライメント」に関する興味深い研究をされています。

このテーマは本当に興味深いですね。脊椎だけの話ではなく、股関節、姿勢、歩行、人類の進化に及ぶ壮大なテーマです。
僕もやりたいくらいですが、あまり手を広げると自滅します。当面は今の分野に集中しようと思います。
人生で1つ、大きなことは成し遂げたいを思う日々ですが、ここまで来て、それが何かまだわかりません。

M先生には、僕のラボと研究内容を見てもらい、Mission Bay キャンパスをぐるりと一周して、
整形外科医同士、積もる話をして、楽しいだけではない留学の現実を語り合って、楽しいひと時でした。。

午後からは、京都大学のウイルス研究所Link の学生達がやってきました。
これは完全に偶然知り合ったのですが、先々週末に、僕が外でブログ用の写真を撮っていたら、
「撮りましょうか」と話しかけられて、それがその学生で、聞く所、京大ウイルス研の大学院生で、
プレゼン会で優秀賞をとった3人が、副賞として春休み2週間のSF語学留学券をもらったとのことでした。

「UCSFの建物の中を見れませんか」と言われて「じゃ平日においで、僕が案内するよ」という運びです。
もう僕からは「見学させてやるオーラ」が出まくってるんじゃないかと思います。
ついに、道行く京大の学生まで引きつけてしまいました。

UCSFの京大出身の知人に声をかけた所、さらにもう2人に声をかけてもらって、計3カ所のラボを見学して回りました。
僕のラボは、ウイルス研の免疫学をやっている学生達にはかなり関係ないと思って辞退しました。

最初は、J氏のラボで、結晶X線回折によるタンパク構造解析で、僕とはX線つながりで、かなり興味深かったです。
次に、O氏のラボ。ウイルスの研究で、実験用のハエが満載の小部屋が脳裏に焼き付きました。
最後は、K氏のラボで、細胞などをナノレベルで見るための超高解像度の光学顕微鏡の開発をしており、
僕とは微細なものを見たいつながりで、これまた興奮。
学生よりも僕のためになった見学ツアーでした。

見学にご興味のある方は、まだまだ引き受けますよ。。


IMG_5191



IMG_5194



IMG_5198



— posted by 千葉恒 at 09:53 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

SFの治安

SFの治安ですが、決して良くはないようです。

下記のメールは、UCSF周辺でおきた犯罪を知らせる学内メールで、この案件は
僕らの住んでいるアパートの近くで、ナイフをちらつかせた財布の強盗があった、という内容でした。

このようなメールが、月に4-5回くらい、ほぼ毎週、来ます。
読んでみると、かなり身近な場所で起きてるのでビビります。
容疑者は悲しいかなたいてい黒人です。

こちらに来て習慣になったことは、
- 屋外で長い時間、PCを開いたり、電話しながら歩いたりしない。財布なんてもってのほか。
 犯罪情報メールの半分くらいは、ノートPCやケータイのひったくりです。
- クルマに乗ったらすぐにカギを閉める。離れる時は、見えるところにカバンを置かない。
 カーナビは毎回しまってます。
- 夜に一人歩きしない。人数がいても、あやしげな通りは、すぐ引き返す。

領事館がよくまとめています。
- 安全の手引きLink
- 治安状況(カリフォルニア北部)Link
- 犯罪発生状況(1.1〜1. 31)Link
3番目のサイトの地図、ひどくないですか?1ヶ月間で。

アメリカ生活ははっきり言って楽しいです。SFは魅力いっぱいの街です。
でも、安全と食事だけは、日本に完敗してますね。
慣れて気が緩む時期なので、引き締め直します。安全第一で帰ってきます。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

CRIME ALERT

March 16, 2012

Armed Robbery at Mission Bay

On March 15, 2012, at approximately 4:30 P.M., a UCSF employee was robbed on Mission Bay Blvd North at 3rd Street while approaching the employee’s vehicle. One of the two suspects displayed a knife and grabbed the employee’s wallet and backpack. The suspects ran north on 3rd Street towards AT&T Park. One suspect was described as a black male, 27 years old, 5’11”, 240 lbs., with a full beard and no mustache, wearing a navy blue hooded sweatshirt (kangaroo pocket) with “Cal Berkeley” written across the chest. The second suspect was described as a male, 23-24 years old, 5’6”, 190 lbs., full beard and mustache, glasses, with a tattoo on his right wrist, wearing a grey hooded sweatshirt (kangaroo pocket) with “UCSF” written across the chest.

The UCSF Police Department is currently investigating this incident. Anyone with information regarding this incident is encouraged to contact UCSF PD at 415/. Employees, staff, and students are asked to report any suspicious persons or circumstances to UCSF PD immediately and to dial 9-911 in the case of an emergency.

Personal Safety Tips:

Suspects look for crimes of opportunity and certain personal safety measures can be followed to minimize your chances of becoming a victim. These are:
    Do not leave doors to buildings propped open.
    Prevent tailgating by closing all doors and gates behind you when entering or leaving.
    Be vigilant of suspicious persons. Call UCSF PD if a suspicious person is seen loitering on campus.
    Travel in groups whenever possible, especially at night.
    Avoid poorly-lit or deserted areas when walking at night.
    Make use of the shuttle and escort services.
    Stay alert to your surroundings; avoid headphone and cell phone use when walking or waiting alone.
    Do not stop in response to conversation starters (i.e. asking for time or directions).
    If you are walking to your car, keep your car keys easily accessible, preferably in your hand.
    If you feel you are being followed, go into an open business and ask for help.
    Keep emergency numbers pre-programmed into your cell phone.
    If you are faced with demands for your money or property, especially from an armed subject, comply with their demands in the interest of your safety.

Help fight crime by reporting suspicious activity to UCSF PD immediately. For emergency or in-progress events, dial 9-911 when using on-campus land lines and 415/ when using cell phones. For non-emergency calls, please dial 415/.

3-12-06CP

Together for a Safe and Crime Free Campus

Chief of Police

— posted by 千葉恒 at 12:47 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

長崎 vs SF !

SFに暮らし始めて感じるのは、アメリカに住んでるなー、だけでなく、
都会に住んでるなー、です。

東京から来ている人はさほど感じないかもしれませんが、
長崎から来た僕たちは、都会だなと感じることが多く、いろんなものを見聞きできて楽しいですね。

交響楽団やミュージカル、ベースボールやバスケ、いろんなフェスティバルに行けましたし、
ほか、オペラやバレエもあるので、今後、観に行きたいなと思っています。

ただ、規模こそ違えど、長崎と似ているな、と思うことも多く、

港町で、坂が多くて、シーフードが名物。
ケーブルカー → 長崎路面電車、アルカトラズ島 → 軍艦島、
ツインピークス → 稲佐山、フィッシャーマンズワーフ → 出島ワーフ、
ゴールデンゲートブリッジは女神大橋か(無理矢理)。

ここに来た頃に、SFと長崎をGoogle Mapで重ねたことがありました。ヒマ人ですね。
添付します。ほぼ同縮尺です。

SFはほとんどの丘を削って、住宅地にしています。
左の太平洋側から右の湾岸まで、ずっと住宅地です。そこが大きな違いでしょうか。

長崎で言うところの、弁天白浜から柿泊、医学部、金比羅山、ペンギン水族館まで
真横に全部、住宅地にした感じです。無理だな。かなりのローカルネタでした。

UCSF → 長崎大学医学部?? かなりがんばらんばですね。


NONALNUM-44OU44Kv44OB44OjNC0x-E



NONALNUM-44OU44Kv44OB44OjNC0y-E



— posted by 千葉恒 at 01:24 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0133 sec.

prev
2012.3
next
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31