HR−pQCT

こちら火曜夜です。

今日は同じアパートの日本人研究者のお誘いで、飲み会がありました。
久しぶりカラオケなどして、楽しんできました。

今日は、僕の研究について、ぼちぼちご報告しようかと思っています。

主に2つのリサーチを始めていますが、
その1つは、HR-pQCTというCTを使った研究です。

HR-pQCTは、High Resolution peripheral Quantitative CTのことで、
直訳すると、高解像度の末梢骨用の定量的CT装置のことです。
商品名は Xtreme CT(SCANCO medical)といい、
患者さんに使用できるCTとしては世界最高の解像度を有しています。

特徴としては、
- 生体に対して使用できる
- 高解像度:ボクセルサイズ82μm、これは通常のCTの5倍以上の解像度です。
     (ボクセル:ピクセルの3D版です)
欠点としては
- 手関節や足関節といった末梢骨しか測れない
- 撮影範囲は1cm程度と狭い
- 保険適応はなし

日本ではまだ販売されていませんが、欧米では既に研究機関を中心に普及しており、
骨粗鬆症や関節リウマチなどの骨関節疾患の臨床研究に用いられています。

生体ではなく骨サンプルを撮影する使い方もあり、その場合は機能が変わります。
- ボクセルサイズは41μmまで上げれます。
- 摘出サンプルなので、股関節や膝関節の解析もできます。
- 撮影範囲は12 cm程度まで広げれます。

多くの micro CTは、最大4 cm程度のものしか測れないので
HR-pQCTは大きめの骨サンプルの全体像を、高解像度で把握するには最適です。

そこで僕は、大腿骨頚部骨折や変形性股関節症の大腿骨頭全体のスキャンを
ぼちーーぼち、やっている日々です。
最近、一人で撮影できるようになったばっかりです。

明日も撮影です。がんばるぞい!
今日は、酔っぱらってるので、もう寝ます。。zzz

IMG_2268



IMG_2271



— posted by 千葉恒 at 12:43 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0076 sec.

prev
2011.8
next
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31