ダイナミックトーク -2

前回の続き!

「プレゼンの仕方」をレクチャーする人って勇気あるな、、その人がヘタクソだったら説得力ないわけで、
正直言うと、彼女のプレゼンは中盤以降、決して整理整頓されたものではなかったです。
しかし、内容的には役に立つものばかりでした。

彼女が提示してくれたプレゼンのテクニックを、僕なりに以下の3点まとめてみました。
1)スライド作りの基本 2)スライドの構成(流れ) 3)スピーチの仕方

1)基本
まずスライド作りの基本ですが、よく言われていることですが、

1 文字数は少なく、箇条書きに
2 カラーは使い過ぎない
3 フォントとカラーには一貫性を
4 アニメーションは使い過ぎない

これらは研修医のころに注意を受ける内容ですね。

2)構成
構成ですが、通常、1 Introduction、2 Methods、3 Results、4 Discussion、5 Conclusion の順になっていますが、

この中でも Introduction が超重要で、ここでオーディエンスの心をつかまなければならない。
そのためのテクニックとして、以下の2つを提示してました。
1 オーディエンスに疑問を投げかける
2 最初のスライドに、大きなピクチャーまたは動画(またはオモシロ写真)を使う

たしかにそういうテクニックを使う演者いますよね。
最初にドーンと「興味深い疑問」をぶつけられたり「ショッキングな画像や動画」を
見せられたりすると、そのまま引き込まれてしまいます。
最悪なのは「背景」のタイトル下に「全10行ぐらいの箇条書きでない文章」を
書いてるスライドです。。まったく入り込めません。

次に、Results でのテクニックとして2つ、
1 データは、アニメーションを使って一つずつ説明
2 グラフや表のそばに、図を載せるのもあり

多量の数字をドーンと一斉に見せられても、ついていけません。
データは、アニメーションを使って、一つずつ紐解いて行きます。

発表にはたいてい、いくつかの略語が出てきて、それらは Method で図を使って説明済みですが、
Results になると見てる側は、それらの略語がどこの何だったかを忘れてしまいます。
そこで、グラフや表の横に、Methodで使用した図を再度小さく登場させるのもGoodです。

最後の、Conclusion も超重要。
「結局、伝えたいことは何なのか」ここでシンプルに伝えるべきです。
また、Conclusion の後の「Thank You」スライドで
オモシロ写真を載せるのも、演者の印象を残すいい手です。

3)スピーチ

最後にスピーチですが、もちろん原稿を見て話すのは論外のようです。
今では僕も原稿なしで発表できますが、移行期のころには苦労しました。
「今日は原稿なしで行くぞ」と思っても、いきなりしどろもどろになって、結局用意してた原稿を読んだりしてました。

このレクチャーでは「Introduction と Conclusion の原稿は丸暗記しておけ」と言ってました。
これは納得ですね。特に Introduction はつまずきやすい。僕も必ず暗記しています。後はノリで行けます。
加えて、重要なメッセージである Conclusion も暗記しておけ、とのことでした。

強調したいことの手前には、"important thing is" などの前置きを置く、または「間」を使う、と言ってました。
突然の無音はオーディエンスの注意を引きます。たしかに外人はよく使いますね。

以上!
最近、長くて硬い話が多くてすみません。。


— posted by 千葉恒 at 02:18 pm   commentComment [9]  pingTrackBack [4]

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