最近、UCSF Radiology のホームページで興味深いページを見つけました。
UCSFが所有している研究用のCTやMRIの使用料金表 です。
- Micro CT $155/h
- HR-pQCT $200/h
- 1.5T MRI $400/h
- 3T MRI $510/h
- 7T MRI $510/h
以前もこのブログで 触れましたが、アメリカの大学では、
CTやMRIを研究のために使用するのにも、お金がかかります。
日本では、臨床用のCTやMRIであれば、放射線部から許可をもらえれば、
夜や週末に無料で使わせてもらうことができます。
研究用のマイクロCTであっても、大学の共用のものであれば無料で使えますし、
特定の研究室が購入したものであれば、共同研究などの形で使わせてもらう手もあります。
この表によると、UCSFで僕が使っているHR-pQCTの場合、
1時間につき200ドル(1万7千円)を支払わなくてはなりません。
今までに50時間以上は撮影しているので、1万ドル以上か。
実際は、この値段は、他科に使わせるときの値段であって、
僕らが支払ってるのは、おそらく、その半額程度だったと思います。
逆に、企業に使わせるときは、もっと取るようです。
しかもこの表によると、研究の受託やデータ管理にまで費用がかかります。
- Study Design and Development $5500/1study
- Advanced Technical Analysis $110/h
- Research Data Management Backups $285/1TB
おもしろいですねー。
日本に置き換えると、例えば、ある科で高価な実験道具を買ったとして、
その元手を取るために、他科や企業にも有料で使ってもらう。
実験を丸々依頼された場合は、デザインと管理料で
1件につき100万円ほど支払ってもらう、って感じでしょうか。
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