Mountain Lion -1

先週、Macの新OS、Mountain Lionが発売されました。
僕のMacは最近買ったので、無料でアップグレードできます。
早速、インストールしてみました。

今回、僕が最も注目している新機能は音声入力(ディクテーション)です。
実はこのブログ、もうこのディクテーション機能を使って書いています。
(このフレーズ、最近ネットでよく目にします。。)

この機能を使っていくつか面白いことができると思います。

1)
一つ目は、普通の使い方です。
例えばメール。パソコンの前でしゃべるだけで返信ができます。
思いついたことをメモする場合でも、しゃべるだけです。

2)
二つ目は、診療現場でのカルテや紹介状などの入力です。

アメリカでは昔から、医師がリコーダーに所見を録音して、
秘書が書き込むことをしています。
これには慣れが必要で、頭の中で考えてることを整理して話す能力や、
相手に聞き取りやすく話す能力が問われると思います。
これは、欧米人のプレゼン能力の高さに裏付けられていると思います。

現実的には、音声で入力して認識ミスをチェックする時間より、
今まで通りタイプする方が、速い可能性もあります。
また、電カル上でテンプレートを作ってチェックしたり、
コピペをする方が、楽な場合も多いと思います。

よって、実際的には、長い病歴の紙の書き写しや、テンプレートで
対処できないタイプの紹介状の返事なんかが便利かもしれません。
そもそも電カルはMacじゃないんで、テキストデータを移行するための
一手間が追加されるでしょう。

また、少々無理してもディクテーションでサマリーなんかを入力する
習慣をつけておくと、プレゼン力がアップしていいかもしれませんね。

3)
三つ目は、今一番困ってる英語の勉強に使えたらいいなと思っています。
ディクテーションの言語は、英語(米国、英国、オーストラリア)、
フランス語、ドイツ語、日本語から選択することができます。
(スペイン語でも中国語でもなく、日本語が入ってることは嬉しいですね)

僕が、日本語を選択して日本語を話せばかなり高い精度で書き込まれますが、
米国英語でやったところ、半分以上が間違いになりました。
これは僕の英語の発音が、いかに間違ってるかを物語っていると思います。
ゆっくりはっきり、このアプリが聞き取れるような英語をしゃべれば、
実際でも聞き取られるかもしれませんね。

その他)

書き込みが楽になった分、メールやブログの文章量が無駄に増えたり、
口語調になったりする可能性もありますね。今回みたいに。

このアプリ、どうもめちゃくちゃ頭がよく、言葉につまって「えー、、、」
とか言っても、「えー」とは入力されません。すごい、、



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— posted by 千葉恒 at 02:19 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

つくえ

うちのラボのボスLink はインド人女性ですが、少しキャラが濃いというか、
愛すべきキャラです(いい意味です)。
先週、研究室が汚いからどうにかせろ、という一斉メールが僕たちに送られました。

そのメールには、”very unhappy with the mess” とか、
"tired of seeing the clutter on everyones desk" など、不満があらわで、
どうも大学の監査で、問題ありというレポートが来たり、
時々VIPも通るので印象が悪い、ということもあったようです。

こういったメールは、日本の大学や医局ではあまり考えられないですが、
アメリカでは教授との間に明らかな雇用関係があるので、アリなんだと思います。
数日後には驚きの美しさで、他のラボの人から、どうしたのー!と言われる日々です。

僕らはそれぞれ、L時型の大きな机をもらっており、
床の物は清掃業者に捨てられる、大事な物は盗まれる、ということから
机が汚いと言っても、日本の医局とは比べ物にならないくらいキレイです。

添付写真は僕の机ですが、左からLinux、Mac、Windows PCで、
たまたま仕事でどれも必要で、用途によって使い分けてます。
奥にこっそり鯉のイラストが飾ってますが、観光庁の「Japan, Rising Again」
というポスターで、気に入っちゃって飾ってます。隠れた闘志ですね。


ところで、整形外科医局秘書の田原さんが、今月で退職されると聞きました。
ここでの職歴は長く、僕がまだ学生時代に、整形の講義中に
寝ている僕を起こして、出席票を配ってくれたことを、今でも覚えています。

医者の立場からは、どんな仕事をしているのか見えにくいですが、
僕が数年前から医局で新しい研究を始めて、助成金などを管理する際に、
いろいろお世話になり、そのあまりにテキパキした仕事ぶりに、
やっぱり仕事ができる人だったんだなと、再確認しました。

優秀な人材がいなくなるのは惜しいですが、
きっと楽しい未来が待っていると思います。応援しています。



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— posted by 千葉恒 at 11:04 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

いろいろ更新

イチローの移籍は、アメリカでも結構話題になってるみたいです。

同僚がその話題をせっかく僕にふってくれましたが、相変わらず「そうだね、移籍したねー」ぐらいのことしか言えず、その後アメリカ人何人かで、ヤンキースからWBCの話まで広がりましたが、びっくりするぐらい何を話しているのかわからず、また会話に加われませんでした。

1年経ってもこれです。このリスニング力ってどうにかならないの??
こういう研究以外のフリートークが一番ついていけません。。


今日は、運転免許の更新のため、久しぶりにDMVに行ってきました。
相変わらずの行列で、だからといって、職員が急いで仕事をする、なんて気配は全くなし。
このアメリカな風景も見慣れたものです。

免許の期限はビザの期限を越えないので、僕の場合、1年で期限切れです。
そもそもビザは長めに取っておくべきでした。僕は当初1年契約だったので、1年間のビザしかもらえませんでしたが、2~3年のビザを最初からとっている人も多いです。


2年目に更新した主なことと言えば、
- ビザ
- アパート、駐車場
- 運転免許証、自動車登録証
の3つでしょうか。以下は、覚え書きですが、

(ビザの更新)
大まかな流れは、
1)所属部署に2年目のDS-2019作成を依頼
2)米国領事館のHPで電子申請(DS-160申請、申請料支払、面接予約)
3)日本の米国領事館で面接、約5日で新ビザが郵送

面接当日に必要なものは、
- 面接予約票
- DS-160申請 確認票
- パスポート
- 顔写真
- DS-2019
- 財政保証書

以下は、一応持って行きましたが不要でした。
- SEVIS(1年目で証明済み)
- PIが書いてくれた Offer Letter(雇用証明書)


(運転免許の更新)
郵送やネット上でもできるらしいですが、うまくできず、DMVに直接行きました。必要書類は、
- 郵送されてきた通知書
- パスポート
- DS-2019

現地では、簡単な視力検査と、写真を撮るだけでした。予約をして行ったので、待ち時間も少なかったです。


ちなみに、初回の運転免許の実技試験に必要なものとして、以前の僕のブログLink に以下を挙げていましたが、
- 予約票
- 仮免許証
- 保険証書
- 自動車登録証(registration card)

登録証に関してですが、知人の情報によると、渡米して車を買って、DMVで登録をしても、なかなか登録証が送られて来ず、試験が受けれないケースがあるようです。
結局、登録証がないまま受けに行ったところ、原則それがないと受験できないが、登録の際にもらった領収書で代行して、受験できたとのことです。一応参考までに。



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— posted by 千葉恒 at 10:33 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

日本人整形外科医の会-2

先週末は、UCSFにいる日本人整形外科医の集まりがありました。
今回で2回目です(前回リンクLink )。

現在、メンバーは、
- 長尾先生:San Francisco General Hospital、Orthopedic Trauma InstituteLink 所属。
     一般整形外科に加え、特にブロック注射や電気生理を専門とされています。
- 森岡先生:東京大学。UCSF Neurosurgeryにて、脊椎脊髄疾患の基礎研究のため留学中。
- 千葉  :長崎大学。UCSF Radiology and Biomedical Imagingで、下肢関節の画像・バイオメカ研究。

そして、この夏より新しく、
- 井上先生:兵庫医大。UCSF Orthopedic Surgeryで、1年間の脊椎の臨床留学。
     手術見学や臨床研究などされています。
- 藤森先生:大阪大学。UCSF Orthopedic Surgeryで、半年間の脊椎の臨床留学。
     残り半年間はUCSDに行かれるそうです。

藤森Link 先生は、わずか1ヶ月で既に、アメリカならではの
おもしろエピソードがいっぱいあるようです。現在、髪型が中国風です。

井上Link 先生は、圓尾先生の後任で来られました。
H13卒で僕と同学年でした。1年間、長い付き合いをさせてもらうと思います。
早速、サンフランシスコマラソンLink を走るそうです。

ちなみに圓尾先生は、1年間で診療見学に加え、臨床論文を2つ書き上げて帰られました。
すごいですね。今頃、日本の現実生活でがんばっていることと思います。

飲み会ではいつも通り、英語の壁や、手術適応の違いなど、話すことは尽きません。
今後もまた定期的に集まりたいと思っています。

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— posted by 千葉恒 at 08:24 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

解放!

発表おわりました。解放されました。もう自由です。しあわせ。
どんな大きな国内の学会発表より疲れた。

スライド1枚に30秒+αかかるとして、30分の発表なので約50枚準備しました。
それにディスカッションが15分加わって、持ち時間の45分になるという計画。
ところが急に、別のプレゼンがもう1つ入って、30分以内で終わらせて
くれないかと、頼まれました。。そんな応用力ないよ。。

急遽、スライドの1章(15枚)を飛ばすことにして、計35枚の発表になりました。
それに動揺してか、ところどころしどろもどろに。

内容はみんなに理解してもらって、データも興味深いと言ってもらえました。
ディスカッションは、前半はなかなか加われず、ボスとメンターでやってるという
悲しい状況でしたが、後半は、僕にも答えるチャンスが少々ありました。

前日、前々日に、同僚2人にそれぞれスライドを見せて練習したんですが、
1対1で説明するのと、みんなの前で話すのは違いますね。
そういう練習もいるなぁ、とまたいい教訓になりました。

ASBMRという学会で発表が決まりましたが、2題ともポスターになりました。
留学中にできればオーラル発表の経験もしておきたいですね。嫌ですが。

— posted by 千葉恒 at 09:43 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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