講演-6

9月25日、諫早医師会の講演会で骨粗鬆症の話をさせていただきました。

タイトルは「骨粗鬆症の診断と治療:基礎から最前線まで」です。

地元諫早での講演とあって、知っている方に多く来ていただきました。
僕の親戚の先生や、幼い時に遊んでもらった先生まで。

今回は、とにかくゆっくり話すことにつとめました。
滑舌が悪く、変なスイッチが入ると早口でたたみかける悪癖がありますからね。

最近は、講演後にいただく質問を、とても楽しみにしています。
興味深いフィードバックは、そのまま新たな調査のテーマとなりますからね。

宇賀先生からは、短期間(3ヶ月以内)または断続的なステロイド治療における、骨粗鬆症治療の適応について質問がありました。

ガイドライン(ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療 ガイドライン:2014 年改訂版)には
「GC 使用期間については,経口 GC を 3 ヵ月以上 使用中あるいは使用予定の患者とした。海外の疫学的究では経口 GC 開始後,3 ~ 6 ヵ月で椎体骨折リスクがピークに達することが報告されており, さらに IOF と ECTS の GIO の管理ガイドラインの 基本骨格でも GC を 3 ヵ月以上投与中あるいは投与予定の患者を対象としていることから,改訂版ガイドラインの対象も GC 使用期間は 3 ヵ月以上とした。」とあります。

上記の質問は、個々の患者の状態に応じて判断する、としか言いようがありませんが、
私は、ステロイドの用量や、患者の年齢、骨の状態によっては、予防的な骨粗鬆症治療を積極的に行うべきだと思っています。
産業大学がかつて行っていた調査でも、ステロイドによる骨量減少は、投与後の相当な早期から始まっていることがわかっています。

今回も、会の準備に尽力いただいた第一三共株式会社の坂井さまに御礼申し上げます。
いつも的確なアドバイスをいただき、成長させてもらっています。


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— posted by 千葉恒 at 12:18 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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