元気な赤ちゃんが生まれますように、、
シルバーウィーク
2015/9/29
縁あって、塩竈神社(宮城県)へ。
元気な赤ちゃんが生まれますように、、
元気な赤ちゃんが生まれますように、、
— posted by 千葉恒 at 06:32 am Comment [0] TrackBack [0]
骨粗鬆症学会@広島
2015/9/27
日本骨粗鬆症学会@広島に参加してきました。
毎年、増大傾向のこの学会。今年は初日から1000人越えの参加者でした。
今回はシンポジストで発表させてもらいました。
シンポジウムのテーマは「骨密度と構造を年齢・性差から考える」で
僕に与えられたテーマは「皮質骨構造の加齢変化と性差」でした。
骨の加齢による変化は、性別によっても大きく異なり、そして皮質骨と海綿骨では異なる動きを示します。
僕の結論としては、
1)男性より女性が、変化がダイナミック(もちろん、閉経というイベントがあるので)
そして
2)海綿骨より皮質骨の方が、実は変化がダイナミック
女性は閉経後にCortical Porosityが増加し、骨強度が著しく低下します。
これはHR-pQCTでしか評価できませんので、私達の今後の研究は、とても重要なものになると思っています。
今回、僕を選出していただいた、伊東昌子先生に感謝いたします。
毎年、増大傾向のこの学会。今年は初日から1000人越えの参加者でした。
今回はシンポジストで発表させてもらいました。
シンポジウムのテーマは「骨密度と構造を年齢・性差から考える」で
僕に与えられたテーマは「皮質骨構造の加齢変化と性差」でした。
骨の加齢による変化は、性別によっても大きく異なり、そして皮質骨と海綿骨では異なる動きを示します。
僕の結論としては、
1)男性より女性が、変化がダイナミック(もちろん、閉経というイベントがあるので)
そして
2)海綿骨より皮質骨の方が、実は変化がダイナミック
女性は閉経後にCortical Porosityが増加し、骨強度が著しく低下します。
これはHR-pQCTでしか評価できませんので、私達の今後の研究は、とても重要なものになると思っています。
今回、僕を選出していただいた、伊東昌子先生に感謝いたします。
— posted by 千葉恒 at 10:05 pm Comment [0] TrackBack [0]
HR-pQCT 解説-3
2015/9/20
HR-pQCT:
- High Resolution 高解像度の
- peripheral 末梢骨用の(四肢用の)
- Quantitative CT 定量的CT
3) quantitative
最後にquantitativeですが、これは「定量的」を意味します。
CTで見える白黒の濃淡は、X線の減衰値を反映しており、CT値で表されます。
CT値は、空気を-1000、水を0とした値ですが、CT値では骨密度を表現することは不可能です。
なぜならば、CT値は、全ての施設の全てのCTで、同じように値が出るものではないからです。
CT値は、CTの機種によっても異なりますし、撮影条件にも大きな影響を受けますし、
被験者の体格にも影響を受けます。
例えば、
A病院のCTで、Bの撮影条件で撮った、Cさんの第1腰椎のCT値と、
D病院のCTで、Eの撮影条件で撮った、Fさんの第1腰椎のCT値を比較して、
こちらの骨密度が高いとか低いとか言う事はできませんし、してはいけません。
HR-pQCTでは、骨画像の白黒の濃淡(X線の減衰値)は、常に正確に骨密度値に変換されて表示されます。
これはファントムによって作成されたX線減衰値と骨密度値の検量線により算出されており、
さらに、正しい骨密度値が計測できているかを、毎日のファントム撮影により常に管理されています。
ややこしい話をしましたが、とにかく
骨密度値を定量化できるCT、ということで、quantitativeという言葉がついています。
- High Resolution 高解像度の
- peripheral 末梢骨用の(四肢用の)
- Quantitative CT 定量的CT
3) quantitative
最後にquantitativeですが、これは「定量的」を意味します。
CTで見える白黒の濃淡は、X線の減衰値を反映しており、CT値で表されます。
CT値は、空気を-1000、水を0とした値ですが、CT値では骨密度を表現することは不可能です。
なぜならば、CT値は、全ての施設の全てのCTで、同じように値が出るものではないからです。
CT値は、CTの機種によっても異なりますし、撮影条件にも大きな影響を受けますし、
被験者の体格にも影響を受けます。
例えば、
A病院のCTで、Bの撮影条件で撮った、Cさんの第1腰椎のCT値と、
D病院のCTで、Eの撮影条件で撮った、Fさんの第1腰椎のCT値を比較して、
こちらの骨密度が高いとか低いとか言う事はできませんし、してはいけません。
HR-pQCTでは、骨画像の白黒の濃淡(X線の減衰値)は、常に正確に骨密度値に変換されて表示されます。
これはファントムによって作成されたX線減衰値と骨密度値の検量線により算出されており、
さらに、正しい骨密度値が計測できているかを、毎日のファントム撮影により常に管理されています。
ややこしい話をしましたが、とにかく
骨密度値を定量化できるCT、ということで、quantitativeという言葉がついています。
— posted by 千葉恒 at 08:21 am Comment [0] TrackBack [0]
HR-pQCT 解説-2
2015/9/17
HR-pQCT:
- High Resolution 高解像度の
- peripheral 末梢骨用の(四肢用の)
- Quantitative CT 定量的CT
2) peripheral
つぎにperipheralですが、これは「末梢骨」つまり「手や前腕、足や下腿の骨」
専用であることを意味します。
このCTは、一辺が1.5m程度の直方体の小さいCTで、
写真のように、椅子に座って、手や足をCTのガントリにつっこんで撮影します。
手や足しか撮影できない、というのは、このCTの最大の弱みでして、
もちろんみなさん、骨粗鬆症の主要部位である脊椎や大腿骨を見たいわけですが、
それらの撮影はこのCTでは不可能です。
体幹部が撮影できない(捨てた)代わりに得たかったものが、低被曝線量です。
図のように、HR-pQCTの被曝線量は、通常のCTと比べると、圧倒的に少ないです。
直径の小さい臓器を、直径の小さなCTで撮影する、という条件がなければ、この低被曝線量は実現しません。
その結果、繰り返しCTを撮影することが倫理的に許される、という大きな利点を得ました。
100回撮影しても、通常のCTの1回分よりも、被曝線量が少ないわけですから。
繰り返し撮影ができるということは、骨の微細な構造が、計時的にどのように変化するかを
観察できる、ということを意味します。
加齢や病気による変化、治療や手術による変化を縦断的に解析できる、
これは患者さんを対象とした臨床研究においては大きな強みです。
今までわかっていなかった多くの事が、このCTで解明されるのではないかと期待されています。
- High Resolution 高解像度の
- peripheral 末梢骨用の(四肢用の)
- Quantitative CT 定量的CT
2) peripheral
つぎにperipheralですが、これは「末梢骨」つまり「手や前腕、足や下腿の骨」
専用であることを意味します。
このCTは、一辺が1.5m程度の直方体の小さいCTで、
写真のように、椅子に座って、手や足をCTのガントリにつっこんで撮影します。
手や足しか撮影できない、というのは、このCTの最大の弱みでして、
もちろんみなさん、骨粗鬆症の主要部位である脊椎や大腿骨を見たいわけですが、
それらの撮影はこのCTでは不可能です。
体幹部が撮影できない(捨てた)代わりに得たかったものが、低被曝線量です。
図のように、HR-pQCTの被曝線量は、通常のCTと比べると、圧倒的に少ないです。
直径の小さい臓器を、直径の小さなCTで撮影する、という条件がなければ、この低被曝線量は実現しません。
その結果、繰り返しCTを撮影することが倫理的に許される、という大きな利点を得ました。
100回撮影しても、通常のCTの1回分よりも、被曝線量が少ないわけですから。
繰り返し撮影ができるということは、骨の微細な構造が、計時的にどのように変化するかを
観察できる、ということを意味します。
加齢や病気による変化、治療や手術による変化を縦断的に解析できる、
これは患者さんを対象とした臨床研究においては大きな強みです。
今までわかっていなかった多くの事が、このCTで解明されるのではないかと期待されています。
— posted by 千葉恒 at 05:12 pm Comment [0] TrackBack [0]
T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0158 sec.
Comments