プレゼン

先日ラボの全体ミーティングで初プレゼンをしました。
 
岡崎先生がされていた男性骨粗鬆症のHR-pQCT解析をメインで行っていますが、まだデータを出せるような段階ではなく、どんな発表をしようか困っていました。
自己紹介を入れて、現在行っている研究と今後行いたい研究という構成で発表することにしました。
 
<自己紹介>
どうしたらぼくの下手くそな英語で、場が盛り上がるようなプレゼンになるか考えました。
特に今回は解析データを出すことができないので、自己紹介で笑いをとって、そのまま逃げ切ろうと考えました。
「ぼくの好きなものシリーズ」という形で自己紹介をはじめることにしました。
①San Francisco ;坂、海、夜景、路面電車があって長崎と似ている
②SF Giants;Ball parkで撮った写真をスライドに使用 
③整形外科の手術;ここで笑いをとって、整形外科医としてやっていることをアピールできればと考えました
 
最初にプレゼンしたMattの発表が超大作で、自分の薄っぺらい内容に自信をなくしつつも大きな声で発表しました(緊張すると声が大きくなってしまいます)。
③で無事に笑いがとれて、おかげでそのあとはリラックスして発表できました。
 
<現在進行中の研究>
メンターのAndyと話し合った結果、男性骨粗鬆症の縦断研究という形でデータの解析をやってみることになりました。
すでに撮影は終了しており、男性80人の初回とフォローアップ(1年後)の画像データがあります。
現在解析しているのは、通常のHR-pQCT撮影部位よりも近位側を撮影した画像です。
1年程度で有意差が出るのかは疑問ですが、こちらのスタッフはあまりそんなことは気にしていません(データがあるならとりあえず解析してみなさいという感じでした)。
 
<今後行いたい研究>
Cadaverの肩甲骨をHR-pQCTで撮影したデータがあることをAndyが教えてくれました。
関節窩の中でもストレスがかかりやすい部位は骨梁が肥厚しているなどの変化があるのではないかと考えます。
ラボでは股関節や膝関節の解析がほとんどで、現在肩関節を研究しているグループがなく、みんな興味をもってくれたように思いました。
 
初めてのプレゼンは準備の段階で本当にストレスを感じましたが、なんとか無事に終了しました。
今回のプレゼンで感じたことは、臨床医という立場をどんどん出していったほうがいいのかなということです。
純粋に研究のみを行っているラボの仲間には全く太刀打ちできません(言葉の壁もありますし)。
今まではラボが取り掛かっている研究になんとか入っていき、そこで仕事をみいだそうと考えていましたが、それだと自分が主体的に研究をやっていく(first authorになる)のは難しいかなと感じていました。
実際の臨床で経験した疑問などを研究テーマにすればイニシアチブをとれるかもしれないと思っていたところ、ちょうど肩甲骨のデータがあることを教えてもらいました。
このテーマでなんとか論文が書けるようがんばっていきたいです。
 
ScreenShot2015-10-10at85051PM

— posted by 佐田潔 at 09:17 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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