現在の英語レベル

留学開始から1年以上経過しました。
少しは聞き取れるようになった気がします。
以前は不意に話しかけられるとドキッとしていましたが、今はなくなりました。
日常会話も留学当初より少しはましになったと思います。
1回目に聞き取れなくても2回目以降で相手の言っている内容がなんとなくわかるようになりました(とりあえず何かを言えば、2回目以降は相手が言い換えたり、追加の情報を与えてくれることが多いということに気づきました)。
話す方もきれいな英語で表現しようとせず、文法はあまり気にせずにわかる単語を口に出すことで、相手にもなんとか伝わっていると思います。
しかし半年から1年で遭遇すると言われる英語のブレークスルーが、ぼくにはまだ来ていません。
 
こちらに来てから思うのは、インプット(リーディング、リスニング)を日本で十分に対策していれば・・ということです。
インプットはアウトプット(スピーキング、ライティング)よりも遥かに対策がしやすいですが、時間がかかるように思います。
しかも聞き取ることは受け身の要素になるので、相手の話し方が早かったり、なまりが強いと、お手上げ状態になります。
一方で話すことは知っている単語を並べれば、なんとか伝わります(相手は当然英語ができるので、たいてい拾ってくれます)。
そして、アウトプットの方が短期間のうちにスキルアップできるのではと思います。
定期的に受けているTOEFLでもスピーキングとライティングはスコアが伸びているのですが、リーディングとリスニングはさっぱりです。
いまだに60点に届かないスコアで日本人の平均点を下げてしまっています。
 
先月のTOEICでは自己ベストが出ましたが、はっきり言ってまぐれで、しかもちゃんとしたスコアなのか疑ってしまいます。
本来なら新形式になっているはずなのに、以前と問題の出題が同じでした(日本では5月の試験から一部形式が変わっています)。
そして、点数が取れたという実感がなく、特にリスニングの③④ではちゃんと根拠があってマークできたのは2割ぐらいでした。
単に勘が冴えていただけで、まだまだ英語レベルは留学生としては低いと思います。
 
San Franciscoにいる間にできるだけ英語レベルを上げて、帰国後、国際学会の発表に挑戦したいと思っているのですが・・。
現時点では厳しいのかなという気がします。
 
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— posted by 佐田潔 at 10:27 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

SF研修①

今年度1回目となる修練医の先生のSF研修が昨日から始まりました。
今年度は7名の先生方が長崎大学整形外科の門を叩いてくれたということを聞いていました。
去年は2人でちょっとさびしかったのですが、こんなに仲間が増えてくれると観光案内にも俄然気合いが入ります。
 
今回は朝永先生と三溝先生です。
昨日は空港からホテルへの移動の途中、ぼくのシェアハウスを見てもらいました。
こんなに狭くて古い部屋で$820/monthもするというのを知ってもらい(大家さん、ごめんなさい)、世界一高いと言われるSan Franciscoの地価を実感してもらうためです。
今日はいつもとほぼ同じコース(ゴールデンゲートブリッジ、ツインピークス、バーナルハイツ、ロンバートストリート)に加えてウォルト・ディズニーの博物館に行ってきました。
高校生のころにディズニーの本を読んで印象に残ったフレーズがあり、今でも大好きな言葉で、いつか博物館に行ってみたいと思っていました。
 
『夢をかなえる秘訣は、4つの「C」に集約される。
それは、Curiosity(好奇心)、Confidence(自信)、Courage(勇気)そしてConstancy(継続)である。』
 
展示ではディズニーの生涯や、初期から今のミッキーマウスに至るまでの変遷などがありました。
以前のミッキーはかわいいというよりちょっと不気味な感じでした。
ウォルト・ディズニーの写真がいくつも展示されていましたが、優しそうな、いつもキラキラした目が印象的でした。
 
明日は独立記念日でこちらは祝日になります。
午前中はぼくのラボでHR-pQCTの説明やミニレクチャーをして、昼から課外授業と称してBall ParkでGiantsを応援しに行ってきます(vs コロラドロッキーズ)。
 
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— posted by 佐田潔 at 11:03 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

リベンジ

ラボでのプレゼンがまわってきました。去年の10月以来2回目です。
前回はまだまだ解析の途中で発表できる内容がなく、自己紹介で時間を稼いだりしてなんとかその場を取り繕ったような感じでした。
今回は前回の分を取り返すつもりで準備をしてきました。
 
ボスのSharmilaは多忙のため、グループミーティングにいない日が多いのですが、今週はずっとラボにいたので、「当日も来るはず」と確信し、準備に気合いが入りました。
2日前にようやくスライドが完成しましたが、メンターのAndyが休暇中のため、火曜のミートアップで香港出身のDennisにスライドをチェックしてもらいました。
Dennisは生物系の統計学を専攻していたと言っていて、自分ではわからない不自然な英語を何箇所も訂正してもらいました。
 
当日朝早くラボに行き、グループミーティングの部屋でスライドがモニターにちゃんと映るかチェックしました(心配症?)。
スムーズにフレーズが出てくるように直前まで何回も繰り返し練習しました。
 
そして本番。
Sharmilaが一番前の席に座っています。
「よし!」と思い、気持ちが高ぶりました。
下手くそな英語なので大きな声でゆっくり話すように心がけました。
そしてなるべく聞いている人たちの表情を見て、どういう表情や反応をしているかチェックするようにしました。
スライドの始めの方に日本で整形外科医をやっていて、研究だけでなく臨床でも骨粗鬆症の治療や脆弱性骨折の手術をやっている、そして高齢化社会が進んだ日本では深刻な問題であることを伝えました(スライド①)。
研究の結果に入るとSharmilaが”Yes”と言ったり、大きくうなずいていました。
これでリズムに乗れ、最後まで落ち着いて発表できました。
 
一番議論が盛り上がったのは脛骨の皮質骨多孔性(Cortical porosity)がDXA低値群よりもDXA正常群の方が変化率が有意に大きかったという点でした。
今年のJournal of Bone and Mineral Researchに掲載されたデンマークの健常人研究では若年者の方が高齢者よりも皮質骨多孔性の増加率が大きかったことを引用し、さらに骨粗鬆症患者では皮質骨の海綿骨化によって、皮質骨多孔性は数値が小さくなりやすいと説明しました(スライド②)。
みんな納得してくれたようでした。
 
今回のプレゼンには準備にものすごい時間を要しました。
だいぶん要領みたいなものがわかってきたので、次回以降はもう少しテキパキ準備できると思います。
あと2回ぐらい順番が回ってくると思うので、3回目はもっとうまくできるようにしたいです。
 
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スライド①
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スライド②

— posted by 佐田潔 at 09:33 pm   commentComment [4]  pingTrackBack [0]

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