7T MRI

MRIの磁場強度は、将来、3T(テスラ)から 7Tになるかもしれません。
UCSFでは、GELink と共同で7T MRIの研究を進めています。

以下MRIの原理です。僕もザックリしか理解していません。
生体を高磁場下に置き、原子核のスピン運動を揃えた状態で、ラジオ波を与え、
傾いたプロトン原子核スピンが回復する際に放出されたNMR信号を
フーリエ変換にて3次元位置情報として検出することで画像が得られます。
わけわかんないですよね。。

磁場強度が2倍になると、理論上はSNR(ノイズ少なさの程度、画質にかかわります)が2倍になり、
同じSNRであればスピードが2倍になります。
現在、多くの病院のMRIは1.5Tですが、大きな病院は3TのMRIを導入し始めています。
7Tになると、さらに3Tの2倍になるわけです。

僕はこの7TMRIのプロジェクトにはほとんど関わっていませんが、
興味があって、何回か見学させてもらってます。
昨日は、ボランティア撮影を頼まれて、僕が被写体となって膝のMRIを撮ることになりました。

最近、7TMRIの膝用のRFコイル(28ch)が届いたばかりで、
いろんな人を捕まえて、試し撮りをしているみたいです。
RFコイルもMRIの画質やスピードに多いに関与しており、
28チャンネルというのはかなりの高性能です。

等方性ボクセル3D撮影であるCubeと、軟骨撮影であるSPGRを撮影しましたが、
非常にいい画像が得られ、撮影した同僚も感動していました。

こういう経験は何度目か、、僕は撮影されたらたいていきれいな画像になります。
先日、別のMRIを頼まれたときも画像がきれいで、これを論文に載せたいと言っていました。
別に7テスラより僕が偉いと言ってるわけではありません。
おそらく痩せていて、脂肪が少ないから、ノイズが少ないのだと思います。
僕を撮れば、いい画像が手に入ると、ぼちぼち噂になりかけているかもしれません。。

— posted by 千葉恒 at 10:15 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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