さすが札幌、涼しかったですね。夜はシャツ1枚では、寒いくらい。
今回のお仕事は、下記でした。
(シンポジウム)
- 骨粗鬆症の画像評価基礎から最前線まで(千葉)
(ランチョンセミナー座長)
- 週1回テリパラチドの効果的な使い方(大村文敏先生/高円寺整形外科 )
ランチョンの座長なんて、人生で初めてやりましたが、
今までこんなに真剣にセミナーを聞いたことなかったな、、
大変興味深い内容で、
- 週1回テリパラチド製剤は、骨密度増加、骨代謝マーカー正常化、腰痛改善作用がある。
一方、出たら困る副作用ですが、
ー 副作用である悪心や頭痛は、自律神経作用(迷走神経反射)に由来している
- 投与後に血圧の低下が見られる患者さんがいる
- 血圧低下群で、有意に悪心頭痛などの副作用が多い
- 投与前に水分を500mlほど摂取すると、血圧低下と副作用が有意に低下した
とのことで、水分摂取が一番有効とのことでした。なるほど。。
また、注射通いを1年半続けるのがつらい場合、
- 週1回テリパラ 半年 → デノスマブ半年 → 週1回テリパラ 半年 → デノスマブ半年、、とする方法を考案
- デノスマブ後のテリパラチドは効果が減弱する、と言われてますが、週1回テリパラチド製剤では、そのような効果減弱は見られなかった
とのことでした。Nが少なく検証の余地がありますが、これまた興味深い。。
学会後に、会場近くにあった北海道近代美術館 へ。
ちょうどポーラ美術館 の特別展をやってきていて、
僕のすきなポール・セザンヌのすばらしい絵画に出会えて、満足しました。
シンポジストに推薦していただいた、高田潤一先生(北郷整形外科 副院長)に、心より感謝いたします。
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