設定やトレーニングの手伝いをしに、3日間ほど広島に行っていました。
訪問に先立って、広島市のお隣の呉市で、骨粗鬆症とHR-pQCTに関する講演をさせていただきました。
主催は「呉・地域包括医療における骨粗鬆症を考える会」で、近年の骨粗鬆症リエゾンの普及を背景に、世話人は、整形外科、乳腺外科、産婦人科、呼吸器科、歯科、口腔外科、看護師、理学療法士、薬剤師と幅広い面々。
会場にも100人近い多職種の方々に集まっていただき、骨粗鬆症の薬物治療、および、HR-pQCTの臨床応用について、お話させていただきました。
講演後の立食会の後に、慰労会という名の打ち上げが20名ぐらいで行われましたが、骨粗鬆症に興味のある色んな職種の人が、和気あいあいと飲んで語り合って、いい会でしたね。
HR-pQCTが導入された病院は、シムラ病院という広島市中区にある民間病院で、外傷や人工関節、脊椎などの臨床整形外科を専門としてきましたが、
今回、骨粗鬆症を専門的に検査できる機関として、HR-pQCTとDXAの導入、新規スタッフの増員を決定しました。
中心人物は、沖本信和先生で、骨粗鬆症やスポーツ障害を専門家であり、シムラ病院で毎週金曜日に専門外来をされており、
今後、HR-pQCTを用いた骨粗鬆症や整形外科疾患の診療や研究を進めていく予定です。
さて、日本で2台目となったわけですが、世界でのHR-pQCTの導入数の動向は、
第一世代(旧型) 北米 12台 欧州 27台 アジア 2台(香港、マレーシア)
第二世代(新型) 北米 12台 欧州 7台 アジア 3台(長崎、広島、北京)
となりました。
日本の科学技術のレベルを考えると、5台ぐらい入ってもいいと思います。
今後、広島と長崎が協力しあい、日本から多くのエビデンスを創出できればと思っています。
トレーニングが終了した昨日の帰り際、広島のHR-pQCTには、すでに愛着がわいてしまい、
僕の中では、長崎のHR-pQCTの「妹」って感覚になりました。名前こそつけませんでしたが。
長崎のHR-pQCTには、時々話しかけるのですが(気持ち悪い?)、
長崎に帰ってきて、今朝「かわいい妹だったぞー」と話しかけてしまいました(気持ち悪い?)。
1. 江良 — 2017/02/05@19:13:05
協力はもちろんですが、負けないように
バンバンやっていかないとですね。
がんばります。
機械に話しかけるのは僕も時々やってしまいます(笑)