Response to reviewer

私はときどき査読をするのですが、今年は例年より多めで、数えたところ11の査読をしたようです。
うち6つがJBMM、2つがOsteoporosis International、Boneが1、Spineが1です。

面倒ではありますが、自分自身の勉強にもなります。
査読者の心理を知っておくと、投稿側に回った時に、そこを考慮できるからです、

査読を引き受けたら、まずは一読して「reject」か「major revision」かを決めます。
実は「major revision」は、かなり通す気、と判断していいと思います。
読んだ論文が、もう1回帰ってくるのは、とっっても憂鬱でして、それでももう1回読むと決めたぐらいですので、根本的には「accept」寄りです。

査読で問題点を指摘した後、それに対して、著者から「Response to reviewer」というファイルが送られてくるわけですが、
これには間違いなく「上手な返答の仕方」というのがあります。

1)お礼、同意、ときに褒め言葉
まずはお礼、社会人の基本ですね: Thank you for this important remark / We thank the reviewer for this suggestion
同意: We agree that 〜 / We agree with 〜 / We can understand 〜
褒め言葉: This is an interesting remark よく気づきましたね!みたいな、査読者の洞察に対して驚きを示してみたりして、相手を気持ちよくします。

2)言われたことは確実にこなす
全チェックした、みたいな言い方は好感をもてます:We have re-checked 〜
訂正したことを伝えます:We added this information at 〜 (lines XXX-XXX)  / This information has been added to 〜 (lines XXX-XXX)  / The manuscript has been modified

3)間違っていれば謝る
壮大な間違いに気づくこともあります。それは素直に謝ります: We apologize〜
レビュアーが「ほらね、気づかせてやったわ」と思えるよう、快感を与えます。

4)応えられない指摘も反論せずLimitationとする
厳しい指摘でも、可能な限りの誠意や努力の跡は見せます。
でも、データをもってない、調べられないこともあります: Unfortunately, however, we don't have 〜
それは本研究の限界として、Limitationに加えたことを伝えます。

おまけ)
一般的には普及していませんが、私は、Response to reviewer 用に図表を作って貼って、視覚的に説明します。
英語力がないことを補い、かつ、誠意をも示せるからです。

まだまだ良い言い回しがあるので、気がついたら加筆アップします。

— posted by 千葉恒 at 06:08 pm   commentComment [0] 

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