08Fx

HR-pQCTによる骨折治癒の研究の第2弾の論文がアクセプトされました。
長崎大学からのHR-pQCTの研究では、9個目の論文となります。

Analysis of fracture healing process by HR-pQCT in patients with distal radius fractureLink
JBMM(Journal of Bone and Mineral Metabolism、IF: 2.31)

西野先生、おめでとうございます! 

08Fxと名付けられたこの研究は、橈骨遠位端骨折の患者さんの術後の骨折治癒過程を、HR-pQCTを用いて縦断的に観察しており、
昨年、江良先生が、その解析手法の基盤となる論文Link を出していました。

今回の西野先生の研究では、実際の症例における、骨折治癒過程を観察しており、
「骨折が治癒する(皮質骨のギャップが埋まる)には、骨折部の内膜面側における骨形成が必須である」ということが、示されています。
一方、「外膜面の骨形成、つまり外仮骨は必須ではない」という結果でした。

下図は、欠損した皮質骨徐々にが回復していく過程を示したHR-pQCT画像です。
骨芽細胞はどのようにして、ここに皮質骨に作ることを認識しているのでしょうか?骨は不思議ですね。

2020-04-30131429



— posted by 千葉恒 at 09:45 pm   commentComment [0] 

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