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2)DATA-HD extension(テリパラチド+デノスマブ→ゾレドロネート)
このブログで、一昨年Link昨年Link も紹介している、MGHからのDATA-HD studyの延長試験の結果です。

DATA HD studyは、骨粗鬆症治療の新しいプロトコールで、0ー3ヶ月はテリパラチドのみ、3-9ヶ月はテリパラ+デノスマブ、9-15ヶ月はデノスマブのみで、テリパラチド通常量(20µg)と2倍量(40µg:HD)の2パターンで調査されています。15ヶ月で腰椎BMDが、通常群で9.5%、HD群で17.5%増加と、好成績を納めていました。

逐次療法はゾレドロネートで、今回は、その2年後の結果でした。
延長試験のプロトコールでちょっと不思議なのは、逐次はゾレドロネート1回のみで、2年目の追加はなく、投与後2年3ヶ月時点の結果を示していましたが、結果は当然、得られた骨密度は低下傾向でした。

この演題は2つに分かれていて、1つはDXAとQCT、もう1つは、HR-pQCTだったのですが、今回の低下した部位が、海綿骨ではなく皮質骨のみであることが示されれていました。
ゾレドロネートでは、デノスマブの得られた皮質骨の骨密度上昇は維持できず、しかし海綿骨では維持できているということだと思われます。

— posted by 千葉恒 at 05:41 am   commentComment [0] 

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