論文引用

ひさびさ勉強の話題です。
2007年に大学院に入って現在の研究を始め、2010年から英語論文を投稿していますが、
今年からぼちぼち僕の論文が引用されるようになってきました。

論文の価値は、アクセプトされた雑誌のレベル(インパクトファクター)より、その後の引用で評価されると言われています。
いくら有名な雑誌に掲載されても、誰からも興味を示されなければ、論文としての価値はないわけで、
逆に、マイナーな雑誌であっても、内容にインパクトや重要性があれば、多くの人がそれを参考にして、さらに新しい学問を切り開く、ということになります。

現実的には、学問の世界も政治的なもので動いている部分もありますので、グループがあってお互いの論文を引用し合ったりもしているようです。
学会はそれこそ「社交場」なわけで、英語コミュニケーションはそういう意味でも重要です。
ただ、そういったやり方ばかりで生きていくのは、学者としては本末転倒で、軽蔑しちゃいますね。

自分の論文がどこで引用されたかを調べる方法が良くわからず、現在やり方を模索中ですが、
最初に書いた論文は少なくとも3つの論文に引用されているようです。
ところが、その中の1つが、内容が明らかに間違っていて、ちょっと落ち込みましたね。
「千葉らは〜と報告している」って文面で、その解釈が全く間違いでした。
それはレビュー論文で、113の論文を引用していたので、内容なんてちゃんと読んでないんでしょう。

最近は「英語ペラペラの夢」は、なかなか難しいなと感じてますが、
せめて「わかりやすい英文をスムーズに書ける」ようになりたいなと思ってます。
結論はシンプルに。心がけよう。

— posted by 千葉恒 at 03:14 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

メリークリスマス!

昨晩は、優しい隣人のW夫妻と、クリスマスパーティーをしました。
おかげでさみしい思いをせずにすみました。いつもありがとうございます!
チキン丸焼きとシャンパン、手作りケーキ、、素敵です。

クリスマス期間中、とあるチャンネルが一日中、暖炉で燃えている薪の映像とクリスマスソングを流していました。
テレビを暖炉と見立てて、雰囲気を出すのだと思います。ちょっとウケましたね。


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— posted by 千葉恒 at 03:58 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

ホリディパーティー

サンフランシスコで2回目のクリスマスです。あれからもう1年か、、早いですね。

先週末は、隣人のW先生夫妻にお誘いいただいて、UCSF麻酔科のホリディパーティーに行ってきました。

会場が豪華でビックリしましたね。放射線科とは大違いです。教室の方針かな。
ワインが10種類ぐらい準備してあって、もちろん飲み放題で、食事は種類は少なかったけどどれも美味しかったです。

会場の奥の方をダンスフロアにしていて、そこにDJがいて、
夜が更けると徐々に音量が上がってノリのいい曲になり、踊りだす人達がでてきます。
若者だけということもなく、老若男女です。

ホリディパーティーは日本の忘年会にあたり、毎週のようにいろんな部署でやってますが、
日本の「居酒屋+ビールと焼酎+カラオケ」が、カリフォルニアでは「立食+ワイン+DJ・ダンス」に対応するのかな。
かなりのカルチャーの違いですね。



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— posted by 千葉恒 at 11:18 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

翻訳者

以前、妻の妊婦検診の件で保険会社に電話をしたのですが、
カリフォルニアは便利なもので、頼めば日本人の翻訳者が会話を手助けしてくれます。

彼女の仕事もちろん、相手の英語を日本語に、僕の日本語を英語にするだけですが、
ここはやはりアメリカ、フレンドリーで優しい人でした。

僕のアパート番号は309で、いつも「Three O(オー) Nine」と言ってましたが、
彼女が言うには「O」は時々「Four」に聞こえるから「Zero がいいのよ」とのこと。ナルホド。

また、Primary Doctor の名前のつづりを伝えたかったのですが、固有名詞を電話で伝えるのは、まず不可能。
名前は Schechter だったのですが、「S as Seattle, C as Canada、、、」みたいな感じで伝えないと。

電話の最後に「保険ってややこしいのよ」「健康な赤ちゃんを生むのよ」と激励されました。アメリカだなぁ。

— posted by 千葉恒 at 06:09 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

危機管理

コネティカット州の小学校の銃乱射事件は大きな話題になっています。

アメリカは自由で広大で楽しい国、治安は気を付ければそんな怖いことはない、アメリカに住みたくならない?と言われることもありますが、あまりそう思ったことはありません。
日本も完璧に安全なわけじゃありませんが、頻度としては、アメリカは殺人事件が約7倍、交通事故死は約3倍だそうです(1Link2Link )。
もし自分の子供が事件に巻き込まれたらと考えると、日本の閉塞感がどうのこうのと言われようとも、少しでも安全な国や地域に住むことは、幸せのひとつの要素だと思ってます。
治安の良さや、国民皆保険、美味しい日本食、これらが当たり前になりすぎて、これがいかに幸せなことか今まで気づいていませんでしたね。

UCSFには専属の警察Link がおり、大学敷地内も警官がウロウロしてくれます。
週1−2回ほどUCSFで犯罪が発生するので(ほとんどが携帯ひったくりなどの軽犯罪)、そのレポートと安全指導のメールがよく送られてきます。

先日、僕の住んでいるUCSFのアパートに、不審者がウロウロしていて、そいつが前科持ちで、
まだ何もしてないので警察は逮捕はできませんが、顔写真を住民全員にメールして、気を付けるように勧告していました。
彼にもプライバシーがあるわけですが、この国では、プライバシーと防犯では防犯が完全に上です。
ベネフィットとリスクを比べて、ベネフィットが上なら、必ずそれを優先します。

UCSF Police の主導で、アパートや職場の避難訓練もあります。全員参加で、建物の外に出ないといけません。
暴風雨の前には、悪気候の通告もしてくれます。
あらゆる面で、危機管理の意識が日本とはだいぶ違うと感じますね。

— posted by 千葉恒 at 04:31 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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