もう忘れたい過去ですね。ガッツリ応援してきて、傷心、トボトボ帰路につきました。
しかも帰りがけにこの看板 。ふざけんな!あ、取り乱しました。
気分を変えて。先週見学に行ったUCSF整形外科のスポーツ外来ですが、興味深かったですね。
見学させてもらったのは、オリンピックに帯同したこともあるスポーツドクターのAnthony Luke です。主に肩や膝のスポーツ障害の患者さんを診ていました。
1つ興味深かったのは、脳震盪の患者さんも診ていることですね。フットボールなどのためにアメリカで脳震盪は大きな問題で、厳密なガイドラインがあるようです。受傷した子供は、学校へ行くことも、テレビや本を見ることも禁止されているようでした。
ルーク先生のバックグラウンドは家庭医なので、全身に関する知識があるようでした。逆に整形外科に所属してますが、整形外科医ではないので手術はしません。
アメリカの整形外科は、整形外科医だけでなく、スポーツ医、リハビリ医、足病医、ナースプラクティショナーなど複数の専門家で構成されていて、興味深いですね。
スポーツ医だけにリハビリのオーダー内容が細かく、そこは流石でした。また、アスレチックトレーナーが外来に常勤していてドクターの診察後にその場で患者さんの指導をしてましたね。
この病院では、リハビリ室に毎週通うような患者さんは少なく、基本的には指導だけ受けて自宅で訓練している人が多いようです。
以前も触れましたが、アメリカでは患者さんが診察室で待っていてドクターが入っていって診察をする、というスタイルで、今回の場合も、ルーク先生には3つの部屋が割り当てられていて、ある部屋で診察している間に、他の部屋に次の患者さんを入れたり、前の患者さんがリハビリの指導をうけたりしていました。
カルテは電子カルテで、診察記事はほとんどテンプレートになっていました。
音声入力を導入していて、MRIや理学療法のオーダーなどは、ハンドマイク使って音声で入力していました。
一方、効率の悪い側面もあり、朝8時から昼過ぎの2時までかかって15人程度の診療。なかなか進まず、1時間まちの患者がイライラしてました。人件費の問題でしょうか、アシスタントが少なかったですね。
清潔の概念が日本と若干違うので、日本ではちょっとそれは不潔な操作じゃないかと言うものも正直散見され、文化の違いを感じました。
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