ISBM@Tokyo

ISBMという学会で発表するために、東京に行っていました。

ISBMは、international society of bone morphometryLink 国際骨形態計測学会のことでして、
骨粗鬆症の組織学やマイクロCTなんかを、どうのこうの議論するマニアックな学会です。

僕の発表は、HR-pQCTというCTについてでして、それについては
今後また、このブログでしつこく紹介することと思います。

国際学会ですので、もちろん英語で発表するのですが、
思い返せば英語発表には色んな思い出がありまして、

2006年にAAOSに試しに出した演題が、たまたまオーラル発表になり、
卒後6年目かな、もうとんでもないストレスで、、質問も全く聞き取れず、、
その後、どうにかせねば、と考えるようになり、

2011年に留学して、しかし2年間、最後まで月例ミーティングの議論は聞き取れず、
その間、学会での採択はポスター発表で、オーラル発表の機会に恵まれませんでした。

今回の発表は、そうか、9年ぶりのオーラル発表か。
医局でやった予行では原稿を覚えてなくてボロボロでしたが、
本番では完全に覚えていて、フロアの顔を見ながら説明もできて、
質問にも答えれて、、まぁ、成長したと思う。


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— posted by 千葉恒 at 07:32 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

HTO

今回参加したセミナーのテーマであるHTOは、
高位脛骨骨切り術という変形性膝関節症に対する手術法のことです。

変形性膝関節症の手術治療には大きく3つありまして、
- 関節鏡手術:傷んでいる半月板を切除する
- 骨切り術:膝の形をO脚からややX脚にして、関節にかかる負担を減らす
- 人工関節置換術:傷んだ軟骨と骨を切り取って、人工の関節を入れる

対象となる患者さんは、
- 関節鏡手術:半月板が傷んでいて、その症状がメイン
- 骨切り術:関節の内側の軟骨だけが傷んでいて、まだ関節の動きがいい
- 人工関節:関節全体が傷んでいて、曲げ伸ばしが十分にできない
といった感じでしょうか。

何だか書きながら、患者さんへの手術説明の文章を書いてる気分になってきました。。

で、「関節鏡手術」だけで解決する患者さんは少なく、
実際的には「骨切り術」か「人工関節」のどちらかで治療することが多いです。

「骨切り術」は、名前はおどろおどろしいですが、魅力的な手術で、
痛みも軽減〜消失しますし、人工関節と比べると、関節の曲がりが手術で悪くなることも少ないですし、自前の靭帯を全て残しますのでグラグラ感も出ず、傷の大きさや骨を切る量も少ないので体にも優しいです。

今回のセミナーでは、国内だけでなくドイツやスイスからも著明な先生が来られて、
HTOだけでなく、大腿骨骨切り術や、内反骨切り術、伸展骨切り術など、色々な技を教えていただきました。

HTOを10数分で終わらせる驚異的なビデオを見ることができ、かなり衝撃的でした。。

また今回は、長崎で開発されたTCVOという骨切り術を、当科の米倉医師がレクチャーしました。
海外から来られた先生達にも、大変興味を持っていただきました。


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— posted by 千葉恒 at 05:52 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

HTOセミナー@富山

富山に行っていました。
変形性膝関節症に対する、高位脛骨骨切り術(HTO)という手術のセミナーを受講するためです。

富山は10年前ぐらいに前に行って以来ですが、何ですかこの駅前は!
めちゃくちゃ近代的になってますね。駅前だけですが。

新幹線フィーバーなんですね。乗っちゃいましたよ。「つるぎ」ってやつに。
九州って新幹線文化がないので、たまに乗ると、静かだな〜、と関心しちゃいます。
よく乗る、長崎ー福岡間の特急かもめは、すーごく揺れるので、全く仕事ができません。


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— posted by 千葉恒 at 12:09 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

時間の使い方って

久しぶりの投稿。いやぁ、、さぼりすぎましたね。

さぼり過ぎの影響もあって、アクセス数は昨年の12月から、驚くべき降下をしています。

仕事に追われていました。健全です。
手術、外来、病棟の業務、、それぞれ丁寧に仕上げたいタイプなので、要領がいい方ではないです。
そして、研究業務、数々の締切たち、抄録、スライド、論文、研究計画書、大学院の指導、、
なおかつ、週末は息子ちゃんともいっぱい遊びたい。

時間の使い方って、難しいですね。

この数年の僕の戦略としては、「早朝から仕事をする」です。
一時期は9時pmごろに寝て、4時amには職場に着いて、勉強とかしていました。

最近は寝起きがイマイチでウダウダしていて、職場に着くのが6時amごろ。
6時を過ぎると、今日は遅刻したな、、という気分になります。

8時amを過ぎだすと、もう自分の好きなことはできません。わかりますよね。
そこから夕方まで、しなければならないこと、所謂「重要で優先度が高い」仕事をしています。

研究や勉強は、所謂「重要だけど優先度が低い」仕事なので、朝しか時間がとれないですよね。
それでも大量の宿題が常に貯まっていて、、ちょっと滅入ってます。

みなさん、どんな工夫をしているんでしょうか。。


— posted by 千葉恒 at 06:38 am   commentComment [0]  pingTrackBack [4]

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