僕が参加する学会ですが、、
「骨粗鬆症」系が4つ:骨粗鬆症学会、骨代謝学会、骨形態計測学会、ASBMR(米国)
「変形性関節症」系が4つ:日整会総会、股関節学会、JOSKAS(膝関節学会)、OARSI(米国・欧州)
この中から6つぐらい選んで行っていますが、
これに単発ものが加わって、結局なぜか、年に10~15回ぐらい出張してます。
それが春と秋に集中して、連続出張となり、今回みたいな大変なことになります。
問題は、生産と発表のバランスが崩れることでして、
研究結果が出ていないのに発表だけやたらして、濃度が薄くなる、、
この現象はキャリアを積むほど「あるある」な現象でして、
最終的には自分では何も調査せず、レビューだけする状態になってしまいます。
バランスを考え直す時が来ました。今から考えます。
JOSKAS@札幌
2015/6/22
ついに終わりました! 7連続出張。
4/24から6/20の間に、富山(AO Knee Osteotomy)、東京(ISBM)、
シアトル、サンフランシスコ(OARSI)、神戸(日整会)、スイス(SCANCO)、
倉敷(骨形態計測学会)、そして札幌(JOSKAS)へと、毎週のごとく出張していました。
計画中から半ばわかっていましたが、、やはり体調を崩しましたね。失敗です。
特に2つの海外出張が応えました。しかし色んな事情で、この計画は避けられず。
これを1年中続けている人達って、たくさんいますよね。僕には無理です。
今は終わった安堵感で一杯です。これで次のステップに進める。
4/24から6/20の間に、富山(AO Knee Osteotomy)、東京(ISBM)、
シアトル、サンフランシスコ(OARSI)、神戸(日整会)、スイス(SCANCO)、
倉敷(骨形態計測学会)、そして札幌(JOSKAS)へと、毎週のごとく出張していました。
計画中から半ばわかっていましたが、、やはり体調を崩しましたね。失敗です。
特に2つの海外出張が応えました。しかし色んな事情で、この計画は避けられず。
これを1年中続けている人達って、たくさんいますよね。僕には無理です。
今は終わった安堵感で一杯です。これで次のステップに進める。
— posted by 千葉恒 at 07:00 pm Comment [0] TrackBack [1]
CKD+OP
2015/6/20
骨形態計測学会では、慢性腎臓病による骨粗鬆症の講演を、じっくり聞けたのが良かったですね。
慢性腎臓病(CKD)による骨粗鬆症の病態はかなり複雑でして、整理したいところですが、、
- CKDは高齢者での有病率が高く、多くの骨粗鬆症患者がCKDの影響を受けている可能性があり
- CKDの本質はリン負荷であり、骨粗鬆症による骨吸収がCKDを増悪させる因子にもなっており、
- 副甲状腺機能亢進症による骨吸収の増加が、高骨代謝回転型の骨粗鬆症を引き起こし、
- 皮質骨の多孔化や菲薄化が生じ、コラーゲンの劣化も伴い、骨強度は著しく低下し、
- ビスホスホネート製剤で治療する場合、代謝回転の過剰抑制、無形成骨症なることがあり、
- 骨粗鬆症を引き起こすもう1つの病態として、活性型ビタミンD3の低下があり、
- 活性型ビタミンD製剤で治療する場合、高カルシウム血症となりやすく注意が必要で、、
もう何だか、全然、整理できていないのですが、
とにかく病態の把握や治療の選択、副作用の管理は、簡単ではないです。
慢性腎臓病(CKD)による骨粗鬆症の病態はかなり複雑でして、整理したいところですが、、
- CKDは高齢者での有病率が高く、多くの骨粗鬆症患者がCKDの影響を受けている可能性があり
- CKDの本質はリン負荷であり、骨粗鬆症による骨吸収がCKDを増悪させる因子にもなっており、
- 副甲状腺機能亢進症による骨吸収の増加が、高骨代謝回転型の骨粗鬆症を引き起こし、
- 皮質骨の多孔化や菲薄化が生じ、コラーゲンの劣化も伴い、骨強度は著しく低下し、
- ビスホスホネート製剤で治療する場合、代謝回転の過剰抑制、無形成骨症なることがあり、
- 骨粗鬆症を引き起こすもう1つの病態として、活性型ビタミンD3の低下があり、
- 活性型ビタミンD製剤で治療する場合、高カルシウム血症となりやすく注意が必要で、、
もう何だか、全然、整理できていないのですが、
とにかく病態の把握や治療の選択、副作用の管理は、簡単ではないです。
— posted by 千葉恒 at 09:30 am Comment [2] TrackBack [0]
骨形態計測学会@倉敷
2015/6/19
もう2週前の話になっちゃいますが、
骨形態計測学会 というマニアック学会に参加するために、倉敷まで行ってきました。
骨の3大学会の1つで、残り2つの骨代謝学会、骨粗鬆症学会と違って、
骨構造解析の方法論について、ディープな議論がかわされます。
小さい学会ですが、骨の分野で著明な先生の講演が多く、
僕は個人的に非常に好きな学会です。
講演以外にも、共同研究のミーティングが2件、新しい共同研究の話も1件、
新しい解析技術の開発の話が1件、好奇心駆り立てられる楽しい時間を過ごせました。
10年ぶりぐらいに、大原美術館に立ち寄ろうと思っていましたが、
時間が遅くて入館できず、そのまま水路の岸を歩いていると、いい季節、天候で、観光客がいっぱい。
いい散歩ができました。
骨形態計測学会 というマニアック学会に参加するために、倉敷まで行ってきました。
骨の3大学会の1つで、残り2つの骨代謝学会、骨粗鬆症学会と違って、
骨構造解析の方法論について、ディープな議論がかわされます。
小さい学会ですが、骨の分野で著明な先生の講演が多く、
僕は個人的に非常に好きな学会です。
講演以外にも、共同研究のミーティングが2件、新しい共同研究の話も1件、
新しい解析技術の開発の話が1件、好奇心駆り立てられる楽しい時間を過ごせました。
10年ぶりぐらいに、大原美術館に立ち寄ろうと思っていましたが、
時間が遅くて入館できず、そのまま水路の岸を歩いていると、いい季節、天候で、観光客がいっぱい。
いい散歩ができました。
— posted by 千葉恒 at 04:16 pm Comment [0] TrackBack [0]
講演-3
2015/6/12
今年の講演その3です。
6月9日、長崎県医師会館で、長崎市臨床整形外科学術講演会という、
主に整形外科の開業医の先生に参加していただいている会で講演をさせていただきました。
タイトルは「再骨折予防のために私達ができること ー骨粗鬆症のリスク評価と薬物療法の使い分けー」です。
長ったらしいタイトルでしたね。いつもと比べると、臨床寄りの話です。
ひと言に骨粗鬆症と言っても、様々な病型があり、骨粗鬆症治療薬にも様々なものがあり、
病型に応じた薬物療法が必要であるということを、お話をさせて頂きました。
骨粗鬆症治療は、昔と比べると、かなり複雑な分野になっており、
皆さんの頭を整理しようとしましたが、逆に混乱させたと思います。
あとは、僕たちが春から始めた「再骨折予防外来」の紹介と、
いつものHR-pQCTの話をさせていただきました。
講演の機会を作って頂いた朝永先生と、会の準備に尽力いただいた樋口さまに御礼申し上げます。
お二人にはいつも良くしてもらっています。
6月9日、長崎県医師会館で、長崎市臨床整形外科学術講演会という、
主に整形外科の開業医の先生に参加していただいている会で講演をさせていただきました。
タイトルは「再骨折予防のために私達ができること ー骨粗鬆症のリスク評価と薬物療法の使い分けー」です。
長ったらしいタイトルでしたね。いつもと比べると、臨床寄りの話です。
ひと言に骨粗鬆症と言っても、様々な病型があり、骨粗鬆症治療薬にも様々なものがあり、
病型に応じた薬物療法が必要であるということを、お話をさせて頂きました。
骨粗鬆症治療は、昔と比べると、かなり複雑な分野になっており、
皆さんの頭を整理しようとしましたが、逆に混乱させたと思います。
あとは、僕たちが春から始めた「再骨折予防外来」の紹介と、
いつものHR-pQCTの話をさせていただきました。
講演の機会を作って頂いた朝永先生と、会の準備に尽力いただいた樋口さまに御礼申し上げます。
お二人にはいつも良くしてもらっています。
— posted by 千葉恒 at 05:09 pm Comment [0] TrackBack [0]
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