佐田先生がんばって

佐田先生の研究の方向性はだいぶ固まって、進行しているようで、安心しました。
今後の戦略について、僕と岡崎先生で、思いつく限りアドバイスしてきました。

時間はあると言えども、することは山のようにあります。
日本での研究のまとめ(2つ)、UCSFでのHR-pQCTの研究(3つ)、助成金の申請(2つ)
毎週のノルマであるHR-pQCTの論文の輪読会など、、

今回、佐田先生のお宅訪問をしてきたのですが、
僕のまったく知らない、大学からとんでもなく遠い街で、シェアルーム暮らしをしており、
留学する人が変われば、それぞれが面白い世界を開拓するなぁ、と関心してしまいました。

思うようにいかないことも、孤独も、少しの成功も、サンフランシスコは全てを
キラキラした素敵な思い出に変えてくれますよ。


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— posted by 千葉恒 at 10:34 am   commentComment [2]  pingTrackBack [0]

サンフランシスコ

シアトルでのASBMRとHR-pQCT users meeting 参加の後、
サンフランシスコに立ち寄りました。

春から留学を開始してまだ4ヶ月の佐田先生と研究ミーティング、ラボの仲間達に挨拶や、
留学時代に超お世話になった長尾先生、森岡先生、まささんにと会う事ができました。

ラボの同僚の1人は、宇宙関連の仕事に転職していました。楽しそうに新事業を語ってくれました。
ベイエリア(シリコンバレー)にいると、夢をもって生きている人に多く出会います。刺激になります。

もう1人の同僚は、助成金NIH-R01が採択され、HR-pQCTの新しい解析手法を5年にわたって開発することが決まりました。
内容を見せてもらいましたが、とても刺激を受けました。この人達と同レベルで競うことを目標にしています。

長崎では書類書類で煮詰まっていましたが、帰ってからまた新しい気持ちでやれるような気がしてきました。
海外出張のいい所ですね。体力とお金はなくなりますが、心はリフレッシュされます。

(僕にとってはサンフランシスコの家族みたいな仲間たちと@Mongolian Hot Pot)
(ラボに僕の顔写真がまだありました。)

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— posted by 千葉恒 at 10:25 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

スタバの街

シアトルはスタバ発祥の地ですが、たしかにスタバだらけ。

面白いスタバを知人が教えてくれました。
カフェと工場が合体してます。

Starbucks Reserve Roastery & Tasting RoomLink

アメリカ人の考えることは遊び心があっていいですね。





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— posted by 千葉恒 at 02:52 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

HR-pQCTミーティング

ASBMRに合わせて開催された、HR-pQCTのユーザーズミーティングに参加してきました。
今年でまだ第3回目で、ASBMR最終日の翌日に1日中にわたるプログラムが組まれています。

内容としては、
1)製造元であるScanco Medicalからのアップデート

第二世代HR-pQCTであるXtremeCT IIの計測アルゴリズムについて
特に閾値の激論がかわされました。これは永遠のテーマです。

2)健常人データ、基準値の作成

体格差の補正が主な論点でした。
人種による体格差が基準値に影響を与える可能性があります。
長崎大学でも健常人データの収集をまさに開始するところでしたので、グッドタイミングでした。

3)小児の撮影

私達は当面、小児の撮影を行う予定はないのですが、
いかにモーションアーティファクトを減らすかの工夫については、参考になりました。

HR-pQCTは1部位の撮影に2−3分ほどかかり、かつ解像度が非常に高いため
体の動きによって起きる画像のブレが問題になります。

長崎でもiPadを使ったコーチングや、撮影中のストレス低減などを行っていきたいと思いました。


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— posted by 千葉恒 at 03:00 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [1]

ASBMR@シアトル-2

ASBMR、今年の情報としては、

1) ビスホスホネートは糖尿病を有する骨粗鬆症患者にも効果がある
FIT study(アレンドロネート)とHORIZON study(ゾレドロネート)の膨大なデータから、
DM患者を抽出して解析したようです。DMは骨脆弱化の独立した因子ですが、
ビスホスはDMを有する骨粗鬆症患者にも効果があるという結論でした。

2) 非定型骨折(AFF)はアジア人に多い
カイザー・ノーザンカリフォルニアが、患者リスト約5万人から、ICD9 821 と 820 を抽出して、
X-ray checkしてAFFを探し出し、その特徴を調査していました。
カリフォルニアの特徴を生かして、white 65%、asian 17%という構成でした。
結果、AFFは68人で、AsianのHRが6.6でした。

3) デノスマブの10年成績
FREEDOM Extension study、10年のデータです。
BMDについては、L-spineで 21.7%、TotalHipで 9.2%と、プラトーのない持続的な増加。
素晴らしい結果ですね。しかし大腿骨のBMDを増やすのは容易ではないな。

4) アバロパラチドの骨折予防効果
テリパラチドとの比較試験の結果がでていました(ACTIVE study)。
椎体に対しては同程度ですが、非椎体骨折に対してはやや効果が高いという発表でした。

5) オダナカティブのサブ解析
LOFT study pahse3 のサブグループ解析の発表でした。世界同時の大型治験でして、
アジア人での結果が白人のそれと異なり、少々気になりました。今後、詳細を見ていきたいです。

6) ロモソズマブの骨強度増加作用
Phase2のQCTのデータを使って、椎体と大腿骨のボクセルベースFEAを行っていますした。
ロモソズマブ(210mg/monthly)はテリパラチドよりも特に大腿骨頚部で高い予測骨強度を有しているという結果でした。

7) 相変わらず質疑応答が聞き取れない
何を議論しているのでしょうか?わからないと悲しいですね。


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— posted by 千葉恒 at 08:24 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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